イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

今季も200億円超え⁉ マンチェスター・ユナイテッド、噂の大型補強3発は全部いきます?

メンフィス・デパイというオランダの逸材を早々に獲得したマンチェスター・ユナイテッド。 「このオフの補強は早期に終わらせる」とファン・ハール監督が宣言しており、6月に入れば二の矢、三の矢が次々と放たれそうな勢いです。イギリス紙「エクスプレス」は、プレミアリーグ優勝をめざすマンチェスター・ユナイテッドが夏に獲得する大物は3人だと報じています。

足し込むと、総額は1億1300万ポンド(およそ213億円)になるそうです。まずは1人め、一部報道では今日にも移籍が決まりそうといわれていたのは、ベンフィカ所属のアルゼンチン代表MFニコラス・ガイタン。サイドも真ん中もできるMFですが、彼を獲得するということは、クラブはディ・マリア放出の意向を固めたのでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドのオファー2120ポンド(約40億円)に対して、ベンフィカはポルトガル代表MFナニをつけてほしいといっていると伝えられており、報道からは早期に決まる気配は感じられません。レフティのガイタンは、ファン・ハール監督が以前から語っている「キャリックの代わりができる右利きの6番」ではないのは確か。パリかバイエルンにディ・マリアを売るというゴシップは、笑って済ませてはいけない話なのかもしれません。

さて、2人めの補強話にいく前にディ・マリアですが、私としてはぜひとももう1年やっていただいて、プレミアリーグで充分活躍できることを証明していただきたいのですが、あらゆる情報がクラブを離れることを予感させてくれます。パリ・サンジェルマンがアルゼンチン代表MFを獲るとすれば、残留すると明言したカバーニや、リヴァプールでプレミアリーグデビューすると噂されたパストーレなどの売却とセットでしょう。さすがに厳しそうですが、実現する可能性はあるのでしょうか。パリにただ売るよりもおもしろそうなのが、バイエルン・ミュンヘンとのトレード話です。

マンチェスター・ユナイテッドは、レアル・マドリードからディ・マリアを獲得した際の移籍金5970万ポンド(約103億円)を払ってくれることを条件としているといわれていますが、バイエルン・ミュンヘンとしては、当然安く済ませたいところ。イギリス紙「デイリー・ミラー」は、「シュヴァインシュタイガーかダンテとのトレード」として、差額だけ払う可能性があると報じています。ダンテはともかく、シュヴァインシュタイガーを出してもらえるなら魅力的です。ディ・マリアも、グアルディオラ監督の下でプレイしたいと語っているといわれており、金額的な落としどころさえ見つかれば、一気に決まるかもしれません。

話を戻しましょう。マンチェスター・ユナイテッドが狙っているといわれる2人めは、ゴンサロ・イグアイン。4200万ポンド(およそ79億円)は値が張りますが、ナポリでセリエA57試合30ゴールと結果を残したアルゼンチン代表の27歳は、即戦力として活躍してくれるでしょう。ファルカオをモナコに返し、ファン・ペルシにイタリア行きの報道があり、チチャリートも売られるといわれているなか、デパイ、イグアイン、ルーニーなら納得です。アーセナルは、イグアイン獲得には動かないのでしょうか。ジルーとイグアインを両方抱えるのは胸焼けがしそうですが、ヴェンゲル監督が「もっと安いFWでいい」というなら、ディ・マリアとFWを整理したお金でイグアインをご招待といきたいところです。

3人めに名前が挙がっているマルコ・ロイスは、デパイとアシュリー・ヤング、マタ、ガイタンまでいれば要りませんね…。100億円をここに張るなら、ポストキャリックと右SB、CBにかけていただきたいと思います。ドルトムントと契約延長した際に、マルコ・ロイスがバイアウト条項を外したことと、マルコ・ロイスが満足できるクラブで、かつお金が払えそうなクラブはマンチェスター・ユナイテッドしかないというのが根拠だそうですが、前の2つと比べると説得力がありません。イギリスメディア「メトロ」が伝えたこの憶測記事は、後が続かずに立ち消えると予想します。

ファン・ハール監督、勝負のプレミアリーグ2年め。既存戦力売却でお金が入ってくるとはいえ、昨季と合わせると最大で550億円近いお買い物になりますので、来年の今頃は、ぜひともプレミアリーグ優勝の喜びを味わわせていただければと思います。くれぐれも、「6番が足りなかった」などという同じ言い訳に終わることがないように…。(ニコラス・ガイタン 写真著作者/Шорох Сергей)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“今季も200億円超え⁉ マンチェスター・ユナイテッド、噂の大型補強3発は全部いきます?” への3件のフィードバック

  1. a より:

    ディマリアに関して同意見です。強盗未遂事件以降パッとしませんが、生活が安定すればプレーも加入直後に戻ると思うのですが、事件がトラウマとなってイギリスでの生活が嫌だと言うのならしかたないですね。
    キャリックの後釜ができて、尚且つ怪我が少ない(ここ大事!!)選手……うーん、誰でしょうか。
    あとはCBとRSBですよね。

  2. ゆうま より:

    シュバインシュタイガーは素晴らしい選手ですが、最近怪我勝ちなので
    同じく怪我勝ちのキャリックとのアンカーコンビはアルテタ&ディアビみたいな
    事にならないかと思ってしまいます。

  3. makoto より:

    aさん>
    マティッチでしょうか…(苦笑)。もとい、コケがいいと思います。

    ゆうまさん>
    私は、ケガが多いといわれる選手については、古傷があるなど明確な理由がない限りは気にしないことにしてますので、シュバイニー、ギュンドアン、ウェルカムです。

ゆうま へ返信するコメントをキャンセル