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「チェルシーから3人がプレミアリーグ内で移籍濃厚」と報道…モウリーニョさん、大丈夫!?

プレミアリーグ連覇に加えて、チャンピオンズリーグ制覇まで狙う来季のチェルシーにとって、この夏の戦力獲得・放出のプラスマイナスは微妙になるかもしれません。 かねてから噂のラダメル・ファルカオは、「BBC」「スカイスポーツ」がクラブ間合意と伝えており、南米選手権が終わり次第、獲得決定が発表される可能性が高まっています。ファルカオについての興味は、ジエゴ・コスタの控えで終わりかねないストライカーをチェルシーがどういう条件で迎えるのかと、クラブレベルでも代表でも輝いていない「エル・ティグレ(虎)」に復活はあるのか、です。コロンビアがベネズエラに敗れるという番狂わせとなった南米選手権初戦では、イギリス紙「デイリー・メール」が「見かけ倒し」「虎ではなく子猫以下」と酷評。スペイン紙「マルカ」に至っては、普段はなかなか見かけない10点満点中2点という最低評価でファルカオを戦犯扱いしていました。

昨季、プレミアリーグ26試合で4ゴールだったファルカオを獲るのは結構なギャンブルですが、一方で21試合7ゴールの第3ストライカーに移籍の噂があります。先発出場がわずか8試合だったロイク・レミーが出ていきたいといえば、チェルシーは容認するのではないかと報じられていますが、28歳のフランス代表をほしがっているのはサウサンプトン、クリスタル・パレス、ウェストハムなどプレミアリーグの中堅クラブ。チェルシーがウェストハムのエネル・バレンシアをほしいといえば、東西のロンドンでトレードとなる可能性があるともいわれています。「デイリー・メール」「デイリー・ミラー」など、複数のイギリス紙が「チェフ、サラー、ロイク・レミーはいずれもプレミアリーグ内での移籍成立濃厚」と伝えており、ライバルに選手を売るのを嫌がるモウリーニョ監督といえども、この流れは止められなくなるかもしれません。

レンタル先のフィオレンティーナで16試合6ゴールと活躍したサラーについては、フィオレンティーナは買い取りたい意向で、サラー本人はプレミアリーグ復帰を希望と割れているといわれています。スピードのあるドリブルが売りの「エジプトのメッシ」に関心を示しているのは、これまたロンドンのトッテナム。ポチェッティーノ監督が要求しているのか、レヴィ会長の趣味なのかはわかりませんが、トッテナムはドリブラーが好きですね。チェルシーは1月にクアドラードを獲得していますが、私にはシュールレやサラーのほうがよく見えます。トッテナムの右サイドにサラーが入れば、ラメラやタウンゼントよりも格段に得点力が上がるのではないでしょうか。「せめてフィレンツェに出してくれ」と声を大にしたいのは、チェルシーサポーターやグーナーばかりではないはずです。プレミアリーグ4位は外したくない北のクラブのサポーターたちも、一緒に合唱する気満々だと思われます。

そして最後にチェフですが、チェルシーのGKコーチであるクリストフ・ロリションさんまで「ガナーズ有利」と語っている状況。こちらは、サラーやロイク・レミーよりも高い確率でロンドン着地となりそうです。フランスメディア「RMC」によると、件のGKコーチは「彼の家族はイングランドが気に入っている。家族の幸せのために、彼自身もイングランドに残りたがっている。そうなると、プレミアリーグのトップクラブであり、ロンドンが本拠地のアーセナルが有利だろう。ペトルはプレミアリーグにおける完封試合数のレコードを破りたいと考えているんだ」とコメントしたそうです。クラブは、最終的には功労者の希望を受け入れるでしょう。アーセナルが自ら降りなければ、プレミアリーグ屈指のGKはノースロンドンのアイドルとなる見通しです。

以上、まとめると、「1-3=マイナス2」。最悪の場合は、マイナスの3は全員ロンドンダービーで敵として向き合うことになります。モウリーニョ監督は、来季に向けて2~3人獲得して選手層を厚くしたいと語っておりましたが、ストライカーとGKに関しては、穴埋めで終わるかもしれません。元々勘定に入っていなかったサラーはともかく、うまく使えばシーズン10ゴールもいけそうなロイク・レミーを失うのは痛いです。モウリーニョ監督は、常から3人のストライカーが必要といっておりますが、ジエゴ・コスタ、ロイク・レミー、イジー・ブラウンもしくはドミニク・ソランケというメンツではダメなのでしょうか…?

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“「チェルシーから3人がプレミアリーグ内で移籍濃厚」と報道…モウリーニョさん、大丈夫!?” への4件のフィードバック

  1. サッカー小僧! より:

    更新お疲れ様です。

    自分はないと思っていましたが、あながちそうも言いきれなくなってきましたね、チェフ獲得…、想像していた以上に、
    他クラブが獲得に積極的でないですね、PSGの噂はありましたが、シリグがいますからありえないでしょうし…、
    自分は、マンUが来るか、と思っていましたが、取らないということは、バルデスで行くということなのでしょう。

    正直、自分はチェフを非常に高く評価しており、ぶっちゃけクルトワじゃなくて、チェフでいいでしょ、って
    思っていた人間なので(もちろんチェルシーサイドからすると、将来的なことも考慮しての起用でしょうが)、彼のような
    スーパーなGKが来てくれることは大歓迎ですが、そうなると終盤戦無難にこなしたオスピナ、どうするの?って
    いうのを懸念しています、チェフを取るということは、当然スタメン確約でしょうから、それでオスピナ納得
    するのか???まぁまだ決まったわけではないですが、監督がうまくやってくれることを信じるしかないですね…。

    あと、チェルシーのレミー放出の噂には驚きました、確かにファルカオくるとなれば、レミーとしたら、出場機会
    などを考えると、移籍も考慮せざるを得ないんでしょうが、レミー取れるなら、アーセナル取ってしまえ!と
    思ったりします、というのも、一昨シーズンリバプールが手を引いた時も、自分はレミーとるべき!と思っていたので…。
    案外、決定力不足というチームのウィークポイントを考えると、こっちのほうが有益であるように思います。
    ただ、どうにも監督に、レミーを取る気があるようには思えないので(というか、そもそもCFを取る気があるのかどうか)
    またもや自分の願望に終わりそうな気もしますが、ファルカオ獲得から動きがあるでしょうし、その決定待ちでしょうか。

  2. M より:

    更新お疲れ様です

    本人達の希望を尊重しますが…やはり悲しいですねぇ
    彼らがチェルシーを出ても応援します
    …が…やっぱり悲しいですねぇ(;_;)

  3. より:

    チェフの望む条件的にアーセナルが最有力候補であることは間違いないでしょうから
    獲りに行かなくてどうするの?と思っています。

    もし獲りに行かなかったら「野心が無い」って煽られてしまうだろうし。

    —–
    ユベントスがオスカルにオファーしたみたいたですね。
    2500万ユーロ。チェルシーは3000万ユーロ要求してるため決まる可能性高いです。

    フィオーレンティーナのサラーはフィオーレ側は1300から1500万ユーロなら買い取ると言ってます。
    ジュゼッペロッシが復活したため絶対必要な補強かは微妙です。マリオゴメスを売却できればサラーの可能性もあり得る。

  4. パチ より:

    チェフがアーセナルか…。
    チェルシーファンとしては悲しいですけど、功労者にはやはりそれなりの配慮があってしかるべきだと思うので仕方ないですね。

    しかしアーセナルがチェフ獲得となるとでかいですね…。
    アーセナルはセットプレーで高さにあっさりやられてしまことが多いし、正直ベンゲルはセットプレーにおける守備の組織作りは下手なのかなと感じるのでハイボール処理の上手いチェフの加入はでかいなと。今までパンチングで処理だった所がキャッチ出来ればそこからカウンターという戦術の幅も生まれるし…。
    もしかしたらモウリーニョがアーセナルはNOと言ってたのはアーセナルより確実に上だと思っていたセットプレーにおける高さという点が埋められちゃうからかも…?

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