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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ズラタンが先か、それとも…マンチェスター・ユナイテッドがエリック・バイリー獲得にリーチ!?

「私の将来については、7日に話すよ。夏の大きな“爆弾”さ。ファンタスティックなビッグクラブだ。みんな楽しんでくれ」。ズラタン・イブラヒモヴィッチの発言から、行き先はマンチェスター・ユナイテッドかACミランに絞られたとみていいでしょう。プレミアリーグにチャレンジか、長年プレイしたセリエAか。「爆弾」という言葉にふさわしいのはミランですが、中国への株式買収が決まらないなか、電光石火の移籍交渉が進んでいるような報道は聞こえてきません。

大半のメディアが「次はモウリーニョ監督とタッグを組む」と伝えていますが、マン・ユナイテッドの新指揮官には、もうひとり獲得すると決めた選手がいるようです。ビジャレアルのコートジボワール代表DFエリック・バイリー。プレミアリーグファンの方に紹介するなら、「リヴァプールとのヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグに出場していたCB」、あるいは「アーセナルがガブリエウ・パウリスタを獲得したときに後釜として連れてきた選手」といえばいいでしょうか。22歳と若い選手ですが、昨季はリーガ・エスパニョーラで25試合に出場しており、ライバルのマンチェスター・シティも注目している逸材です。2015年にはコートジボアール代表の3バックの右に入り、アフリカネーションズカップ優勝に貢献しています。

スペインの「Cadena SER」は、「マンチェスター・ユナイテッドが、バイアウト条項の設定金額である4000万ユーロ(約49億3000万円)の支払いに合意」と報じたのに対し、イギリスメディア「スカイスポーツ」は、バイアウト条項は存在せず、マン・ユナイテッドは3000万ポンド(約46億5000万円)を用意と情報が錯綜しています。運動量が豊富で足元が巧みな選手でもあり、右SBもこなすあたりはいかにもペップ好み。昨季のオタメンディに続いてマン・シティに持っていかれるのではないかとそわそわしますが、本命モウリーニョといわれているのは、ご本人の発言があるからでしょう。

「少年時代から、マンチェスター・ユナイテッドのことは知っていた。ユナイテッドに入れるとしたら、それは夢の実現。断れない話というものがあることを、ビジャレアルも知っている」

契約解除金を満額出すというスペインからのニュースが事実だとすると、バイリー本人以上にビジャレアルにとって「断れない話」ではあります。彼らの報道では、ビジャレアル側には当初2000万ユーロ(約24億7000万円)が支払われ、その後の成果次第で最大4000万ユーロに達する契約となるとのこと。エスパニョールから520~570万ユーロ(約6億4000万円~7億円)で獲得した選手を最大7倍となるお値段で売れるなら、出すほうにとっても悪くない話です。

スペインメディアは「クラブ間は合意しており、バイリー自身とマンチェスター・ユナイテッドの交渉がまとまれば決まり」と主張し、イギリスでは予断を許さないといわれていますが、「来季もヨーロッパリーグですが…」といわなければならないプレミアリーグ5位クラブだけに、早く決めてほしいところです。今週中にイブラヒモヴィッチとバイリーの獲得が発表され、モウリーニョさんが夏のマーケット終了宣言などしたら、これは盛り上がります。2年めとなるデパイ、シュナイデルラン、シュヴァインシュタイガー、ダルミアンがプレミアリーグにフィットし、セントラルMFと最終ラインの連携向上と直線的な攻撃への戦術シフトがうまくいけば、マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ2016-17シーズンの優勝候補に名乗りを上げられるのではないでしょうか。本日、7日。身体能力に長けた2人の選手に関する朗報が流れてくることを期待しております。(エリック・バイリー 写真著作者/Ben Sutherland)

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“ズラタンが先か、それとも…マンチェスター・ユナイテッドがエリック・バイリー獲得にリーチ!?” への4件のフィードバック

  1. グローリーグローリー より:

    スモーリングのパートナーはリオのように頭でディフェンスするタイプの選手の方が良い気がしますが、この選手はどうなんでしょうか。その点、ブリントは良い相方でしたね

  2. ゆうま より:

    リーガ産のCBってあんまり良いイメージないです
    オタメンディもそうですけどあれだけリーガで良かったガブリエルもあのザマですし、、、

    —–
    あかさたなさんも仰っている通り、リーガとプレミアではDFに求められる条件が違うので
    フィットさせるのに時間がかかる場合が多いのではないでしょうか
    フェリペ・ルイスはPLでアルデルヴァイレルトはリーガで一年で戦力外とされ
    放出されましたが双方能力的には疑いのない選手達です

    フェリペ・ルイスを見切ったモウリーニョは選手の見切りが早く、選手の将来性より
    今の成績を再優先しますので、バイリーも年内に目処が立たなければ戦力外とされる
    可能性が高いのではと危惧しています

  3. トト より:

    獲得発表しましたね。
    昨夏のように、ダブル獲得でラポルテかストーンズの若手か、ヴァランの噂もあるので
    ぜひ獲得に期待してます。

  4. makoto より:

    グローリーグローリーさん>
    彼の売りはフィジカルとスピードですね。副キャプテンとの相性は何ともいえません。

    あかさたなさん>
    言葉の問題が大きいんですかね。オタメンディ、ガブリエウともプレイに戸惑いを感じます。

    ゆうまさん>
    若い選手なので、そこまでのスピード感で戦力外と判断するまではしないのではないかと、期待も込めて思っております。

    トトさん>
    フィル・ジョーンズをどう評価するのかにもよりますが、後ろをもうひとりいってもおかしくないですね。

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