イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

熱きマンチェスター!マン・シティはジンチェンコ獲得、マン・ユナイテッドにマチュイディ…⁉

マンチェスター・シティがギュンドアン、ノリートに続く3人めの新戦力獲得を発表しました。オレクサンドル・ジンチェンコという名前を聞いてもピンとこない方も多いと思われます。ロシアプレミアリーグのウファに所属していた19歳のMFは、昨季後半戦からレギュラーに定着して24試合2ゴール。2015年10月にはウクライナ代表デビューを果たし、5月に行われたルーマニアとの親善試合では、代表2戦めで早くもゴールを挙げています。19歳214日でのゴールは、あのアンドリー・シェフチェンコを超えるウクライナ歴代最年少記録。ユーロ2016でもグループリーグ3試合に出場しており、ドルトムントがムヒタリアンの代役として狙っていたと報じたメディアもあったほどの期待の逸材です。

ユーロのウクライナは観ていたものの、ジンチェンコには注目しておらず、今回プレミアリーグに来ると聞いて慌ててプレイをチェックしました。危険なFKを蹴り込んでくるレフティは、マタに似ているように思います。マン・シティ所属の19歳といえば、昨季ひと足先にプレミアリーグデビューを果たした「イングランドのメッシ」ことパトリック・ロバーツがいますが、どちらが先にチームになくてはならない選手になるのか、楽しみにしながら見守りたいと思います。レンタル先のセルティックで11試合6ゴールと爆発したロバーツと、既にウクライナ代表でトップクラスの選手たちと戦っているジンチェンコは、なかなかいい勝負なのではないでしょうか。

ノリート、ギュンドアン、ジンチェンコのマンチェスター・シティに対して、バイリー、イブラヒモヴィッチ、ムヒタリアンならマンチェスター・ユナイテッドは決して引けを取っていないでしょう。しかもモウリーニョ監督のチームには、4人めの獲得候補として素晴らしい選手の名前が挙がっています。「メトロ」「ザ・サン」という怪しいコンビが流した状況証拠のみの微妙な情報ではありますが、パリ・サンジェルマンのセントラルMFブレーズ・マテュイディが、ユーロを戦っているフランス代表を一時的に離れ、イングランド入りしたと伝えられました。件のメディアが行き先がマンチェスターと推測したのは、マチュイディの代理人がイブラヒモヴィッチやムヒタリアンと同じミーノ・ライオラさんであることと、モイーズ監督時代にプレミアリーグに引っ張ってこようと画策した経緯があるからではないでしょうか。

日本の某メディアの方、これだけの情報で「フランス代表MFとの契約に近づいている」とは書き過ぎですって!とツッコミを入れつつも、サポーターとしては「怪しいけれどおもしろい話」ではあります。サンテティエンヌから2011年の夏にパリに移籍して5シーズン。公式戦237試合出場、リーグアン167試合20ゴールでパリの4連覇に貢献したセントラルMFは、運動量の豊富さと長短の決定的なパスを出せるセンスに定評があり、プレミアリーグとの相性は悪くないでしょう。以前からポグバの買い戻し希望と報じられているマンチェスター・ユナイテッドが、より移籍金がかからないマチュイディに鞍替えしたという話は結構リアルですが、契約が2年残っているためこちらも相当な移籍金となりそうです。

とまあ、いろいろ妄想してはみたものの、何しろ「メトロ&ザ・サン」です。ブリントやシュヴァインシュタイガー、フェライニらの処遇を心配するのは、BBCやスカイスポーツが触り出してからでいいでしょう。事実だったとしても、ユーロが終わらなければ先に進まなそうな話よりも、「リヴァプールの条件をすべて呑むと報じられたクリスタル・パレスのベンテケ獲得」「ファン・ペルシがロンドンに戻りたいなら、レスターよりもウェストハム?」「ウェールズのロブソン=カヌはレスター?エヴァートン?」「沈黙のアーセナル…」あたりのほうがより手前にある関心事です。ベンテケは、早そうですね。マンチェスター勢のマッチレースともども、成り行きに注目です。(ブレーズ・マテュイディ 写真著作者/Илья Хохлов)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“熱きマンチェスター!マン・シティはジンチェンコ獲得、マン・ユナイテッドにマチュイディ…⁉” への6件のフィードバック

  1. ひろと より:

    沈黙のアーセナル。。。悲しい響きです。
    世間の関心事がすっかりマンチェスター中心になっててしまって寂しいこの頃です。

  2. ジウベルト より:

    前線の補強もないし、余剰人員放出もないし、本当の沈黙のアーセナルですね。枚数が足りないCBだけは補強しないと拙いでしょうね。

  3. queen より:

    アーセナルの沈黙は好例ですからね。そして最後まで黙ったままというのも珍しくないという。
    継続熟成路線は好きですが、前線と最終ラインに一枚ずつくらい補強しても罰は当たらないのでは、というのがサポーターの共通認識でしょうか。

  4. makoto より:

    ひろとさん>
    例年、この時期でももっといろいろ話(ゴシップ含めて)はありましたよね。裏で動いていればいいのですが。

    ジウベルトさん>
    CB、そうですね。後ろの選手は、全く聞こえてこないですね。

    queenさん>
    わかります。ユーロで残っているチームには、前も後ろも獲れそうな選手は残っていないので、何かニュースがあってしかるべきなのですが…。

  5. おハム より:

    ファン・ペルシーがウェストハムにくる確率は低そうです。
    もし来ても、ファン・ペルシーだったらキャロルの方がいいですねー。

    マンCとマンUには滑ってもらいたいですね、事が上手くいきすぎてて腹が立ちます笑

  6. makoto より:

    おハムさん>
    クリスタル・パレスがベンテケを獲ったら、ロンドン希望のファン・ペルシはどうするのでしょうね。土壇場でハマーズ、はないでしょうか。お買い得案件だと思います。

おハム へ返信するコメントをキャンセル