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マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マンチェスター・ユナイテッドがリンデロフの移籍を発表!エヴァートンはピックフォード獲得合意!

ンチェスター・ユナイテッドが、ベンフィカのヴィクトル・リンデロフ獲得を発表しました。「スカイスポーツ」によると、22歳のスウェーデン代表CBとの契約は4年で、移籍金は3070万ポンド(約43億円)。リンデロフのパフォーマンスによって、インセンティブが880万ポンド(約12億3000万円)乗る契約になっているとのこと。ズラタン・イブラヒモヴィッチが将来は代表の中心選手になると絶賛している逸材は、レギュラーとしてフルシーズン活躍したのは昨季が初めてです。経験値という面では心もとない選手は、プレミアリーグに早期にフィットできるでしょうか。

「ベンフィカで素晴らしい時を過ごし、多くのことを学んだけど、モウリーニョ監督の下でマンチェスター・ユナイテッドでプレイするのが待ち遠しい。より多くのトロフィーを獲得するべく、チームに貢献したい。プレミアリーグでプレイするのが夢だった。it’s a dream come true.」(ヴィクトル・リンデロフ)

187cmの長身ながら右SBもできる器用な選手で、判断スピードの速さは守備戦術に長けた指揮官を満足させることができると思われます。バイリーの2CBか、あるいはロホを加えた3バックか。マンチェスター・ユナイテッドが8月に披露する新布陣に注目しましょう。

さて、ここからはクーマン監督のエヴァートンに関する移籍ニュース3連発です。「スカイスポーツ」が、メディカルチェックを残すのみと報じているのはサンダーランドの若き守護神ジョーダン・ピックフォード。エヴァートンが支払う移籍金は2500万ポンド(約35億円)で、出場試合数が握ったラインを越えればさらに500万ポンド(約8億円)が加わる契約だそうです。昨季プレミアリーグで最下位だったサンダーランドで孤軍奮闘だったGKは、ジャック・バトランドとイングランド代表のレギュラーを争うことになるでしょう。名手ハワードがクラブを去った後、ステケレンブルクとロブレスではもの足りなかったエヴァートンは、今後10年はゴールマウスの心配をしなくてすむのではないかと思われます。

「BBC」が報じた最前線の補強は、スペインのマラガに所属するサンドロ・ラミレス。プレミアリーグ25ゴールの大黒柱ロメウ・ルカクとは打って変わって175cmもない小柄なストライカーですが、正確なシュートとタイミングよく合わせるヘディングに定評がある選手です。2016-17シーズンのリーガ・エスパニョーラでは、30試合14ゴール。フィジカルの強さを求められるプレミアリーグにフィットするのに時間がかかるかもしれませんが、4月頭から7試合7ゴールと素晴らしいラッシュを見せたように、ひとたびはまれば前任者に負けない決定力の高さを発揮してくれるはずです。信頼性の高いメディアが「メディカルチェックのためにマージ―サイドを訪れた」と報じており、正式な入団発表までにさほど時間はかからないでしょう。

さらに中盤には、アヤックスからオランダ代表MFダビ・クラーセンを呼び寄せるようです。エールディヴィジで33試合14ゴール10アシスト。ファイナルに進出したヨーロッパリーグでは13試合2ゴール2アシストとチームに欠かせない選手だったクラーセンが、移籍金2000万ポンド(約27億8000万円)はお買い得です。4シーズン前にアヤックスからトッテナムに移籍したクリスティアン・エリクセンを彷彿とさせるMFは、プレミアリーグのデビューシーズンから強豪クラブに注目される存在になるのではないかと期待しています。「デイリー・ミラー」が10日以内に決まると胸を張るこのディールも、すんなり決まるのではないかと思われます。

クーマン監督は、充実したオフシーズンを過ごすべく早期に新戦力を合流させようとしているのでしょう。「ルカク抜きでもTOP4」をめざすエヴァートンはどこまでやれるのか。プレミアリーグ2017-18シーズンは、昨季にも増して激しいバトルが繰り広げられることになりそうです。(ジョーダン・ピックフォード 写真著作者/Sven Mandel)

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“マンチェスター・ユナイテッドがリンデロフの移籍を発表!エヴァートンはピックフォード獲得合意!” への3件のフィードバック

  1. エバートン より:

    そう簡単には獲れなさそう選手達ですがどうなるのかファンとしてはワクワクしてしまいますね。
    ピックフォードはすぐに活躍できるかは分からないですが、ロブレスとステケレンブルグが残留してくれるなら心配なさそうですね。

  2. makoto より:

    エバートンさん>
    メディアの論調が力強いんですよね。2人獲れただけでも盛り上がりますね。

  3. toto より:

    管理人様のプレミアの各クラブに対する知識は思慮深く分析的な見解も鋭くとても興味深く見させていただいております。

    ユナイテッドは仕事が早くてリヴァプールファンからしたらうらやましいですw
    CEOのエド・ウッドワード氏はビジネスの本場のアメリカの投資銀行で辣腕を振るったビジネスのプロですが、ユナイテッドのCEO就任当時はサッカークラブの経営や編成については素人だと色々批判されましたが、素晴らしい経営者だと思いますねー
    アディダスとの天文学的な契約、GMとの巨大な胸スポンサー契約、アジアやアメリカにおけるユナイテッドのマーケティング戦略などほんとCEOとしては敏腕すぎますw
    一度は落ちたクラブ資産価値ランキングで再び1位の栄冠に返り咲きさせるなど、ユナイテッドのブランド価値を再び高めてますね。ほんと金儲けが上手いですね。

    リヴァプールの新CEOもエドのような敏腕であってほしいものですw

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