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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

左SBにはロバートソン、ファン・ダイクとナビ・ケイタは厳しい…リヴァプールの補強最新事情!

今となっては、リヴァプールサポーターの前でこれをいうのは勇気が要りますが、2014年にアルベルト・モレノがアンフィールドに来たとき、私は過剰に期待したのです。何しろセヴィージャブランド。ブレンダン・ロジャース監督が希望したとおりの左サイドのスペシャリスト。22歳でプレミアリーグに参入した成長株が、年を追うごとに評価を下げるなどということは想像できませんでした。しかし、残念なことにスペイン人SBは放出候補の一番手とされており、ミルナーをコンバートしたポジションには新戦力獲得の噂が絶えません。

「デイリー・メール」「デイリー・ミラー」は、ハル・シティの左SBアンドリュー・ロバートソン獲得の可能性を報じています。昨季プレミアリーグで33試合1ゴール。マルコ・シウヴァ監督の信頼を得て使われ続けた23歳は、ニューカッスル、バーンリー、ウェストハムからも狙われているようです。果敢にドリブルで仕掛けることをやめない攻撃的なSBは、スコットランド代表でも主力としてプレイしており、クロップ監督の求める資質を備えているように見えます。800万ポンド(約12億円)といわれる移籍金は、レッズがアルベルト・モレノの値段として掲げている1500万ポンド(約22億円)と比べれば明らかにお買い得。フラムのライアン・セセニョンが新契約を結んで残留となった今、プレミアリーグを知るSBがレッズの重要なターゲットとなっているようです。

一方、サポーター待望のナビ・ケイタは、ファン・ダイクと同様に難しくなっています。昨季ブンデスリーガで31試合8ゴールという数字を残し、ライプツィヒ躍進のシンボルとなった中盤のダイナモは「ライプツィヒでパフォーマンスのレベルを上げ、その後はレアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・シティのようなメガクラブに行きたい」とコメント。プレミアリーグからの攻勢を警戒したライプツィヒは、8000万ユーロ(約102億円)以下では手離さないとしており、レッズが用意したといわれる5700万ユーロ(約71億円)は他の用途で使われることになりそうです。「talkSPORT」が、10年の長きにわたってクラブに尽くしてくれたルーカス・レイヴァに、トラブゾンスポルが220万ポンド(約3億2000万円)のオファーを提示したと伝えているなか、ユルゲン・クロップ監督はもうしばらくセントラルMFの強化プランを悩むことになりそうです。

「ファン・ダイク、ケイタ、ムバッペはいずれも難しい。サウサンプトンとライプツィヒは選手を売り物と見做しておらず、金額的な問題ではない」「アルベルト・モレノが移籍を受け入れればロバートソン獲得の可能性が高まる」「ナサニエル・クラインはファイナルサードで相手に脅威を与えていない。アレクサンダー・アーノルドは姿勢が素晴らしく、エキサイティング」「アーセナルはチェンバレンは売らないといっているが、新契約を締結できなければ躊躇せず売ると思う」。レッズの内情に精通した「リバプール・エコー」のジェームズ・ピアス記者は、ロングインタビューに応じて補強の進捗や選手たちの状況について解説。「ユルゲン・クロップがあとひとつだけサインするとしたら、誰にいくら払うだろう?」という問いには、「トップクラスのCB。ファン・ダイクがダメなら6000万ポンドでナポリのクリバリ」と返しています。ソランケ、モハメド・サラーの次は左SBか、CBか。チャンピオンズリーグとプレミアリーグの両立をめざして強化を進めるリヴァプールに動きがあれば、随時お伝えいたします。(アンドリュー・ロバートソン 写真著作者/dom fellowes from UK)

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“左SBにはロバートソン、ファン・ダイクとナビ・ケイタは厳しい…リヴァプールの補強最新事情!” への13件のフィードバック

  1. K より:

    ドイツ語読めないのでヴェルト紙の英語翻訳を読みましたけど、ご指摘の件は去年の夏の話ですね
    ESPNのGabriele Marcottiからケイタとレッズが給与、契約年数で個人合意に至ったとの報道で
    ライプツィヒがコンラッド・ライマーというケイタと同じ中盤とサインしたことから現地は盛り上がり始めました
    あとはファンダイク同様にクラブ間合意を勝ち取れるかで、2人とも£60m~70mで獲得したいです
    チェンバレンはケイタの代役ではないとの見解でやはり右SBとして気長に考えてると思います
    ケイタの代役はおそらくマックスマイヤーで良い選手ですが、ファンダイクの代役クリバリは不要でどうしても彼が欲しいです
    ファンダイクは来るとしてもロヴレン同様に8月くらいでしょうし確定の報道が出るまで見守っていきます

  2. makoto より:

    Kさん>
    すべて、つい最近の報道から紹介しています。この夏はケイタとレッズが合意という報道は一切なく、「獲りにいったけど厳しい」の一色です。検索ではなく毎日チェックをしており、書くときは日付も確認しているので1年前の情報を伝えてしまう可能性は限りなくゼロです。

  3. what a hit より:

    リバプールってなんで弱点部分に金かけないんですかね?笑
    最終ラインにはミルナー、マティプというフリーの選手使ってるし。
    補強した選手もカリウスで、更に補強しようとしてるのがロバートソンというどちらも二流の格安物件。
    ダイクは茶番劇で終わりそうだし、サラーにしろケイタにしろ金かけるところそこですかね?笑
    まだまだマーケットは開いてますし、この評価が時期尚早であることを願います!

    —–
    欧州主要リーグでなくとも金を稼ぎたい、世界の頂点に立つようなメガクラブに行きたいなど選手の価値観は全く否定しません。ただ、リバプールには「リバプールでプレーしたい」という選手に来て欲しいです。だからケイタは要らないかなぁ(笑)。僕がファン・ダイク獲得を強烈に願うのは、どんなクラブでも欲しがるワールドクラスの選手が、よりによって(笑)レッズに来たいと言っているとの噂を聞き、空中戦に勝利しすぎて頭がおかし×なったのかと疑いつつ、激胸アツの気持ちを感じたからです。だから来てくれるなら1年でも1年1ヶ月でも待ちたいですね。。
    そして僕が驚いているのは”あの”FSGが1人の選手に£50m以上出そうとしているのが信じがたい驚きです。本当に£70mなんて支払ったらリバプールがビッグクラブの仲間入りしちゃうよ?とドキドキしてます笑。
    モレノは僕の素人目で、思い切りの良さとコウチーニョなどとの連携の良さの攻撃面が良いなと思っているのですが、ウィンガーにコンバートなどは僕が考える以上に難しい、もしくはそこまでの選手じゃないのですかね?

    P.S. おはむさん、賛成して頂いてありがとうございます。人違いです。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    コウチーニョ、マネの控えが若手しかいないWGは弱点ですよ?来季はコウチーニョを中盤に移す話もありますし。
    それに弱点部分にお金かけないってファンダイクに使おうとしてるじゃないですか?
    逃しても他の一流のCBに動くって話ですし。
    ミルナー、マティプへの言及もよく分かりませんし、リバプールの試合どうせ見てないんでしょうけど無茶苦茶なコメントですね。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    フリーの選手って基本的にそのチームで給料以上の働きをしない選手やパフォーマンスが悪かった選手が95%です。
    なので、ミルナーとマテップに関して、私はwhat a hitさんに賛成です。

    —–
    現時点では事実としてリバプールはディフェンスにまともな補強をしてないので、これからの補強に期待します!って話ですよ。だからこそ時期尚早であることを願うってコメントをしたわけで。
    実際に、ここ数年リバプールは守備面がアキレス腱となっていてずっと改善されていないというのが私の評価。
    そこをおざなりにせず、ちゃんと補強すべきっていうのはそんなに滅茶苦茶な主張ですか?
    ミルナーのコンバートなんて弥縫策、苦肉の策だと思ってます。

    ただの一意見に対して、どうせ試合見てないとか滅茶苦茶だとかなんで喧嘩腰なのかはしらんが、まともな読解力もないならわざわざ突っかかってくんなよバカ

  6. This boy より:

    ミルナー、マティプに対して「フリーだから」と言って文句をつける人は初めて見ましたね笑
    もちろんそういう意見もあるのでしょうが、この2選手に関しては代表不動のレギュラークラスですし、フリーになったのは前所属クラブへ不満があり契約延長を拒否したからです。確実に言えることはミルナー・マティプは「95%」に当てはまる選手ではないということです。昨年パリからマンチェスターへやってきた神も同様でしょう。

  7. This boy より:

    カリウスが「二流の格安物件」というのには少し疑問を感じます。たしかに1617では期待を遥かに下回るパフォーマンスで、正直失望させられた感はあります。ですが補強した時点での評価は、ベルント・レノ、テア・シュテーゲンに並ぶドイツ人若手GKの注目株だったと思います。移籍なんて結果論ですから、今はふまん

  8. This boy より:

    カリウスが「二流の格安物件」というのには少し疑問を感じます。たしかに1617では期待を遥かに下回るパフォーマンスで、正直失望させられた感はあります。ですが補強した時点での評価は、ベルント・レノ、テア・シュテーゲンに並ぶドイツ人若手GKの注目株だったと思います。移籍なんて結果論ですから、今は不満に思っている人も多いとは思いますが少なくとも彼を獲得した時点では間違った選択ではなかったと思います。
    「二流の格安物件」の補強は、私も今までならやめて欲しいと思っていました。しかしクロップ監督というピースを考えると、ワクワクの方が勝ります。レバンドフスキ、オーバメヤン、香川、ムヒタリアンなどドルトムントに移籍するまでは誰も知らなかったような選手達をあれよあれよという間にワールドクラスへと育て上げてしまう監督です。ですので、そこは長い目で見てもらえればよろしいかと。長々と失礼いたしました。
    ※1つ前のコメントを途中で送信してしまいました。申し訳ございません。

  9. おはむ より:

    ミルナーは彼の希望するポジションでプレー出来ずに移籍しました。 つまり、彼は本職のポジションでは戦力外でした、なのでクロップがSBにコンバートした時、ミルナーはかわいそうだ とか 大丈夫なのかと不安の声が上がりました。
    マテップはモチベーションで抜けた残りの5%です。
    カリウスは二流の格安物件感ありますけどね。
    前所属クラブの格は一流ではなく、彼の実力とも一流と二流の瀬戸際でした。ポジショニングを見た時安定感と言われたら?がつく選手でしたし
    なので、サッカーを観てない奴だとか、ここまで叩かれること言ってないですし、よくフットボールを観ている方だなとも思いましたよ。

    あくまで、現地の生のフットボーラーと試合を観戦し、沢山の議論をした上で 私なりの考えですが…

    人それぞれ考えを持つのは素晴らしい事ですが、カッとなって攻撃的な言葉遣いをするのはよくないです。
    油を注ぐような事を言って管理人さんには申し訳ないですが…

  10. グッチ より:

    更新お疲れ様です。
    全然この記事とは関係ないですが、リヴァプールファンけっこうこのブログ多いのでしょうかね?レッズの記事は特にコメントの数が多い気がします。自分も含めてですが(笑

  11. ルタレック より:

    Kさんの話は合っていると思いますよ。おそらくKさんが言うご指摘の件とはメガクラブに行きたいとコメントしたところの事だと思います。あれは去年に言った事らしいですよ。ただ注目をしてもらう為に今年言ったかの様に載せてるだけだと思います。

  12. makoto より:

    Kさん>
    「ケイタとレッズが合意という報道は一切なく、」→「私が拾っているメディアのなかには、が抜けていました。すみません。Kさんが「こういう情報がある」とおっしゃったことを否定するものではありません。ただし、リヴァプール・エコーのレポーターが「ライプツィヒは売らない。ケイタは難しい」と語っていたのは事実です。

    ルタレックさん>
    6月28日の「スカイスポーツ」が「Naby Keita admits he would like to play for Manchester City」という記事を載せています。私の読み方が間違いなければ、ライプツィヒを2位に押し上げた今も2~3年後にビッグクラブに行きたいという野望を持っていると紹介されています。1年前と最近の2つの話が紹介されているという認識ですが、いかがでしょうか。

    みなさま>
    この場での議論はいつも大変興味深く、盛り上がるのは歓迎なのですが、お互いに対する罵詈雑言の類は控えていただければと思います。みなさん、クラブが好きで、選手が好きで応援されているので、選手をくさすようなネガティブな言葉遣いに反応されるのだと思います。言葉狩りをしたいわけではありませんが、ネガティブなことを書くなら極力事実や報道などの根拠を添えて、主観的にいうときは応援しているファンの方に配慮していただければ助かります。

  13. makoto より:

    みなさんのご意見に関する私の意見を簡単に。

    ロリス・カリウスに関しては、This boyさんの見解と同様に「ドイツでは注目株として紹介されていた」という記事を以前に書いています。ティム・ハワード、デ・ヘア、ブラボは初年度に苦しんでおりますので、カリウスも2年め以降に真価を発揮していただければと期待しております。

    フリーの選手の多くが評価を下げて再契約を結べなかったのは確かですが、そうではない選手も多く存在すると思います。必ずしも「評価が下がった=次のクラブでも活躍できない」というわけではない、ということですね。ミルナーについては、マン・シティの最終シーズンで32試合に出場しており、「便利屋的扱いではあったものの、クラブには重宝されており、他クラブで常時出場するようになれば活躍する可能性は高かった」という認識でした。ご本人も、「評価は感じているが、月間MVPの後にベンチを温める時間が続くなどということがあった」「いいプレイをすればレギュラーとして使われるクラブに行きたかった」とおっしゃっており、レッズでの2年は実り多い時間だったのではないでしょうか。

    まだ6月が終わったばかりですので、クラブの補強の進捗についてネガティブに見なくてもいいのではないでしょうか。私は、「フリーで獲ったズラタンが前半戦でノーゴールが続いて上位に引き離された」「バレンシアSBという当初は”苦肉の策”と思われたプランが当たってタイトルを3つ取れた」「プレミアリーグで54ゴールと、明らかに前線が課題なのに、今のところビッグネームをひとりも獲っていない」といういい方ができてしまうクラブのファンですが、これらについて、今どうこういわなくてもいいと思ってます。熱くなりつつもネガティブな方向にヒートアップしすぎず、有意義なコミュニケーションをさせていただければうれしいです。

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