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エデン・アザール残留、クルトワはマドリードへ⁉ チェルシーの移籍最新トピックス!

ファン・ダイクはトランスファーリクエストを提出し、公然とクラブを批判しました。アレクシス・サンチェスは前年とは別人のようなパフォーマンスに終始し、アーセナルの低迷の要因となってしまいました。フェリペ・コウチーニョはプロフェッショナルに徹し、プレミアリーグ14試合7ゴールという結果を出しました。1年前、夏の高額ディールが破談となった選手たちは、冬には全員意中のクラブに移籍することになりました。引き留めても、結局出ていく…プレミアリーグ残留濃厚といわれるチェルシーのエデン・アザールは、どんなプレイを披露し、その先でどんなキャリアを選択するのでしょうか。

レアル・マドリードの1億5000万ポンド(約219億円)という強烈なオファーに対して、チェルシーは2億ポンド(約292億円)を譲らず、世界王者は関心を失ったと報じられています。2015-16シーズンに極度のスランプに陥り、ラスト5戦までノーゴールという経験がある選手だけに、ワールドカップ出場による疲労の蓄積とモチベーションの低下が懸念されます。とはいえ、アザールは「決めるのはチェルシー」と契約最優先の姿勢を見せており、クラブのために全力を尽くしてくれるのではないかと思います。来年の夏には契約が残り1年となり、憧れの白いユニフォームを手に入れることができるでしょう。ロペテギ新監督が大物を獲らず、イスコ中心のチームを創るのであれば、1年待つことに大きなリスクはありません。

イギリスメディア「デイリー・メール」は、レアル・マドリードがクルトワとウィリアンにターゲットを変えて1億ポンド(約146億円)を用意したと伝えると、スペインの「マルカ」はウィリアン獲得を否定し、クルトワ1本と主張。ピックフォードやバトランドを狙っているといわれるロンドンのクラブが代役獲得の算段がつけば、クルトワのマドリード行きは決まるのではないでしょうか。チェルシーとの契約が1年となっているクルトワの移籍金が3100万ポンド(約45億2000万円)程度といわれているのに対して、2017年の夏に3000万ポンドでエヴァートンに加わったピックフォードは、相当積まないとゲットできないはずです。セービングでは引けを取らないバトランドは、プレミアリーグのトップクラブ移籍を希望しており、3000万ポンドで決められるともいわれています。GK問題は、どんな形で解決するのでしょうか。いずれにしても、デッドラインデーまでの9日間で、選手の去就が最も話題になるのはチェルシーでしょう。

今季プレミアリーグのデッドラインデーが8月9日ではなく、前年までと同じ月末だったら、1億5000万ポンドでアザールを手離して有望株を複数獲得するという手もあったのではないかと想像します。「コウチーニョ=ファン・ダイク+アリソン・ベッカー」というリヴァプールの鮮やかな方程式を見せられた後だけに、「実は出したほうが得」という数式を発見できたのではないか、と。「アザール=ミリンコヴィッチ・サヴィッチ+グリーリッシュ」、あるいは「アザール>ウィルフリード・ザハ+イグアイン」。…永遠に答えが出ない難問ですが、アザールの活躍でチェルシーがプレミアリーグ制覇を果たしたときは、笑って忘れることとしましょう。今週末は、コミュニティシールド。チェルシーの新シーズンが、いよいよ始まります。

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“エデン・アザール残留、クルトワはマドリードへ⁉ チェルシーの移籍最新トピックス!” への3件のフィードバック

  1. エミリー より:

    ワールドカップの熱がある内は、アザール、クルトワのレアル移籍はリーグの損失だ!とか思ってましたが、熱が冷めて、開幕がそろそろになってきたら、アザール出てかねぇのかよ!!アイツ怖ぇよー。いなくならねぇかなー。にシフトチェンジです(笑)
    我がアーセナルにとって、脅威は減らしたいのです。
    チェルシーファンの方、スミマセン。

  2. ペップの街 より:

    削られても削られても耐えて立ち上がり闘い続けるアザール!
    W杯で更に男を上げましたね!
    でも、クルトワ抜きのチェルシーはきつくないですか?
    ウィリアンまで抜けたらどうなるのか。

  3. nor より:

    アザールならきっと腐らずにやってくれると信じています。かつてチェルシーへの移籍を薦めたジョーコールのプロフェッショナルな姿勢と(プレースタイルも)どこか同じ意識を感じ、とても好きな選手です。できれば生涯ブルーズで、柔道経験繋がりから晩年はJリーグで、見たいですね。

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