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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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トランスファーリクエストを出したイヴァン・ペリシッチは、アーセナルで機能するのか?

トランスファーマーケットが閉まるまで、残すところ3日となりましたが、プレミアリーグのビッグ6にさらなる補強はあるのでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドのスールシャール監督は、マーケットに期待していないと明言。中盤センターをほしがっているペップにも、これといった有力情報はありません。リヴァプールが動くとすれば若手の青田買い。ブレシアに所属する18歳MFサンドロ・トナリを狙っていると報じられています。イグアインとモラタを入れ替えたチェルシーは、カラム・ハドソン=オドイをブロックして終了でしょう。満身創痍のスパーズには、パリ・サンジェルマンのアドリアン・ラビオという名前が挙がっておりましたが、「ザ・サン」は本人がリヴァプール入りを熱望していると伝えており、その真偽がどちらであってもこの冬のアクションはなさそうです。

大きな動きがありそうなのは、アーセナルです。ウナイ・エメリ監督は、「ウインドウが閉まる前に2人とサインする可能性がある」とコメント。バルセロナで出番を失っているブラジル人FWマウコムや、インテルのイヴァン・ペリシッチがメディアを賑わせておりますが、より可能性が高そうなのはペリシッチのほうです。プレミアリーグ5位はローン希望、セリエA3位は完全移籍しか受け入れないといわれ、交渉決裂という報道もありましたが、インテルのマロッタCEOが「ペリシッチがトランスファーリクエストを出した」と発言。「説得するが、彼の価値観を尊重するつもりでもいる」と容認の構えを見せており、正式なオファーがあれば一気に話が進むのではないかと思われます。

この状況を受けて、「スカイスポーツ」がイヴァン・ペリシッチを特集。「Ivan Perisic to Arsenal: What would he bring to Unai Emery’s squad?(イヴァン・ペリシッチはアーセナルへ:彼はウナイ・エメリのスカッドに何をもたらすのか?)」と題したレポートで、アーセナルのアタッカーたちとペリシッチのスタッツを比較しています。セリエAで125試合32ゴールという数字を残しているウインガーは、昨季までの2シーズンはいずれも2ケタゴールながら、2018-19シーズンは18試合3ゴールとペースダウン。中に斬り込むアグレッシブなプレイが減ったように見えますが、アーセナルの左サイドを担う3人と比べると、シュート力がストロングポイントであることは一目瞭然です。

90分あたりのドリブル本数はイオビがTOPで2.4。ペリシッチの0.9はムヒタリアンと同じで、オーバメヤンは0.8と僅差の最下位です。チャンスクリエイトはイオビが1.4、オーバメヤンは1.1に留まり、ペリシッチとミキが1.7とここでも同水準です。インテルのウインガーが抜きん出ているのはボックス内からのシュート数で、イオビが90分あたりで1.1、ミキは1.5、オーバメヤンが1.7本を記録しているのに対して、クロアチア代表は2.4。ワールドカップを観戦したジョゼ・モウリーニョが「速くてクリエイティブ。フィジカルも空中戦も素晴らしい」と絶賛したウインガーは、本職がいないガナーズのサイドを活性化してくれるのではないでしょうか。

ベジェリンとホールディングが今季絶望となり、パパスタソプーロスがリタイアしたチームは、コシールニー、ムスタフィ、マヴロパノス、モンレアルでしのげると判断しているのでしょうか。最終ラインの整備が最優先だと思われますが、ウェルベックのスピードを失った今、ペリシッチはおもしろい存在になると思います。彼がマークを引き付けてくれれば、オーバメヤンとラカゼットが自由になる時間が増えるでしょう。交渉は、間に合うか。ガナーズのラストスパートに注目です。

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“トランスファーリクエストを出したイヴァン・ペリシッチは、アーセナルで機能するのか?” への1件のコメント

  1. タムコップ より:

    プレミアではなかなかお目にかかれない大型のサイドアタッカーですからね、ガナーズに来るのであれば是非活躍してもらいたいですね!

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