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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

地味だった冬の移籍市場…最終日の2大ニュースは、マルシアル&カラム・ハドソン・オドイ!

先ほど、プレミアリーグの冬の移籍市場が閉まりました。チェルシー以外のビッグ6が静かだったこの冬は、中小クラブを中心とした地味な補強が多かったのですが、「BBC」の「Deadline day LIVE」は中身などお構いなしとばかりに白熱。12時間の長丁場を23ぺージに渡るブログ記事でレポートしています。前日、アーセナルが発表したバルサのデニス・スアレスのローン移籍とフェライニの中国行きが話題になっていたのですが、どうやら後者は実現せず。中国のウインドウは2月まで開いているので、しばらく経ってからアナウンスがあるかもしれません。

プレミアリーグにおけるこの冬の最高額移籍は、チェルシーに夏に合流するクリスティアン・プリシッチの5600万ポンド(約80億円)。後半戦に出場する選手で最も高い値段がついたのは、ニューカッスルがクラブレコードの2000万ポンド(約28億6000万円)で獲得したアトランタ・ユナイテッドのミゲル・アルミロンという渋いランキングになっています。2018シーズンのMLSで32試合12ゴールという戦績を残したチームの心臓は、ジョンジョ・シェルヴィに勝るとも劣らない存在感を発揮してくれるのではないでしょうか。楽しみな選手ではありますが、パラグアイ出身の24歳がプレミアリーグ最高額といわれると違和感があります。

3位はボーンマスに1900万ポンド(約27億2000万円)で移籍したドミニク・ソランケ。リヴァプールでプレミアリーグ21試合1ゴールに終わった若手が、これほど上位になるとは思いませんでした。チェルシーに加わったイグアイン、ボーンマスのナサニエル・クライン、デッドラインデーにアドリアン・シウヴァとのトレードでモナコからレスターに移籍したティーレマンスは、いずれもローン移籍。アトレティコ・マドリードからウルヴスにレンタルされていたホニー・カストロが1500万ポンドで完全移籍となり、ストークのピーター・クラウチがバーンリーでプレミアリーグ復帰を果たしたというでが盛り上がるしかない最終日でした。最後に駆け込みでフラム入りが決まったノルトヴェイトも、ハマーズでプレイした経験がある復帰組です。

この日の2大ニュースは、マンチェスター・ユナイテッドのアントニー・マルシアルが2024年まで契約を延長したことと、チェルシーの宝石カラム・ハドソン=オドイの残留が決まったことではないでしょうか。プレミアリーグ104試合32ゴールのフランス人ドリブラーがチームに残ると決断しただけでも、スールシャール監督にはありがとうといわずにいられません。数ヵ月前まで、「モウリーニョ監督と合わない」「条件が合意できない」といわれていたマルシアルが翻意したことを考えれば、カラム・ハドソン=オドイの引き留めもノーチャンスではないでしょう。アザールとウィリアンのいずれかが噂通りにチームを去ることになれば、18歳のウインガーも気が変わるかもしれません。

最後にひとつだけ、大事なことを確認してこの稿を締めさせていただきます。トッテナムは、年間を通じて補強ゼロが確定しました。リヴァプールと7ポイント差の彼らがプレミアリーグを制したら大事件。「ポチェッティーノ監督がほしい」という大合唱が欧州全土で鳴り響くでしょう。リヴァプールとマンチェスター・シティの苦し気な試合を見ると、スパーズの逆転もない話ではないと思えてなりません。以上、地味過ぎたデッドラインデーレポートでございました。アルミロンとティーレマンスは楽しみです。

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“地味だった冬の移籍市場…最終日の2大ニュースは、マルシアル&カラム・ハドソン・オドイ!” への3件のフィードバック

  1. とん より:

    見出しだけを見て、
    「マルシアル移籍!!??」
    と早合点して足が震えました。
    残留のニュースで良かったです。
    心から安堵しました(^_^;)

  2. nor より:

    同じく見出しだけみてオドイ電撃移籍かと。
    サッリとアザールは相当上手くいってないようで、大敗後の立て直しの為にも出場機会が欲しいですね。

  3. 不知火 より:

    フェライニ退団なら寂しくなります。
    彼はクラブにも監督にも忠実でした。

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