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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

いよいよ補強解禁!「BBC」の記者が語る「この冬移籍する可能性がある10人」

2019年のプレミアリーグの最後となったゲームは、エティハドで行われたマンチェスター・シティVSシェフィールド・ユナイテッド。前半戦だけで5敗もしてしまった昨季プレミアリーグ王者と、最少のリヴァプールに次ぐ17失点という堅守で4敗しかしなかった昇格クラブの一戦は、乱戦模様の2019-20シーズンを象徴する一戦でした。リス・ムセの先制ゴールは、映像に微妙なラインを引くVARのオフサイド判定によって取り消し。レフェリーにボールが当たったのにプレー続行とされてしまったアウェイチームが、アグエロのゴールに猛抗議を行ったあたりも、ルール変更と新システム導入で混乱中のプレミアリーグならではのトピックスでした。

難敵に勝ったペップ・グアルディオラは、監督キャリア1000ゴールとプレミアリーグ史上最速の100勝を同時に達成。いずれも素晴らしい記録なのですが、現状に目を向けると、リヴァプールとの間には14ポイントという大きなギャップが横たわっています。ラポルテとレロイ・サネの復帰は2月になる予定。稀代の指揮官は「冬の補強はない」と断言していますが、「January transfer window 2020: Who could be on the move?(2020年1月のトランスファーウインドウ:誰が動く?)と題した記事を配信した「BBC」のシャムーン・ハフェズ記者は、「オランダ代表の常連となったナタン・アケが動く可能性がある」と語っています。

2017年の夏にボーンマスに移籍したCBの移籍金は、5200万ポンド(約74億円)といわれていますが、古巣のチェルシーが買い戻し条項を行使すれば4000万ポンド(約57億円)まで下がるそうです。今季プレミアリーグで既に28失点を喫しているランパード監督のチームが、呼び戻そうとしているという情報もあるものの、フィカヨ・トモリ、ズマ、クリステンセン、リュディガーと頭数は揃っているチームにとっては喫緊のミッションではありません。フェルナンジーニョに今季限りという噂があり、オタメンディも退団する可能性充分となれば、先読みに長けたマン・シティの経営ボードは早期に手を打つかもしれません。

ハフェズ記者が移籍候補として名を挙げているプレミアリーグの選手は、ナタン・アケ以外に9人います。ポール・ポグバ、クリスティアン・エリクセン、オリヴィエ・ジルー、ルーカス・トレイラ、ジェンク・トスン、ウィルフリード・ザハ、ドワイト・マクニール、ドワイト・ゲイル、リアム・ブリュースター。負傷リタイアが長引いたポグバは、8500万ポンド(約121億円)まで価値を落としたといわれており、スールシャール監督が「売らない」といい切っています。スペイン移籍があるとすれば、次の夏。バルセロナとマドリードの名門が高額の移籍金でオファーしてきた場合のみでしょう。

冬の可能性がより高いのは、5100万ポンド(約73億円)と評価されているエリクセン。「BBC」の記者は、「パフォーマンスが低下したため、3222万ポンドも値が下がった」とレポートしていますが、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードからそれなりの額が提示されれば、夏にフリーで出したくないレヴィ会長は手を打つのではないでしょうか。以前にアーセナル入りが噂されていたザハはチェルシーが注視といわれており、ルーカス・トレイラが相思相愛となる可能性があるのはセリエAのナポリ。チェルシーで出番を失っているジルーはインテルやアトレティコ・マドリードが候補と伝えられ、エヴァートンでくすぶっているジェンク・トスンは母国トルコへの帰還が囁かれています。

バーンリーでプレミアリーグ20試合出場と頭角を現したマクニールに関心があるのは、トッテナム、ニューカッスル、クリスタル・パレス。イングランド代表候補といわれる20歳のアタッカーは、夏になれば手を挙げるクラブが増えるかもしれません。ドワイト・ゲイルとブリュースターには、プレミアリーグの下位クラブやチャンピオンシップから声がかかっているとのこと。記事の10人は、いずれも以前からタブロイド系に書かれていた選手であり、特段のサプライズはありません。ポグバとナタン・アケ、ルーカス・トレイラはクラブが抵抗しそうですが、他の7人は可能性充分です。どうなる、冬のマーケット。CL出場権に届きそうなわがクラブは、ぜひ動いてほしいのですが…。

「偏愛的プレミアリーグ見聞録」の今年の投稿は、この記事が最後となります。2019年も、応援していただいてありがとうございました。2020年の最初の記事は、プレミアリーグ2019-20シーズンの前半戦総括を予定しています。新しい年も、おもしろい情報や素晴らしい試合のレポートをお届けできればと考えておりますので、ご期待ください。今後とも、よろしくお願いいたします。よいお年を!

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“いよいよ補強解禁!「BBC」の記者が語る「この冬移籍する可能性がある10人」” への8件のフィードバック

  1. アイク より:

    今年も一年間、大変楽しませて頂きました。
    こちらのブログとDAZNのおかげで充実したフットボールライフを過ごせており、いつも感謝しております。ありがとうございました。
    来年も微力ながら応援いたします。どうぞ宜しくお願い致します。

    年明けは南野のデビューが楽しみです。
    それと早く本職に戻ったフェルナンジーニョが観たいです。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    今年もお疲れさまでした。
    来年も応援させていただきます。
    なにより風邪などにかからないようご自愛ください。

  3. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    今年も一年大変楽しませていただきました。ありがとうございました!来年も面白い角度の記事を楽しみにしております。良いお年をお迎えください!

  4. まさやん より:

    今年もありがとうございました。
    毎日楽しみに拝見させていただいてます。
    来年こそはレッズの優勝の記事を楽しみにしております。
    よいお年をお過ごしください。

  5. 京都一のMUFCファン より:

    このサイトが一番好きです今年もありがとうございました!

  6. ゆゆ より:

    今年も一年ありがとうございました。また来年の投稿を楽しみにしております!

  7. 爪楊枝 より:

    毎日楽しみにしています
    良いお年をお迎えください!

  8. ガナユ より:

    試合を見終わった後にこちらでmakotoさんのブログとみなさんのコメントを見るのが楽しみの一つです。

    ことしもお疲れ様でした。来年も宜しくお願い致します

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