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現地メディアが「チェルシーは降りた」と報道…リヴァプールがティモ・ヴェルナー獲得に1歩前進!?

Chelsea accept Liverpool will complete Timo Werner transfer(チェルシーは、リヴァプールがティモ・ヴェルナーの移籍を完了させると見て匙を投げた)」。ブンデスリーガ25試合21ゴールと、驚異のハイペースでゴールを積み上げていた24歳のストライカーは、次のステップはアンフィールドと心に決めているのでしょうか。1月に「ビルト」のインタビューに応え、「最も興味深いのがプレミアリーグなのは疑いようがない」と語っていたティモ・ヴェルナー。「メトロ」の記事ではありますが、レッズとの一騎打ちと伝えられていたチェルシーが、敗北を認めて争奪戦を降りると伝えられています。

ナーゲルスマン監督の下で、低いポジションから前線に飛び出すスタイルに変貌を遂げたライプツィヒのゴールゲッターは、クロップサッカーとの相性も抜群によさそうです。プレスをさぼらず、守備の意識が高いことに加えて、スペースを使うのがうまく、ラインの裏を取る駆け引きに長けているのも理由のひとつです。レアル・マドリードが、プレミアリーグ26試合14ゴール7アシストのサディオ・マネを最重要ターゲットとしていると報じられていますが、疲れを知らない10番が抜けても、ヴェルナーを加えられればクオリティは落ちないでしょう。

リヴァプールはマネへのオファーを拒否するといわれており、「このクラブでレジェンドになりたい」と語っていたアタッカーが残留を決断する可能性は低くはありませんが、それでもヴェルナーは獲得すべきだと思います。トップにサラー、その後ろにフィルミーノ、両サイドにサラーとヴェルナーという布陣は迫力充分。ドイツ人ストライカーは、状況に応じて最前線に張り付くなど、流動的なポジショニングで速攻と遅攻を使い分ける攻撃陣のキーマンになるのではないでしょうか。

マネがマドリードを選んだとしても、1億4000万ポンド(約182億円)という高額の移籍金が手に入ります。ヴェルナーの契約のバイアウト条項に記されている金額は5000万ポンド(約65億円)程度といわれており、差分を中盤やSB、第2GKの強化にまわせます。ララナ、シャキリ、デヤン・ロブレン、ナサニエル・クラインを放出するといわれているクラブは、運動量豊富なアンカーと中盤を仕切れるパサー、ユーティリティが高いDFを連れてくるのではないでしょうか。28歳以上の選手を4人手離し、マイケル・エドワーズが吟味した20代前半の有望株を加えられれば盤石です。

チェルシーは、オリンピック・リヨンのムサ・デンベレに照準を切り替えると報じられています。ライプツィヒのエースは、プレミアリーグ最強クラブに加わり、ゴールを量産することができるでしょうか。1年前はティ-ンエイジャーしか獲らなかったリヴァプールが、久々のロケットスタートを披露してくれるのを楽しみに待ちたいと思います。勝負強いサディオ・マネがプレミアリーグに残ってくれるのを祈りつつ。(ティモ・ヴェルナー 写真著作者/Granada)


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“現地メディアが「チェルシーは降りた」と報道…リヴァプールがティモ・ヴェルナー獲得に1歩前進!?” への2件のフィードバック

  1. まさやん より:

    更新お疲れさまです。
    ヴェルナーは是非とも欲しいとこですね。しかしマネが抜けるのは移籍金が入るとはいえ痛いですね。
    個人的にはサラーに代わりマネ、フィルミーノ、ヴェルナーとなれば今より連携もよくなり得点力も上がるのでは思います。
    今年のサラーは強引なドリブルでボールを失う事が多く、パスも精度がイマイチでしたから。

    プレミアでは圧倒的な強さを見せてくれましたが、CLでは今一つでしたので、来シーズンは新戦力を獲得して今の強さをよりパワーアップして欲しいです。

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ヴェルナー獲得できたら大きいですね。
    マネはクロップがいる限り出ていかないと思います。逆に出ていくのであれば、サラーかなと思います。
    納得のいくスカッドを作り、来シーズンのCLにチャレンジャーとして臨みたいところです。

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