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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Brazil2014】パートナー帯同NGでもついにこちらはOK!イングランド代表にケチャップ解禁!

縛るのは、ときに逆効果。人間、ルールが厳しすぎるとストレスがたまり、モチベーションやパフォーマンスが下がったりするものです。2006年ワールドカップドイツ大会のイングランド代表は、家族やパートナーを連れてくることを許されていたのですが、プレミアリーグ開催中には各地に分散してくれているパパラッチのみなさんが、ここぞとばかりに合宿地周辺に結集。あることないこと、ゴシップ大合戦となり、大会終了後には「ベスト8で負けた理由はこれ」とすらいわれる始末でした。男だけで合宿してたらポルトガルに勝てたか、PK戦で外さなかったかは不明ですが…。

さて、そんな苦い経験をしたイングランドが2010年の監督に選んだのは、厳格を絵に描いてウェンブリーじゅうに貼り出したような強面カペッロ氏。南アフリカでは、当然のようにパートナーとの面会は制限されます。そしてまた、これがどう影響したのかは定かではありませんが、イングランドは前回のベスト8を下回る決勝トーナメント1回戦敗退。ドイツに1-4惨敗は、言い訳の余地なしです。パートナー云々よりも、ランパードのシュートがゴールラインを越えたと認められなかったことのほうが大きいと思われますが、ここまでの結果をデジタルに分析すると「パートナーを帯同できるようにしたほうが、ちょっといい」ということになりますね。サンプル2という怪しい分析ではありますが。

では今回、2014年のブラジルではどうなるのでしょうか。実は、4月まではOKだったのです。ホジソン監督は当初、「マイアミでの直前合宿には、家族や恋人を連れてきてもいい」といっていたのですが、何と敵は味方にあり!キャプテン・ジェラードが、「プレイに支障をきたすから家族は連れて行かない」と言い出し、ホジソン監督はこれにあっさり引っ張られて結局、判定はオフサイド!今回のイングランド代表も、ストレスのたまる夏を過ごす予定でしたが…昨日、チームに朗報が舞い込みました。

ケチャップOK!ルーニーがケンタッキー・フライドチキンで、ジャック・ウィルシャーがナンドーズで、スタリッジがサブウェイでじゃんじゃん使っている、愛するケチャップがOKです!

何でもカペッロ監督は、「体に悪い」ということで、ケチャップ、バター、ソースをNGにしており、そのルールが未だに生きていたようです。マンマミーヤ、ミステル、そんなことまで管理してたのですか?…これは、大きいでしょう。GKフォスターは、「チームはケチャップ禁止で苦しい思いをした。それが今では、バターもいいんだ!」と目を輝かせていたようです。食べ物の恨みつらみやストレスは、バカにできませんからね。イングランドは、また一歩、決勝トーナメントに近づいたのではないでしょうか?

2000年代前半、マンチェスター・ユナイテッドのエースストライカーで、プレミアリーグでゴールを量産していたルート・ファン・ニステルローイの名言に、

「ゴールはケチャップのようなもの。ビンを必死に叩いても出てこないかと思えば、出るときは一気にドボドボ出てくる」

というものがあります。日本のケチャップは、チューブタイプなのでピンとこない方も多いと思いますが、イギリスのレストランでハインツのガラス瓶に苦労した方は、おわかりになるでしょう。どうでしょう。ルーニーさん、スタリッジさん、ケチャップ、ドボドボ出てますか?イタリア戦ではケチャップパワーで、ボトルから一気に塊が飛んでいくような、素晴らしく勢いのあるビューティフルゴールをお願いします!

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“【Brazil2014】パートナー帯同NGでもついにこちらはOK!イングランド代表にケチャップ解禁!” への1件のコメント

  1. ひひまご より:

    いつもプレミアを見てる者からすれば、イングランド勢は日本代表並に思い入れのあるチーム!ぜひ頑張って欲しいですね。バークリーやスターリングなど若手の躍動にも期待!決勝Rで日本対イングランドとなれば夢のようです。

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