イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

移籍市場で注目! プレミアリーグでぜひ観たい、ワールドカップで活躍した新星12人!【後篇】

「移籍市場で注目! プレミアリーグでぜひ観たい、ワールドカップで活躍した新星12人!【前篇】」から続きます。 後篇は、前篇に比べると話題性のある選手ではあるものの、可能性が薄い顔ぶれが中心。私の願望も多分に込めたリストです。マンチェスター・ユナイテッドは、この4年で2人もワールドクラスをほぼ手中に収めながら取り逃がしているんですよね…。悔しさを込めて、写真は今をときめく「マンチェスター・ユナイテッドに5億円で入っていたかもしれない選手」にしてみました。いやー。

■アルトゥーロ・ビダル(チリ代表/ユヴェントス)
ホームのブラジルを苦しめたチリの健闘は、最終的に優勝チームがどこになるにせよ、今回のワールドカップの5大トピックス入りは当確でしょう。アレクシス・サンチェスとともにチリの攻撃を牽引したビダルに、バイエルン・ミュンヘンは4000万ユーロ(約55億円)出すといっており、ユヴァントスは最低でも6000万ユーロ(約83億円)と主張して譲らないそうです。マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーもビダルに興味ありと伝えられていますが、バイエルンとスペイン2強が乗り出してきたら、さすがに酸素が薄いですね。マンチェスター・ユナイテッドが、「ジャイアントキリング(?)」でビダル獲得に成功したら、現状でさえライバルが多い香川真司は、来季、プレミアリーグ以外のクラブでプレイすることになるでしょう。

■アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表/レアル・ソシエダ)
リベリーの不在を忘れさせてくれるフランス代表の未来を担うサイドアタッカー。純粋ドリブラータイプとはひと味違い、絶妙なタイミングで逆サイドに合わせるロングクロスやループ、スルーパスなど、仕掛けのバリエーションが多いのが魅力です。ひと頃はパリ・サンジェルマンやアトレティコ・マドリードなどの名前が取り沙汰されていましたが、プレミアリーグ参入の可能性もゼロではありません。実現するとしたら、アーセナルならカソルラがスペインに戻った場合、マンチェスター・ユナイテッドはナニやアシュリー・ヤングを放出して獲得、という話になるでしょう。リーガ・エスパニョーラ31試合16ゴールという得点力は、ファン・ハールサッカーのサイドにはぴったりでしょう。

■ファン・クアドラード(コロンビア代表/フィオレンティーナ)
躍進コロンビアといえば、今回不在のファルカオ、その代役を果たしているジャクソン・マルティネス、ブラジル大会最大の発見ハメス・ロドリゲスが目立っていますが、サイドからチャンスメイクをするクアドラードもまた、いい選手です。移籍については、「ワールドカップが終わってから代理人と話す」といっており、今回クラブを離れる可能性は充分。バルセロナ、バイエルンの名前が出ているので、ビダル同様、プレミアリーグ勢としては微妙ですが…。

■セルジュ・オーリエ(コートジボアール代表/トゥールーズ)
■内田篤人(日本代表/シャルケ04)
日本代表がワールドカップで惨敗したのは、後半、オーリエに左サイドを完全に崩されたから。昨季のリーグ・アンでは、34試合6ゴールという記録を残しており、得点力もあってCBもこなせるユーティリティの高い選手です。本ブログでも以前に紹介しておりますが、日本代表で唯一、ワールドカップで評価を高めたであろう内田篤人ともども、オーリエはアーセナルの「サニャの後釜リスト」の上位に入っているとのこと。ヴェンゲル監督の元でプレミアリーグとチャンピオンズリーグ獲得をめざすというプランは、両者にとって、悪くない話でしょう。アーセナルは、彼ら以外にもいろいろ物色しているようで、まだ着地はみえませんが、内田の冷静な攻め上がりをロンドンで観られたら、これはテンションが上がります。

■【番外編】ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表/ASモナコ)
      ポール・ポグバ(フランス代表/ユヴァントス)
ハメス・ロドリゲスはどうやらレアル・マドリードと相思相愛、ポグバはユヴェントスが手離す気なしと、プレミアリーグに来ないことははっきりしている2人ですが、いずれもマンチェスター・ユナイテッドの「やっちまった案件」です。ハメス・ロドリゲスは、2010年にCAバンフィエルドに所属していた際に、代理人がマンチェスター・ユナイテッドに売り込み。しかし当時の監督、サー・アレックス・ファーガソンはベベを獲りながらコロンビアの若手に見向きもせず、ハメス・ロドリゲスはわずか500万ユーロ(約5億6000万円)でポルトに移籍しました。

ポグバは、2012年にマンチェスター・ユナイテッドがフリートランスファーでユーヴェに放出してしまった選手。その後の活躍で、彼の市場価値は10倍以上になったともいわれています。前任者モイーズ、新監督ファン・ハールの両人とも、買戻しを希望していたと伝えられていますが、本人が再三、クラブ批判をしている古巣へ舞い戻ってくる可能性はゼロでしょう。2000年代前半には、クリスティアーノ・ロナウドを発掘してきた慧眼のファーガソン氏も、2010年以降は若い才能を見る眼が曇っていたのかもしれません。ああ、残念…。(ハメス・ロドリゲス 写真著作者/Copa2014.gov.br)

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“移籍市場で注目! プレミアリーグでぜひ観たい、ワールドカップで活躍した新星12人!【後篇】” への4件のフィードバック

  1. せお より:

    おつかれさまです。

    ハメスはモナコでは??

    アーセナルは多分キャンベルでCFの補強は済ませてしまう気がします。ただその代わりにDMF、ワールドクラスのSMFにしっかり投資してくれれば問題はないです。

  2. makoto より:

    せおさん>
    すみません。ASつながりで完全に手がすべりました。訂正させていただきました。「キャンベルにジルーの代わりがどこまで務まるか」というより、「FWを代えるオプションをどう機能させるか」だと思います。ドリブルがうまくてカウンターで機能するか、ヘッドが強いか、タイプの違う中堅あるいはベテランがいたほうが、攻撃の幅は広がるように思いますが、いかがですかね。

  3. ゆうま より:

    アーセナルは最近報道が騒がしいA・サンチェスかグリーズマンを確保して欲しいです
    エジルのスルーパスやアシスト、ジールのポストプレーを確実に得点に繋げられる
    得点力の有るWGの補強は必須だと私は思います。
    ジルーは決定力に難がありますしエジルも自身の得点力は…ですから(笑)

  4. makoto より:

    ゆうまさん>
    確かに、セカンドストライカータイプがいませんね。外も中もできるとなおよしですね。

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