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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ハーランドはハットトリック、サラーは決定機とPKでミス…エースの明暗が分かれた一戦は予想外の4‐0!

リヴァプールは3月に入ってから2勝1分3敗と停滞しており、成果といえるのはチャンピオンズリーグのベスト8進出のみ。CLでレアル・マドリードに敗れたマンチェスター・シティは、ウェンブリーでアーセナルに完勝してカラバオカップを制しています。エティハドで戦えるペップのチームは、コンディションも上と思っていたものの、これほどの大差は予想外でした。

最終スコアは4-0。ハットトリックを決めたハーランドに対して、序盤の決定機を逃したサラーは、PKを止められてしまいました。立ち上がりから攻め合いとなった一戦は、リヴァプールが敵陣で奪うシーンが目立っており、3分にエキティケのパスを受けたヴィルツのシュートはフサノフがカット。5分のFKからコナテが合わせたバックヘッドは、トラフォードがキャッチしました。

14分にマテウス・クーニャのミドルをキャッチしたママルダシヴィリが、すかさずロングパントを最終ラインの裏へ。サラーと競り合ったフサノフは、ボックスに入ったところで頭に当てたのですが、バランスを崩して転倒してしまいました。拾ったサラーの前にいるのはトラフォードのみ。昨シーズンまでなら、決めていたでしょう。

最初のタッチだけで打っていれば…!2つめは明らかにミスで、フサノフのほうに流れてしまい、立ち上がったCBの足に当たったボールは右に逸れていきました。ピンチを脱したマン・シティはペースをつかみ、17分にはベルナルド・シウヴァのスルーパスでシェルキがゴールに迫ります。必死に体を入れたケルケズは倒れ、右足のタッチはコースを塞いだGKが押さえました。

ジョー・ゴメス、コナテ、ファン・ダイク、ケルケズの4バックと、フラーフェンベルフ、ショボスライ、カーティス・ジョーンズはマン・シティの中盤を包むように対応し、お互いの距離を詰めてパスコースを消しています。27分にサラーがクロスを入れると、カーティス・ジョーンズが落としたボールがロドリに当たってエキティケの前にこぼれました。

右足のボレーは、惜しくもクロスバーの上。左右に張るドクとセメンヨはドリブルのコースを切られており、サイドを崩そうとするワンツーはレッズの守備陣に読まれています。フラーフェンベルフにパスをカットされたマテウス・ヌネスが奪い返し、するするとボックスに入ったのは37分。ラストパスをもらったニコ・オライリーは、反転しようとしてピッチに倒れ込みました。

足を出したファン・ダイクはボールに触っておらず、マイケル・オリヴァーのジャッジはPK。サラーは渋い顔をしています。ハーランドが冷静に右隅に決めて1-0。これだけならがんばれたのですが、前半終了間際の追加点は致命的でした。右サイドにまわったシェルキがボックス右に短い縦パスを転がすと、斜めに走ったセメンヨが完璧なクロスを中央に入れました。

一瞬のスピードでコナテを振り切ったハーランドがヘッドを左隅に収め、間もなくハーフタイム。1-0と2-0で、ロッカールームの雰囲気は大きく変わります。後半が始まって5分、左サイドでスローインをカットしたグエイからニコ・オライリー、シェルキとつながり、縦のキラーパスでセメンヨとママルダシヴィリが1対1。左足のチップキックに、GKは手を伸ばしただけです。

今のマン・シティに3点差は、埋められるギャップではないでしょう。54分に自陣からママルダシヴィリの頭上を狙ったセメンヨのロングシュートは、余裕があるチームならではのチャレンジです。サラーが右から打ったミドルは、明らかにアウト。57分のドクのスルーパスで、ボックス左に抜け出したニコ・オライリーは、GKを引き付けてニアに折り返しました。

ハーランドが左足で合わせて4-0。3分前にセメンヨに裏を取られたファン・ダイクは、ストライカーのストップ&ゴーで振り切られました。62分にピッチに入ったフリンポン、ニコ・ゴンザレス、サヴィーニョは、勝負のためのカードではありません。1分後、左から突破を図ったエキティケがマテウス・ヌネスに倒されPK。スポットに立ったサラーの表情はこわばっています。

右に蹴ったボールはGKが止めやすい高さで、トラフォードがセーブした瞬間、エティハドはシティズンの絶叫に包まれました。レジェンドと称されるであろう11番が、FAカップで最後に放ったシュートは、苦い思い出となるでしょう。ポゼッションは49%対51%、シュートは11対11、オンターゲットは7対5と接戦のスタッツだったのですが、スコアは圧勝と惨敗です。

CBとロドリが左右に散らし、ベルナルド・シウヴァとシェルキが縦パスをもらえるスペースに入り、ドクとニコ・オライリー、セメンヨとマテウス・ヌネスがサイドを攻略。戦い方が明確だったマン・シティに対して、レッズはクロスとカウンター意外に打ち手を見出せませんでした。それでも前半の決定機を活かしていれば、きわどい勝負になっていたはずです。

現地では「アルネ・スロットの解任はない」と報じられていますが、CLをベスト8で終えて、プレミアリーグが8位以下なら風向きは変わるでしょう。マージーサイドダービー、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アストン・ヴィラを残しているリヴァプールは、欧州へのチケットをキープできるでしょうか。喫緊の課題は、サイドの守備の立て直しです。


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