イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

トッテナムは3人のCBの獲得&放出が完了!ジェイドン・サンチョのドルトムント復帰も決定!

ラドゥ・ドラグシン、ジェド・スペンス、エリック・ダイアー。トッテナムが1日で3人の移籍を続々と決めています。バイエルンを蹴ってノースロンドンを選んだドラグシンは、2670万ポンド(約49億5000万円)の完全移籍。その見返りとして、ジェド・スペンスが買い取りオプション付きのローンでセリエAに参入することになりました。

エリック・ダイアーは、ドラグシン争奪戦で敗れたバイエルンにローン移籍。こちらも、シーズン終了後に完全移籍に切り替えられるオプションが付いているようです。ウーゴ・ロリスがロサンゼルスに去り、プレミアリーグでリベンジをめざすティモ・ヴェルナーを引き入れたスパーズは、リーグ最多の7人が出入りしています。

ドラグシンは、スパーズにフィットするのでしょうか。「スカイスポーツ」が今季のジェノアでのスタッツを紹介しています。19節を終えたチームでフル出場だったCBは、クリア87本がリーグ2位、空中戦勝利59回が3位、ヘディングシュート12本は9位。3バックの左右と中央を均等にこなしており、高さとハードマークはプレミアリーグでも武器になりそうです。

クリスティアン・ロメロとミッキー・ファン・デ・フェンは、次節のマンチェスター・ユナイテッド戦で復帰する予定。さらにドラグシンを得たポステコグルー監督は、最終ラインにSBを4枚並べるという苦心の策を封印できるでしょう。スパーズがTOP4の奪還を果たすためには、11月以降のプレミアリーグ10試合で20失点の守備の改善は必須条件です。

移籍決定といえば、マンチェスター・ユナイテッドもジェイドン・サンチョのローン移籍を完了させています。ドルトムントが支払うレンタルフィーは300万ポンドで、出場試合数とパフォーマンスに応じて350万ポンドのアドオンが発生する契約になっているとのこと。買い取りオプションは付いておらず、夏以降の去就は別のテーブルに委ねられます。

マンチェスター・ユナイテッドが2021年に支払った移籍金は7300万ポンド。契約は2026年までとなっており、2年分の減価償却費をゼロにするためには、3000万ポンドを回収する必要があります。ブンデスリーガで活躍してくれれば、すんなり話がまとまりそうですが、結果を出せなければ安値で放出となってしまうかもしれません。

サンチョと同様に放出が噂されていたアントニー・マルシアルは、トルコからオファーがあったものの、本人の意向を受けて残留となったと報じられています。オールド・トラフォードで8年半を過ごしたストライカーは、プレミアリーグ209試合63ゴール28アシスト。この数字は大きく伸びることなく、夏に契約満了でフリーエージェントという結末になりそうです。

マーケット再開からそろそろ2週間ですが、アーセナルは未だ沈黙しており、リヴァプールは若手3人をローンで送り出しただけ。マンチェスター・シティは、ザック・ステフェンのコロラド・ラピッズ移籍以外にリアルな噂はなく、優勝候補は現有戦力でシーズンを戦い抜こうとしているように見えます。後半戦で空気は変わるのか?引き続き、彼らの動向を追いかけたいと思います。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す