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シェシュコが選んだのはマン・ユナイテッド?先に出したニューカッスルより低額オファーの謎!

めざす頂上は同じですが、ニューカッスルは多くのアルピニストが選ぶノーマルルート、マンチェスター・ユナイテッドは忍耐と技術を求められるバリエーションルートからの登攀となっているようです。ライプツィヒのストライカー、ベンヤミン・シェシュコの争奪戦は、佳境に入ったと見ていいでしょう

「スカイスポーツ」のキース・ダウニー、ダルメシュ・シェス、ヴィク・ヴァランジ、アマル・メータと、「スカイドイツ」のフロリアン・プレッテンベルクといった面々が、総力取材で動向を追いかけています。土曜日にニューカッスルが提示したオファーは、移籍金6550万ポンドとアドオン430万ポンド。ドイツのクラブに拒否されると、彼らは2日後に一気に引き上げました

新たなオファーはイニシャルが7000万ポンドで、アドオンは870万ポンド。これに対してマンチェスター・ユナイテッドは、タインウェアのクラブと同額を支払うと宣言しただけで、公式のオファーは出していませんでした。「シェシュコがチームメイトに退団の意思を伝えた」という話を裏付けるように、ライプツィヒのマルセル・シェーファーMDはこう語っています。

「その話について詳細を明かすことはできないが、複数のクラブが強い関心を示しており、アプローチされているとはいえる。何が起こっているのかは明白だ」。彼の口調が他人事のように感じられるのは、シェシュコとの契約のなかに「本人が希望する適切なプロジェクトであれば、移籍を容認する」という紳士協定があり、止められないとわかっているからでしょう。

プレミアリーグに目を向けているストライカーは、どちらのクラブも前向きに捉えているようですが、あるソースは「彼はユナイテッドに移籍する方向に傾いている」といっています。オールド・トラフォードのほうも、「ユナイテッドに行きたいという明確な意思表示を求めている」と報じられており、相思相愛のカップルになれるかと問われれば、微妙といわざるを得ません。

このままニューカッスルが押し切るかと思いきや、つい先ほど、新たな情報が届きました。マンチェスター・ユナイテッドがついに公式オファー、後出しなのにマグパイズを下回る7400万ポンド!ファブリツィオ・ロマーノさんは、「ユナイテッドはシェシュコに選ばれているという感触を得ているが、オフィシャルな決断は未だない」と付け加えています。

その1時間後に速報を配信した「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者は、移籍金6520万ポンドにアドオン870万ポンドとより詳しい数字を記しています。「これはマンチェスター・ユナイテッドの評価を反映したものであり、彼らは選手がオールドトラフォードへの移籍を望んでいると確信している」。本人の意思を確認したうえで、移籍金の高騰を避けたのか?

さらに1時間遅れで「スカイスポーツ」も、「マン・ユナイテッドは7400万ポンド」。キース・ダウニー記者は、「彼はどちらにもオープンで、ニューカッスルに反対しているわけではない。しかし、どちらかを選ぶとなるとマンチェスター・ユナイテッドだろう。ライプツィヒは混乱している。本人はニューカッスルに乗り気と聞かされていたからだ」とレポートしています。

「ライプツィヒは選手に決定を委ねるつもりのようだ」と続けた「スカイスポーツ」の記者は、「この件はまだ終わっていない。さらなる交渉が行われるはずだ」と慎重モードです。すべての情報を重ね合わせると、こういう見方になります。シェシュコの心を動かしたマンチェスター・ユナイテッドが、ニューカッスルをたしなめるように下に潜り込んだ…

両者ともにライプツィヒの要望を満たす額を提示しているので、48時間以内に答え合わせができるのではないでしょうか。前代未聞の「後出しジャンケンでグーにチョキ」が、「本人が希望する適切なプロジェクトであれば、移籍を容認する」という紳士協定をふまえたスマートなアクションであると信じるしかありません。現状は、われわれを含む全員がシェシュコ待ちです。


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