2020.06.26 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2019-20
【Saints×Arsenal】バックパスからのミスを突いた幸運な2発…再開後初勝利も、アーセナルは前途多難!
グラニト・ジャカがスタメンに戻り、メスト・エジルはベンチ。プレミアリーグ31節、セント・メアリーズで行われるサウサンプトン戦の20人の中に、前節のブライトン戦でトラブルを引き起こしたグエンドゥジの名前はありません。アルテタ監督は、下位にやられた先週末の反省を活かし、攻撃力を高めることができるでしょうか。さっそく、スタメンをチェックしましょう。GKマルティネス、DFベジェリン、ムスタフィ、ホールディング、ティアニー。中盤はジャカ、ダニ・セバージョス、サカ、前線にニコラ・ペペ、エンケティア、オーバメヤンという布陣です。
キックオフから押しているのはセインツ。前線に入るロングフィードが効果的で、今季プレミアリーグ16ゴールのダニー・イングスをシュートレンジで自由にさせるシーンが続きます。徐々にボールを持ち始めたアーセナルは、7分にようやく初シュート。ボックス手前から放ったオーバメヤンの一撃は、GKマッカーシーの正面です。10分、ティアニーが縦に送った素晴らしいロングボールでオーバメヤンがフリー。マッカーシーの動きを見て、余裕のフィニッシュを決めたかに見えた絶対的エースは、クロスバーに当たって外に出たボールを目で追い、苦笑いを浮かべています。
3戦連続の苦戦ムードを払拭したのは、最前線に張っていた21歳でした。マッカーシーへのバックパスを追ったエンケティアが、GKのキックに足を出してインターセプトに成功。ゴール前に転がったボールに先着し、今季プレミアリーグ2発めを無人のゴールに流し込みました。1点を追う格好となったセインツは、28分に決定機を迎えます。スティーヴンスが浮かしたボールがボックス左に入ると、つま先でコントロールしたダニー・イングスが後ろにいたバートランドに落とし、中央に鋭いグラウンダー。足を出したアームストロングは、逆サイドに流れたボールを確認し、悔しそうにうつむいています。
ぎこちないビルドアップ、上がらないSB、間延びする中盤。サカは縦に持って孤立するシーンが目立ち、ニコラ・ペペは右サイドで消えています。46分、ようやく右からニコラ・ペペが抜け出したカウンターは、裏に転がったラストパスを追ったエンケティアがキックミス。正確なフィードを見せるティアニーを前で活かせない消化不良の前半は、それでもガナーズの1点リードで終わりました。後半立ち上がりからのポゼッションはセインツ。50分にバートランドが左サイドを崩したチャンスは、ホイビュルクの落としを受けたウォード=プラウズのミドルがクロスバーを越えていきます。
キックオフから押しているのはセインツ。前線に入るロングフィードが効果的で、今季プレミアリーグ16ゴールのダニー・イングスをシュートレンジで自由にさせるシーンが続きます。徐々にボールを持ち始めたアーセナルは、7分にようやく初シュート。ボックス手前から放ったオーバメヤンの一撃は、GKマッカーシーの正面です。10分、ティアニーが縦に送った素晴らしいロングボールでオーバメヤンがフリー。マッカーシーの動きを見て、余裕のフィニッシュを決めたかに見えた絶対的エースは、クロスバーに当たって外に出たボールを目で追い、苦笑いを浮かべています。
3戦連続の苦戦ムードを払拭したのは、最前線に張っていた21歳でした。マッカーシーへのバックパスを追ったエンケティアが、GKのキックに足を出してインターセプトに成功。ゴール前に転がったボールに先着し、今季プレミアリーグ2発めを無人のゴールに流し込みました。1点を追う格好となったセインツは、28分に決定機を迎えます。スティーヴンスが浮かしたボールがボックス左に入ると、つま先でコントロールしたダニー・イングスが後ろにいたバートランドに落とし、中央に鋭いグラウンダー。足を出したアームストロングは、逆サイドに流れたボールを確認し、悔しそうにうつむいています。
ぎこちないビルドアップ、上がらないSB、間延びする中盤。サカは縦に持って孤立するシーンが目立ち、ニコラ・ペペは右サイドで消えています。46分、ようやく右からニコラ・ペペが抜け出したカウンターは、裏に転がったラストパスを追ったエンケティアがキックミス。正確なフィードを見せるティアニーを前で活かせない消化不良の前半は、それでもガナーズの1点リードで終わりました。後半立ち上がりからのポゼッションはセインツ。50分にバートランドが左サイドを崩したチャンスは、ホイビュルクの落としを受けたウォード=プラウズのミドルがクロスバーを越えていきます。
53分、マルティネスのロングパントがラインの裏に走ったオーバメヤンに届き、ゴールがほしいエースが絶妙なトラップでボックス左に侵入。中央にエンケティアが入ったのを見た14番がアウトにかけたパスを出すと、必死に戻ったベドナレクが足を伸ばしてCKに逃れます。58分、ベジェリンのスルーパスでニコラ・ペペがボックス右を突破。マイナスの折り返しをウォード=プラウズがクリアすると、拾ったSBのシュートは赤い壁にブロックされました。60分までのシュート数は7対6。アルテタ監督は63分にニコラ・ペペを下げ、ウィロックで劣勢を変えようとしています。
68分、右から中央に斬り込んだアームストロングのミドルは、マルティネスの頭上にアウト。アルテタ監督の2枚めは、給水の間にティアニーをコラシナツです。73分、ウォード=プラウズのクロスのクリアが、左で待っていたレドモンドへ。右足の強烈なシュートは、惜しくもポストの外でした。試合の興味は、プレミアリーグ14位のホームチームが追いつくかどうか。78分、最後方からのロングフィードでシェーン・ロングが左から抜け出すと、左足の強烈なボレーはマルティネスが左手に当てるビッグセーブ!80分にはエンケティアとダニ・セバージョスが下がり、ラカゼットとメートランド=ナイルズがピッチに送り出されます。
84分、ホイビュルクのバックパスがずれてしまい、スティーヴンスをかわしたオーバメヤンがボックス手前で転倒すると、レフェリーは迷わずレッドカードを提示。FKを蹴ったラカゼットが、リバウンドを再度右足で叩くと、マッカーシーがこぼしたボールにウィロックが詰め、勝負は決しました。0-2となるまでのアーセナルは、2戦連続の逆転負けを心配するほどの低調な出来でしたが、オーバメヤンのスプリントが世界を一変させました。MVPは、2人のストライカーと守護神でしょう。優勢だったセインツは、2つの致命的なミスで勝てた試合を落としました。
数的優位を築けないサイドアタック。ベジェリン&ティアニーのオーバーラップも中盤の押し上げもなく、カウンターとストライカーの個人技頼みの散文的なフットボールは、われわれがずっと見続けてきたアーセナルではありません。課題山積のアルテタ監督は、残り7試合でチームを上位にもっていけるのでしょうか。エジルが本調子なら変わるのか、ルーカス・トレイラが必要なのか。プレミアリーグ10勝に届いたのは14番めという苦しいシーズン。若き指揮官の試行錯誤が続きます。
68分、右から中央に斬り込んだアームストロングのミドルは、マルティネスの頭上にアウト。アルテタ監督の2枚めは、給水の間にティアニーをコラシナツです。73分、ウォード=プラウズのクロスのクリアが、左で待っていたレドモンドへ。右足の強烈なシュートは、惜しくもポストの外でした。試合の興味は、プレミアリーグ14位のホームチームが追いつくかどうか。78分、最後方からのロングフィードでシェーン・ロングが左から抜け出すと、左足の強烈なボレーはマルティネスが左手に当てるビッグセーブ!80分にはエンケティアとダニ・セバージョスが下がり、ラカゼットとメートランド=ナイルズがピッチに送り出されます。
84分、ホイビュルクのバックパスがずれてしまい、スティーヴンスをかわしたオーバメヤンがボックス手前で転倒すると、レフェリーは迷わずレッドカードを提示。FKを蹴ったラカゼットが、リバウンドを再度右足で叩くと、マッカーシーがこぼしたボールにウィロックが詰め、勝負は決しました。0-2となるまでのアーセナルは、2戦連続の逆転負けを心配するほどの低調な出来でしたが、オーバメヤンのスプリントが世界を一変させました。MVPは、2人のストライカーと守護神でしょう。優勢だったセインツは、2つの致命的なミスで勝てた試合を落としました。
数的優位を築けないサイドアタック。ベジェリン&ティアニーのオーバーラップも中盤の押し上げもなく、カウンターとストライカーの個人技頼みの散文的なフットボールは、われわれがずっと見続けてきたアーセナルではありません。課題山積のアルテタ監督は、残り7試合でチームを上位にもっていけるのでしょうか。エジルが本調子なら変わるのか、ルーカス・トレイラが必要なのか。プレミアリーグ10勝に届いたのは14番めという苦しいシーズン。若き指揮官の試行錯誤が続きます。
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