2020.07.03 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2019-20
【Sheff.UTD×Tottenham】無策だったモウリーニョ…サイドアタック3発で昇格クラブに完敗!
アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンは、今日もベンチスタートです。プレミアリーグ32節、シェフィールド・ユナイテッドVSトッテナム。ジョゼ・モウリーニョ率いるノースロンドンのクラブは、ここで負ければ6位との勝ち点差が7に開き、CL出場権獲得は絶望的になります。キックオフから押しているのはホームチーム。セルジュ・オーリエ、エリック・ダイアー、ダヴィンソン・サンチェス、ベン・デイヴィスの4バックは、CBがサイドから上がってくるチームのクロスをクリアし続けられるのか。ハリー・ケインの後ろにソン・フンミン、ベルフワイン、ルーカス・モウラを並べた指揮官は、デル・アリというカードの切り方を注目されています。
11分、スパーズに最初のチャンス。中央をドリブルで進んだシソコがボックス手前でベルフワインに預けると、プレミアリーグ7戦3発のニューフェイスはタイミングを失い、シュートに持ち込めません。13分、右からマクバーニーがスルーパスを入れると、ロリスが飛び出してキャッチ。GKの前に飛び出していたのは、CBのベイシャムです。18分にセルジュ・オーリエが右サイドを突破し、早いタイミングでクロスを入れると、ソン・フンミンが胸に当てたボールはGKヘンダーソンが正面でキャッチしました。
ロ・チェルソとシソコへのパスコースをチェックされ、組み立てがままならないアウェイチームに対して、ホームチームは「奪ったらサイド」とシンプルです。23分にベルフワインがドリブルで仕掛けたカウンターは、右から上がったハリー・ケインがうまく打てず、ボールは右にアウト。28分、左からスプリントしたベルフワインが中央に折り返すと、ルーカス・モウラの背後から放ったシソコのコントロールショットは、ヘンダーソンが左に飛んでがっちり押さえました。
31分、左のスティーヴンスからベルゲ、バルドックと右に流れると、その外からCBベイシャムが上がってくるのがブレイズです。折り返しをもらったベルゲが右にまわり込んでクロスに打つと、ロリスの指先を抜けたボールがサイドネットに届きました。1-0となった2分後、ルーカス・モウラがドリブル突破を図り、ボックス手前で転倒。こぼれ球を拾ったハリー・ケインが左足で決めますが、直前にイーガンが蹴ったボールが倒れたルーカス・モウラの手に当たったとされ、スパーズの同点ゴールは認められません。
40分、ロ・チェルソのFKは壁にヒット。前半は1-0のままで終わり、スパーズは45分で2点が必要です。49分にルーカス・モウラが見せた必死のドリブルは、ブレイズの選手たちが囲い込んでつぶしにいきます。2列めのドリブル以外に見どころがないアウェイチームのアタック。56分にベルフワインをラメラに代えたモウリーニョ戦術に注目です。62分、マクゴールドリックが下がり、今季プレミアリーグ5ゴールのリス・ムセが登場。交代策が当たったのは、クリス・ワイルダー監督のほうでした。69分、オズボーンとのパス交換からスティーブンスがボックス左を完全に攻略し、中央にグラウンダー。フリーで待っていたリス・ムセは触るだけでした。
給水タイムの後、セルジュ・オーリエに代わってデル・アリがピッチへ。横に回すパスが目立つスパーズは、崩しのイメージを共有できていないのではないでしょうか。オンターゲットはわずか1本。ヘンダーソンと3バックが慌てるシーンはありません。工夫のないクロスは、ことごとく最終ラインがクリア。勝負が決したのは84分でした。右サイドに持ち込んだバルドックが、内側に入ったベルゲに預けると、ニアに入った速いグラウンダーをマクバーニーがプッシュしました。
89分、ボックス左のソン・フンミンが浮き球をダイレクトでファーに出すと、走り込んだハリー・ケインが今季プレミアリーグ13発めをボレーで決めますが、もう時間はありません。プレミアリーグに昇格したばかりのシェフィールド・ユナイテッドは7位に上がり、スパーズは9位に留まりました。無策だった後半、オンターゲットはトータル2本。ポチェッティーノ前監督が築き上げた「走るサッカー」の残像はありません。欧州へのチケットを取り逃がせば、13ヵ月以内に何人かの主力がクラブを離れるのではないでしょうか。モウリーニョ監督の課題は、プレミアリーグ後半戦13試合で17ゴールしか決めていない攻撃の活性化です。
11分、スパーズに最初のチャンス。中央をドリブルで進んだシソコがボックス手前でベルフワインに預けると、プレミアリーグ7戦3発のニューフェイスはタイミングを失い、シュートに持ち込めません。13分、右からマクバーニーがスルーパスを入れると、ロリスが飛び出してキャッチ。GKの前に飛び出していたのは、CBのベイシャムです。18分にセルジュ・オーリエが右サイドを突破し、早いタイミングでクロスを入れると、ソン・フンミンが胸に当てたボールはGKヘンダーソンが正面でキャッチしました。
ロ・チェルソとシソコへのパスコースをチェックされ、組み立てがままならないアウェイチームに対して、ホームチームは「奪ったらサイド」とシンプルです。23分にベルフワインがドリブルで仕掛けたカウンターは、右から上がったハリー・ケインがうまく打てず、ボールは右にアウト。28分、左からスプリントしたベルフワインが中央に折り返すと、ルーカス・モウラの背後から放ったシソコのコントロールショットは、ヘンダーソンが左に飛んでがっちり押さえました。
31分、左のスティーヴンスからベルゲ、バルドックと右に流れると、その外からCBベイシャムが上がってくるのがブレイズです。折り返しをもらったベルゲが右にまわり込んでクロスに打つと、ロリスの指先を抜けたボールがサイドネットに届きました。1-0となった2分後、ルーカス・モウラがドリブル突破を図り、ボックス手前で転倒。こぼれ球を拾ったハリー・ケインが左足で決めますが、直前にイーガンが蹴ったボールが倒れたルーカス・モウラの手に当たったとされ、スパーズの同点ゴールは認められません。
40分、ロ・チェルソのFKは壁にヒット。前半は1-0のままで終わり、スパーズは45分で2点が必要です。49分にルーカス・モウラが見せた必死のドリブルは、ブレイズの選手たちが囲い込んでつぶしにいきます。2列めのドリブル以外に見どころがないアウェイチームのアタック。56分にベルフワインをラメラに代えたモウリーニョ戦術に注目です。62分、マクゴールドリックが下がり、今季プレミアリーグ5ゴールのリス・ムセが登場。交代策が当たったのは、クリス・ワイルダー監督のほうでした。69分、オズボーンとのパス交換からスティーブンスがボックス左を完全に攻略し、中央にグラウンダー。フリーで待っていたリス・ムセは触るだけでした。
給水タイムの後、セルジュ・オーリエに代わってデル・アリがピッチへ。横に回すパスが目立つスパーズは、崩しのイメージを共有できていないのではないでしょうか。オンターゲットはわずか1本。ヘンダーソンと3バックが慌てるシーンはありません。工夫のないクロスは、ことごとく最終ラインがクリア。勝負が決したのは84分でした。右サイドに持ち込んだバルドックが、内側に入ったベルゲに預けると、ニアに入った速いグラウンダーをマクバーニーがプッシュしました。
89分、ボックス左のソン・フンミンが浮き球をダイレクトでファーに出すと、走り込んだハリー・ケインが今季プレミアリーグ13発めをボレーで決めますが、もう時間はありません。プレミアリーグに昇格したばかりのシェフィールド・ユナイテッドは7位に上がり、スパーズは9位に留まりました。無策だった後半、オンターゲットはトータル2本。ポチェッティーノ前監督が築き上げた「走るサッカー」の残像はありません。欧州へのチケットを取り逃がせば、13ヵ月以内に何人かの主力がクラブを離れるのではないでしょうか。モウリーニョ監督の課題は、プレミアリーグ後半戦13試合で17ゴールしか決めていない攻撃の活性化です。
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