【Sunderland×MAN.UTD】ルーニーもファン・ペルシも沈黙…満身創痍のファン・ハール軍団、必然のドロー!
唯一のポジティブなニュースはファン・ペルシの復帰でしたが、試合開始からいきなりパスミスでピンチを招いたマンチェスター・ユナイテッドは、前線にボールをつなげません。3分にカッターモールのミドルでゴールを脅かされると、スモーリングの自信なさげなビルドアップはサンダーランドのプレスの標的となり、フレッチャーとトム・クレヴァリーもパスミスを連発。ルーニーもファン・ペルシも、最初の7分はボールに触ることすらできません。12分、サンダーランドは右サイドのFKから、ゴール前に固まったDF陣を避けてペナルティエリアの外にグラウンダーを通し、MFバックリーがダイレクトのミドル。ホームチームの攻撃は、縦への速攻一辺倒。それでも、先にゴールを奪う予感が漂うのは彼らのほうです。
これで最終ラインは落ち着きを取り戻したマンチェスター・ユナイテッドでしたが、攻撃が機能しないのは相変わらず。29分には、CKからロドウェルにドンピシャのヘッドを決められ、同点に追いつかれてしまいます。30分を過ぎても、ルーニーにもファン・ペルシにもシュートはありません。41分、サンダーランドは右からのクロスをヘッドで折り返したボールを、フレッチャーがオーバーヘッド。ポゼッションはマンチェスター・ユナイテッドですが、積極的にシュートを狙っているのはサンダーランドです。42分、満身創痍のアウェイチームをさらなる試練が襲います。9人目の負傷離脱者となったのは、CBクリス・スモーリング。代わりに入ったのはマイケル・キーンで、ブラケットともども、3人のうち2人までがプレミアリーグ出場経験が3試合に満たない新人という急造3バックとなってしまいました。
前半を1-1で折り返し、後半に入っても流れは変わりません。先にチャンスをつかんだのはサンダーランド。50分、キーンの不用意な守備をついて、ウィッカムが一瞬フリーになって右隅を狙いますが、かろうじてブラケットがクリア。足元へボールをつなぐだけで、運動量もスピードも連動性もないマンチェスター・ユナイテッドは、後半も15分を経てからようやくチャンスをつかみます。
60分、フレッチャーからのパスをペナルティエリア右で受けたファン・ペルシが、裏に抜けようとしたマタに落とすものの、GKマンノーネがいち早くキャッチ。61分には、ファン・ペルシが初めて前を向いてドリブルで持ち込み、ペナルティエリアに侵入しますが、これはDF2人がブロック。クリアを拾ったアシュリー・ヤングが縦に抜ければ攻撃は続いたはずですが、またしてもヤングは癖になっている残念なシミュレーションをしてしまい、イエローカードでチャンスはついえます。
64分、何もできなかったファン・ペルシと、不安定なプレイに終始したフレッチャーに代わって入ったのは、ヤヌザイとウェルベック。エレーラがおらず、勝ち越し点がほしい場面でセントラルを代えるとなっても香川真司の名前は呼ばれません。プレシーズンのプレイで、守備が不安だと判断されたのでしょう。今後、香川の出番は、マタとエレーラが負傷か疲労のときと、負けている局面でリスクをとってでも攻撃の枚数を足したいときに限られそうです。
73分、サンダーランドのFKは、ラーションのシュートが惜しくも左。78分、カウンターからウェルベックが左に出したスルーパスは、素晴らしい飛び出しを見せたGKマンノーネがアシュリー・ヤングより先に触ってクリアします。結局、マンチェスター・ユナイテッドは、ファン・ペルシもルーニーもウェルベックもシュートをまともに打てないまま、タイムアップの笛を聞くこととなりました。2戦未勝利。不安定なビルドアップと連携不足に起因する、攻撃の不振は重症です。「いいとこ探し」をするならば、急造3バックにもかかわらず、セットプレイ以外でゴールを奪われなかったことでしょうか。
今のマンチェスター・ユナイテッドには、確実に勝ち点3を稼げる相手は存在せず、このままではプレミアリーグのトップ10も危ないと思われます。とはいえ、セントラルMF補強、エレーラのフィット、キャリックをはじめ負傷者の復帰、ファン・ペルシのコンディション向上、ロホやディ・マリアの合流と、今後の巻き返しを期待できるプラス要素が多いのも確か。昨季のプレミアリーグでは、アーセナルが開幕戦でアストン・ヴィラに敗れ、マンチェスター・シティは2節のカーディフ戦でジャイアントキリングを許し、最後までプレミアリーグ4位をアーセナルと争ったエヴァートンは3分けスタート。たった2試合で、ダメだと騒ぐのは早すぎます。厳しい状況なのは事実ですが、ファン・ハールサッカーを信じて、前を向くしかありません。次戦、バーンリーには勝てますよね…。
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僕は今年はユナイテッドを応援すると決めたので頑張ってほしいです!
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1番の見せ場はヤングのダイブ‼︎
あのプレイだけはワールドクラスだった
ケガ人が多いのは同情しますが、ディマリア来たところで今の現状ではさほど大きく変わるとは思えないですね
時間が必要なのはわかってます、ただ今の現状では先が全く見えないし見えてこない
ユナイテッドが憎たらしいくらい勝っていたのが懐かしいです
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あああさん 明日エコトさん ぷれみあふぁんさん>
ディ・マリアひとりで全体が変わるということはありませんが、エレーラやルーク・ショーなど、中盤のメンバーとプレイが変われば、攻撃が機能しない状況は改善すると思われます。何割かは、メンタルの問題もあるでしょうね。勝利を積み重ねることが最大の処方箋ですので、まずは来週、初勝利を、ですね。
改善点が沢山ありますね
PA内に人数をかける攻撃には好感が持てますが、遅攻ではかえって逆効果になっていたように思います
クロスをあげるにしろ、PA内は大渋滞でポジショニングの駆け引きするスペースがなく、ミドルを打つにも正面は味方含め壁だらけでした
特に今節はゲームメイクを放棄して前線にかけ上がるクレバリーがそれに拍車をかけ、不安定なCB陣にヘルプに来ないFW陣、孤立無援のフレッチャー
代表でカイトを重宝したように、もう少しフリーランを厭わないハードワーカーに目を向けるべきではないでしょうか
ただまだ2節、焦らずに一つずつ改善していくのが復活への近道だと思います
CBが人材不足になってきたので、3Bやめて、4Bにほどしたほうが良いのでは?
方向性ぐちゃぐちゃですが
ユナイテッドのディフェンスは、ボランチとDFラインとの間隔が
空きすぎているように思います。というよりスカスカですね。
私は、ディフェンスで一番大事なのは中盤の守備だと考えているので、
ユナイテッドのディフェンスはうーんって感じです(笑)
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そーいえば、
Adam Johnson がいなかった (´・_・`)
格下チームに散々ポイントを落としてきたManUはタイトル争いが難しくても新選手の合流、怪我人復帰で調子を上げ、Chelseaにホームで負けるも、アウェイでManCドローで、Arsenalに買って、足を引っ張るというパターンが想像してしまいます。
うーん、体制が整うまでは4バックに戻したほうが攻守で安定するんじゃないでしょうか。
ここ2試合は不慣れな陣形に皆バタバタしてました。
あとは本当に怪我人の復帰次第で、特にキャリックの不在は大きいですよね。クレヴァリーじゃ中盤で組み立ては無理というのはモイーズ体制下でわかりきっていたことのはず。あれなら香川のほうが良かったんじゃ…。
ジプシさん>
パスが足元ばかりでしたね。マタは、工夫しようとしてましたが。
リバサポさん Uボマーさん>
3と4は、どちらがいいとはまだいえませんが、3バックやるなら、ロホに加えて真ん中を担えるヨミのいい選手がもうひとりほしいです。クレヴァリーよりは、香川真司でしたね。3バックについていえば、激しく上下動できるタイプのサイドの選手が、ルーク・ショーとバレンシアしかいないのも気になっています。アシュリー・ヤングとヤヌザイは、3バックのサイドとしては厳しいのではないか、と。
Joeさん>
ですね。助かりました。
蒙古goonerさん>
それは、モウリーニョ氏が喜ぶということですね?