【Tottenham×Stoke】ボージャンのスピードにやられたトッテナム、重かった2点のビハインド!
開始早々にシャドリが右から持ち込み、クロスにハリー・ケインが合わせたダイビングヘッドが決まっていれば、試合はホームチームのものだったと思います。ハリー・ケインのヘッドはまともに当たり過ぎ、GKが取りやすいコースに飛んでしまいました。この一撃は、ゴールの中に体を入れながらもベコヴィッチが手を伸ばしてキャッチ。最初の岐路を無失点で切り抜けたストークは、6分にスーパーゴールで先制します。ハーフライン付近の左サイドでパスを受けたのは、今季バルサから獲得したボージャン・クルキッチ。ここまでベンチを温める時間が長く、プレミアリーグにフィットしていないようにみえた27番は、ドリブルでひとり抜き去るとそこからギアチェンジ。素晴らしい加速に、トッテナムの中盤は4人が追いつけず、ペナルティエリア手前まで持ち込んで放ったシュートがロリスの右手の先を抜けていきます。
ビハインドを背負ったトッテナムは、13分のエリクセンのFK、21分にライアン・メイソンが思い切りよく狙ったミドルなど、惜しいシュートはあったものの、アウェイでリードしたことで引いて守るストーク守備陣を崩せません。すると33分、ストークが追加点。ボージャンよりこちらのゴールのほうが、トッテナムの選手たちにはショックだったでしょう。余裕がなかったのは、DF2人が負傷交代するという緊急事態に陥っていたアウェイチームのほうで、スパーズの面々は、自分たちは絶対に追いつけると確信してプレイしていたはずです。「一瞬の隙を突かれた」という言葉がぴったりの一発は、ダニー・ローズの何でもないロングフィードから始まりました。ふわりと浮いたボールをショークロスがヘディングではね返すと、これがストークの最前線に届いて一気に2人がフリーです。右サイドのマメ・ディウフがインサイドで軽く出したセンタリングに、中央のウォルターズはノーマーク。左足で丁寧に合わせたボレーは完璧。GKロリスは、右隅に飛んでいくボールをただ見送るしかありませんでした。
後半頭からラメラとデンベレを投入し、エリクセンとタウンゼントを下げたポチェッティーノ監督でしたが、前半よりはゴール前で競り合うシーンが増えたものの、どうしてもフィニッシュが決まりません。58分、左からのクロスをハリー・ケインが頭でスライドさせるも、ボールはポストの右。75分、ラメラの直接FKは見事でしたが、左手側にカーブをかけて狙ってくるとコースを読んだベコヴィッチのビッグセーブに阻まれます。トッテナムがやっと1点を返したのは、残り15分を切ってから。77分、ダニーローズの長いクロスをファーサイドで受けて、目の覚めるような強烈なボレーを叩き込んだのは、チームの得点王ナセル・シャドリでした。1-2としたものの、トッテナムの攻撃はここまで。メイソンの中央からのミドルシュートが外れた後、85分にはノートンがレッドカードを受けてしまい、アデバヨルのヘッド以外にこれといった攻め手がないままストークに逃げ切りを許しました。
うーん、2失点はいずれも、DFのポジションが中途半端でしたね。ボージャンの一撃は、CBが足元にいけないまま、ダニー・ローズのチェックの直前にシュートを打たれてしまい、2点めはダニー・ローズがマメ・ディウフに簡単に裏を取られたことからマークがずれてしまいました。相手ボールになったときの対応をいま一度確認・徹底しないと、トッテナムはこれからもショートカウンターを喰らい続けるのではないかと思います。昨季、プレミアリーグの上位対決で、最終ラインの裏を狙われ続けたアーセナルを思い出させる失点パターン。1点しか返せなかった攻撃陣も、どんな攻め方を徹底していくのかが不明確。ポチェッティーノ監督には多くの課題が突きつけられています。
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更新お疲れ様です。
ナショナルウィーク前の敗戦はやはり堪えますね。内容については言わずもがなです。
シティにロイス行って、ナバスかミルナー来ないかなとか考えてみたりしています。
持ちすぎな守備もできる右MFがいればなぁ…
今のストークはビッグクラブから放出された才能ある若手(元若手)がたくさんいるので見てて楽しいです
アルナウトビッチ、ボージャン、ディウフ、アサイディ、アダム、アイルランド、モーゼス
もう一度ストークでその才能を発揮して欧州トップの舞台に返り咲いてほしいですね
次はパトとかキャロルあたり取ってくれないかなぁと思ってます笑
にわかスパーズファンさん>
守備に落ち着きがなかったですね。2点めが痛かったと思います。ミルナーが来たら盛り上がりますが、今の彼は、マン・シティは手放さないでしょうね…。
こーこさん>
エンゾンジとクラウチもやっかいです。ボージャンがプレミアリーグになれたら、ストークはさらに手ごわくなりそうです。彼らを苦手としているガナーズのサポーターも、対岸の火事とはいかないでしょう。