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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

キャリック&タウンゼントが離脱、ジルー&スタリッジ復帰間近…プレミアリーグ負傷者速報!

今回も、イングランド代表のトレーニングから負傷者が出てしまいました。マンチェスター・ユナイテッドのマイケル・キャリックはそけい部で、以前の足首とは別なトラブル。トッテナムのタウンゼントは、既に痛めていた足首が思わしくないということで、クラブに戻って処置を受けると報じられています。いずれも軽症といわれていますが、チェックしてみたら実は重かったというエジルの例もあり、クラブからの続報を聞かないことには予断を許さない状況ではあります。キャリックのほうは、次節のプレミアリーグでアーセナルと対決するマンチェスター・ユナイテッドにとって激痛。タウンゼントは今季のプレミアリーグで先発わずか1試合という状況で、ようやく調子が上がってきたところだったので、本人にとって痛恨でしょう。

それにしても、厳しいです、キャリック。「大事をとっただけ」なら、アーセナル戦に間に合う可能性もあるのでしょうが、ケガをしてすぐに離脱が発表されたところをみると、多少はかかりそうです。彼がいなければ、アーセナル戦の最終ラインには、19歳のマクネアか20歳のブラケットが入ることになります。スモーリングとマクネアで、ウェルベック、アレクシス・サンチェスと対峙するのは荷が重いですね。ウェルベックは、自分をサイドに押し込め見限った古巣相手ということで、却って闘志を燃やしてきそうです。

ケガといえば、代表絡みではありませんが、エヴァートンのギャレス・バリー離脱もキャリック同様にきついでしょう。こちらは靭帯の損傷で、「数ヵ月ではなく数週間の離脱の留まってほしい」とクラブが悲観的な広報をしており、1月の復帰すら難しいかもしれません。

苦戦続きのマンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、エヴァートンに残念なニュースがある一方で、リヴァプールとアーセナルには明るいニュースです。そういえば、この人の負傷も代表の練習でしたね。最後にプレミアリーグに出場したのは8月31日と、思いのほか時間がかかりました。ダニエル・スタリッジが、23日に行われるプレミアリーグ、クリスタル・パレスとのアウェイゲームに出場できる見込みだそうです。楽観的すぎるかもしれませんが、私はスタリッジの復帰で、リヴァプールの抱えている問題の半分くらいは解決してしまうのではないかと思っています。最前線の彼がボールをキープしている間にバロテッリやスターリングがゴール前に入るといったシーンも増え、苦しいゲームを個人で打開してくれることもあるでしょう。4位、5位につけているウェストハムやスウォンジーとの勝ち点差は4しかありません。リヴァプールの反攻に、あらためて期待しましょう。

そして復帰組のもうひとりは、アーセナルのオリヴィエ・ジルー。ひと頃は年内絶望といわれていたフランス代表のストライカーも、既に練習に合流しており、12月からあの明るいゴールパフォーマンスをみせてくれそうです。彼が戻ってくれば、ウェルベックやアレクシス・サンチェスの負担が減り、得意のポストプレーで中盤の組立てをスムーズにしてくれます。エジルのほうは当初の見立て通り、あと7週間かかるといわれていますが、ジルー復帰で得点力が上がれば、1月のアーセナルは安心してCBとセントラルMF補強だけに注力できます。私は、劣勢のときのジルー&ウェルベックの2トップもおもしろいと思うのですが、いかがでしょうか。少なくとも、グーナーのみなさんが「何でそこでサノゴ⁉」と嘆く場面は減りそうです。

負傷者続出クラブは、年内は選手のやりくりに腐心しながらの戦いが続くと思われますが、年明けからはベストメンバーでプレミアリーグを争ってほしいものです。特定のチームを応援していると、ついつい敵チームの主力欠場のニュースに「よっしゃ!」などとガッツポーズをしてしまったりもしますが、観ていておもしろいのは、クオリティの高いクラブ同士が最高の状態でぶつかるゲームですから。キャリックさん、早く戻ってきてくださいね。できれば22日に間に合うように…。

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“キャリック&タウンゼントが離脱、ジルー&スタリッジ復帰間近…プレミアリーグ負傷者速報!” への6件のフィードバック

  1. おにちゃんこ より:

    更新お疲れ様です。

    一つの怪我がその選手の人生を変えてしまう、ということも珍しくないことを考えると、フットボールを好む者としては、選手の怪我で喜ぶことなどあってはならないことなのでしょうね。
    けれど、私たちも激しく競争しているチームを応援している一人の人間。
    ライバルチームの選手が怪我したときについ喜んでしまう気持ち、すごく分かります笑

    私はリバプールを、友人はアーセナルやユナイテッドを応援していますが、そのへんは暗黙の了解のようなもので、利己的な喜びは互いに胸に留めるようにしています。
    私も、チーム同士がベストコンデションで熱く戦う試合を観られることが何よりだと思います。

    それにしても、代表での怪我はなんとなくモヤッとしますね…

  2. サッカー小僧! より:

    ジルーの復帰は喜ばしい限りですが、毎試合繰り返されているお馴染みの
    失点パターンを減らさないと、相変わらず煮え切らない試合が続くのでは、
    と思ったりします。

    攻撃にばっかり意識が行って、カウンターを食らうパターンと、クロスへの
    緩い対応・・・、どうにもDF陣ばかり責められますが、アルテタがフラミニと
    組んでいるときは、相対的に失点少ないんですよね。
    確かに、アルテタはフィジカル面やプレー精度に衰えが見られ、他の上位クラブの
    選手に比べると物足りなさは否めませんが、自分が思うに、チームバランスを
    考え、他の選手が攻撃に専念できるようにあえて前に上がらないようにしている
    ように感じます(とはいえ、ここには柱となる選手が一人は欲しいですが)。

    ラムジーに、得点ではなく、中盤での仕事に集中を!みたいなまるで監督から
    彼に対するメッセージのような記事を目にしましたが、実際今シーズンお粗末な
    失点が多いのは、DFラインの前がスカスカで、やられるパターンが多いです。
    ラムジー&ウィルシャーは、得点より、まずはCMFとしての本来の仕事に
    専念して欲しい、と思います。

  3. makoto より:

    おにちゃんこさん>
    >>利己的な喜びは互いに胸に留めるようにしています。
    →私もです。それにしても、今回のユーロ予選は代表でのケガが目立ちますね。理由はわかりませんが。

    サッカー小僧!さん>
    そうですね。そちらの問題解決がなければ、上位対決で勝ち切るのは難しいですよね。私も、アルテタのバランサーとしてのプレイが、アーセナルを落ち着かせていることは多いと思います。とはいえ、彼よりも守備能力の高い選手がひとり、ほしいですね。

  4. にわかスパーズファン より:

    ウォーカー復帰が報じられただけでナショナルウィークを乗り切れられそうです。笑
    タウンゼントは痛いですが、プラマイで言ったらプラスだと思います。

  5. ぐなきち より:

    サノゴには期待してるんですけどね・・・
    アーセナルのFWはやはりジルーですよ
    あの起点作りとMFばりのアシスト力は魅力です
    復帰してくれるだけで大分楽になるかと

  6. makoto より:

    にわかスパーズファンさん>
    ウォーカー復帰はでかいですね。年末は、FKを彼に蹴らせないよう、お手柔らかにお願いします。

    ぐなきちさん>
    ジルーのポストプレーはいつみてもほれぼれします。アレクシスは相当やりやすくなるのではないでしょうか。

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