2020.12.02 チャンピオンズリーグ2020-21チャンピオンズリーグ
決勝ゴールは19歳!アヤックスを完封したリヴァプールがCLグループステージ首位通過決定!
ユルゲン・クロップ、試練の時。プレミアリーグ5節のマージーサイドダービーで、ファン・ダイクが前十字靭帯を損傷してから、リヴァプールは悪魔に魅入られたかのように負傷者を続出させています。11月のイングランド代表のトレーニングで左膝の腱を痛めたジョー・ゴメスは復帰の見通しが立っておらず、アーノルドもふくらはぎを痛めてリハビリ中。最終ラインのレギュラーを3人欠いただけでなく、長期離脱中のチェンバレン、11月末の復帰予定が延期となったチアゴ・アルカンタラ、太腿痛のナビ・ケイタ、ケガが多いシャキリも戦列を離れています。野戦病院と化したレッズは、この1週間でさらに2人を故障者リストに加えています。
28日のブライトン戦でミルナーがハムストリングを痛めた後、アリソン・ベッカーも同じところを痛めてリタイア。負傷者のマーケット価格を足すと、4億ポンド(約560億円)に届く勢いです。満身創痍のチームに追い打ちをかけるように、プレミアリーグとチャンピオンズリーグが週2試合ペースで組まれています。本日は、チャンピオンズリーググループステージ5節のアヤックス戦。3トップはサラー、マネ、ジョッタ、ベンチにフィルミーノ、南野拓実、オリギと前線だけは元気です。中盤はワイナルドゥム、カーティス・ジョーンズ、ヘンダーソン、最終ラインはネコ・ウィリアムズ、ファビーニョ、マティプ、ロバートソン。ゴールマウスに立つのはアドリアンではなく、ケレハーです。
アンフィールドのゲームを勝てば、ノックアウトラウンド進出決定。ドローでも、最終節にアウェイのミッティラン戦を勝てば2位以上が確定します。立ち上がりから攻守が目まぐるしく変わる展開。リヴァプールの最初のチャンスは、2分でした。ヘンダーソンのロングフィードがカットされると、すかさず奪い返したマネが最前線のジョッタへ。ボックスの外に転がしたボールに走り込んだカーティス・ジョーンズは、ダイレクトショットをオナナの正面に打ってしまいました。
6分に敵陣でミスパスを奪ったショートカウンターは、ボックス右に入ったサラーの落としをカーティス・ジョーンズが右足で狙いますが、右のポストを叩いて先制ならず。レッズは早いタイミングでロングフィードを入れ、アヤックスの中盤を無力化しようとしています。17分のアヤックスのアタックは、右から上がったアントニーが切り返しを入れて左足を振り抜きますが、うまくコントロールできずに左に外れました。左からのクロスに反応するクラーセンが、再三フリーになっているのが気になります。32分にマズラウィが放った強烈なミドルは、ケレハーが右手を伸ばして上に弾き出しました。
40分、ワイナルドゥムがジョッタに縦パスを通したシーンは、前が開いておりチャンスでしたが、ドリブルに自信があるポルトガル代表は狭い中央に突っ込んで奪われてしまいました。45分のグラフェンベルグのミドルは、ケレハーの頭上にアウト。0-0で折り返した前半は、互角の展開といっていいでしょう。後半に入って50分、左から上がったネレスがニアに高速グラウンダーを通すと、DFの間に入ったクラーセンのヘッドは左にアウト。52分にマネが左からえぐってファーにクロスを上げると、ボレーを放ったジョッタは前を横切ったサラーを気にしたのか、ミートできませんでした。
54分、中央にいたジョッタが左に浮かすと、縦に持ち込んだマネのフィニッシュはミスキック。57分に右サイドでワンツーを決めたマズラウィが体勢を崩しながら放った一撃は、ケレハーが右に飛んでセーブ。詰めたネレスはネコ・ウィリアムズを気にして左に外してしまいました。リヴァプールの先制ゴールは58分。ネコ・ウィリアムズが左足で蹴ったクロスにオナナが目測を誤り、頭上を越えた裏に走り込んだカーティス・ジョーンズが、右足アウトのボレーを無人のゴールに転がしました。
62分のレッズのカウンターは、ジョッタとのワンツーで前線に飛び出したサラーが、1度は奪われながらもスフールスのバックパスをさらってオナナと1対1。GKがコースを遮ってキャッチし、勝負が決まる追加点を阻みました。クロップ監督は、68分にジョッタを下げてフィルミーノを投入。中盤から後ろのフィールドプレーヤーにプレミアリーグ経験者がおらず、次のカードはなかなか切れません。リードを守りたいレッズ守備陣がラインを上げすぎないように構えたため、中盤が間延びしますが、アヤックスは決定機を創れません。
82分、ヘンダーソンのパスをボックス手前で受けたサラーが、フィルミーノにダイレクトでスルーパス。ワントラップでオナナの前に躍り出た9番は、右足のシュートをセーブされてしまいました。90分にサラーが下がり、リース・ウィリアムズ。アヤックスにゴールを許さなかったリヴァプールが、2戦ともクリーンシートでダブルを決めました。
試合が終わってすぐに、アタランタがホームでミッティランにドローという朗報が届きました。リヴァプール、グループステージ首位通過決定!クロップ監督にとっては、最終節を若手起用で流せることになったのが最大の収穫でしょう。週末のプレミアリーグは、アーセナルを敵地で倒したばかりのウルヴス。アンフィールドのプレミアリーグで64戦連続無敗という記録を更新し続けているチームは、難敵から3ポイントを奪えるでしょうか。復帰する可能性がある負傷者は、ナビ・ケイタのみでしょうか。プレミアリーグだけで6試合ある12月は、選手層が薄くなってしまったレッズにとって最大の試練です。(カーティス・ジョーンズ 写真著作者/Kane Brooker)
28日のブライトン戦でミルナーがハムストリングを痛めた後、アリソン・ベッカーも同じところを痛めてリタイア。負傷者のマーケット価格を足すと、4億ポンド(約560億円)に届く勢いです。満身創痍のチームに追い打ちをかけるように、プレミアリーグとチャンピオンズリーグが週2試合ペースで組まれています。本日は、チャンピオンズリーググループステージ5節のアヤックス戦。3トップはサラー、マネ、ジョッタ、ベンチにフィルミーノ、南野拓実、オリギと前線だけは元気です。中盤はワイナルドゥム、カーティス・ジョーンズ、ヘンダーソン、最終ラインはネコ・ウィリアムズ、ファビーニョ、マティプ、ロバートソン。ゴールマウスに立つのはアドリアンではなく、ケレハーです。
アンフィールドのゲームを勝てば、ノックアウトラウンド進出決定。ドローでも、最終節にアウェイのミッティラン戦を勝てば2位以上が確定します。立ち上がりから攻守が目まぐるしく変わる展開。リヴァプールの最初のチャンスは、2分でした。ヘンダーソンのロングフィードがカットされると、すかさず奪い返したマネが最前線のジョッタへ。ボックスの外に転がしたボールに走り込んだカーティス・ジョーンズは、ダイレクトショットをオナナの正面に打ってしまいました。
6分に敵陣でミスパスを奪ったショートカウンターは、ボックス右に入ったサラーの落としをカーティス・ジョーンズが右足で狙いますが、右のポストを叩いて先制ならず。レッズは早いタイミングでロングフィードを入れ、アヤックスの中盤を無力化しようとしています。17分のアヤックスのアタックは、右から上がったアントニーが切り返しを入れて左足を振り抜きますが、うまくコントロールできずに左に外れました。左からのクロスに反応するクラーセンが、再三フリーになっているのが気になります。32分にマズラウィが放った強烈なミドルは、ケレハーが右手を伸ばして上に弾き出しました。
40分、ワイナルドゥムがジョッタに縦パスを通したシーンは、前が開いておりチャンスでしたが、ドリブルに自信があるポルトガル代表は狭い中央に突っ込んで奪われてしまいました。45分のグラフェンベルグのミドルは、ケレハーの頭上にアウト。0-0で折り返した前半は、互角の展開といっていいでしょう。後半に入って50分、左から上がったネレスがニアに高速グラウンダーを通すと、DFの間に入ったクラーセンのヘッドは左にアウト。52分にマネが左からえぐってファーにクロスを上げると、ボレーを放ったジョッタは前を横切ったサラーを気にしたのか、ミートできませんでした。
54分、中央にいたジョッタが左に浮かすと、縦に持ち込んだマネのフィニッシュはミスキック。57分に右サイドでワンツーを決めたマズラウィが体勢を崩しながら放った一撃は、ケレハーが右に飛んでセーブ。詰めたネレスはネコ・ウィリアムズを気にして左に外してしまいました。リヴァプールの先制ゴールは58分。ネコ・ウィリアムズが左足で蹴ったクロスにオナナが目測を誤り、頭上を越えた裏に走り込んだカーティス・ジョーンズが、右足アウトのボレーを無人のゴールに転がしました。
62分のレッズのカウンターは、ジョッタとのワンツーで前線に飛び出したサラーが、1度は奪われながらもスフールスのバックパスをさらってオナナと1対1。GKがコースを遮ってキャッチし、勝負が決まる追加点を阻みました。クロップ監督は、68分にジョッタを下げてフィルミーノを投入。中盤から後ろのフィールドプレーヤーにプレミアリーグ経験者がおらず、次のカードはなかなか切れません。リードを守りたいレッズ守備陣がラインを上げすぎないように構えたため、中盤が間延びしますが、アヤックスは決定機を創れません。
82分、ヘンダーソンのパスをボックス手前で受けたサラーが、フィルミーノにダイレクトでスルーパス。ワントラップでオナナの前に躍り出た9番は、右足のシュートをセーブされてしまいました。90分にサラーが下がり、リース・ウィリアムズ。アヤックスにゴールを許さなかったリヴァプールが、2戦ともクリーンシートでダブルを決めました。
試合が終わってすぐに、アタランタがホームでミッティランにドローという朗報が届きました。リヴァプール、グループステージ首位通過決定!クロップ監督にとっては、最終節を若手起用で流せることになったのが最大の収穫でしょう。週末のプレミアリーグは、アーセナルを敵地で倒したばかりのウルヴス。アンフィールドのプレミアリーグで64戦連続無敗という記録を更新し続けているチームは、難敵から3ポイントを奪えるでしょうか。復帰する可能性がある負傷者は、ナビ・ケイタのみでしょうか。プレミアリーグだけで6試合ある12月は、選手層が薄くなってしまったレッズにとって最大の試練です。(カーティス・ジョーンズ 写真著作者/Kane Brooker)
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更新ご苦労様です。まずはケレハー、ジョーンズ、ネコにおめでとう!と言いたいです。特にケレハーは絶対守護神が離脱によるスクランブル先発にも臆せずこのレベルでクリーンシート達成は大きな自信になると思います。ネコからのジョーンズが決めたゴールはKOPは涙涙です。このゲームを勝利した事を糧にさらに飛躍して欲しいですね。
週末のウルブズ戦は厄介ですがまずは身体を休めてリーグ戦に臨んで欲しいですね。