【Burnley×Liverpool】3トップは機能せず。個人技だけのリヴァプール、大苦戦の勝ち点3!
13分のコウチーニョの惜しいミドルシュートの直後、ホームのバーンリーが決定的なシーンを創ります。きっかけは、何でもないスローインをシュクルテルがトラップミスしたこと。こぼれてきたボールに反応したイングスにサコが付ききれず、ゴール左隅を狙ったシュートがポストを直撃します。16分、リヴァプールにアクシデント発生。最近のプレミアリーグでゴールマウスをまかされていたブラッドリー・ジョーンズが故障したのか、急きょミニョレが登場。元エースGKは、20分にキックをイングスにぶつけるという危ないプレイを披露し、ターフ・ムーアに集まったアウェイサポーターを騒然とさせます。
21分、コウチーニョのボールロストから、バーンリーは4対3の大チャンス。右MFマーニーへのパスがサイドに流れなければ、レッズは決定的なシュートを浴びていたでしょう。マーニーのクロスをヘッドで合わせたバーンズのシュートはクロスバーの上。明らかに3バックが混乱していたリヴァプールは、逆サイドにいたフリーの選手にボールが出なくて助かりました。23分、自陣ゴールライン際でマルコヴィッチがボイドにボールを奪われ、落としを受けたマーニーがクロス。この時間帯は完全にバーンリーペースです。リヴァプールの数少ないチャンスはカウンター。29分、ジェラードの見事なスルーパスを左サイドで受けたララナはフリー。しかし遠めから狙った左足は、GKヒートンの守備範囲です。
35分、バーンリー最大の決定機。右CKのこぼれを逆サイドで拾ったアーフィールドのシュートは、ミニョレが触れないであろう左ポストぎりぎりを襲いますが、これに触って先制点を防いだのはルーカス・レイヴァ。トータル16本を数えたバーンリーのシュートのうち、枠内は結局これ1本でした。前半を0-0でしのいだリヴァプールは、先にゴールさえ奪えればOK。ハーフタイムにコロ・トゥレまでいなくなり、切れるカードは1枚という厳しい状況ながら後半の攻撃に望みをつなぎます。
後半に入っても思うように攻められなかったリヴァプールに歓喜が訪れたのは、62分。値千金の先制点は、GKをかわして左足で流し込んだスターリングよりも、後ろからのボールをダイレクトでDFラインの裏に落としたコウチーニョがリスペクトされるべき速攻でした。1点を失ったバーンリーは、3バックで手薄になりがちなリヴァプールのサイドを狙って反撃。68分、左からトリピアが上げたハイクロスを、ファーサイドのマイケル・キーンがヘッドで叩きつけますが、これはわずかにポストの外。リヴァプールの攻撃は、コウチーニョやスターリングがドリブルから放つミドルシュートぐらいで、連携から崩すシーンはほとんどありません。74分、クロスのこぼれ球を拾ったジェラードが、ノールックで右にいたリッキー・ランバートにスルーパス。途中出場のストライカーがこれを見事に決めたものの、ジャッジはオフサイド。なかなかチャンスを創れなかったリヴァプールは、最後まで1点を守りきり、年末年始の緒戦を勝ち点3で切り抜けました。
圧倒的に押し込んだアーセナル戦と同じメンバーだったのに、別のチームのようだったレッズ攻撃陣。SBの選手は両サイドで使える3バックは今後の熟成次第だとしても、トップの後ろがぽっかり空きがちで、快足スターリングの孤軍奮闘となりやすい3トップは微妙ですね。バロテッリないしはランバートをスターリングの横に並べ、トップ下にヘンダーソンかコウチーニョが入る3-4-1-2をオプションで持っていたほうが、後ろと前をつなげやすく、スターリングの負担を減らせるのではないかと思いました。
リヴァプールのピンチは、敵陣に入ったばかりのエリアでボールを獲られ、センターサークル付近にいるMFにつながれるパターンが多く、これもまたトップとセントラルMFの間にスペースができやすいフラットな3-4-3ならでは。中央で自由にドリブルされるのは非常に危険です。何とか勝ち点3で終われたこの苦戦の反省を、次につなげられるのでしょうか。中盤であれだけボールを失っていると、キ・ソンヨン、ダイアー、シェルヴィ、シグルズソンと真ん中が強力なスウォンジーには、確実にやられると思われます。
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更新ご苦労様です。
このゲーム最大の収穫は勝点3を取れた事ですね。あのゲーム内容でよく勝てたと思います。バーンリーの拙攻に助けられました。ガナ戦のような前に行く推進力は見られず、3トップもさる事ながら、最近存在感を出しているマルコヴィッチも機能してませんでしたね。3バックはもうやめた方がいいと思うのです、、、。今回のようなゲームだとスワンズには確実に叩かれます。
Mackiさん>
3バック前提に選手を集めていないので、今後のテーマは「現有戦力の力をどうやって最大限に引き出せるか」ですね。