2020.12.28 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【MAN.CITY×Newcastle】変幻自在のジョアン・カンセロ、キレキレの90分!
ニューカッスルが攻めていたのは5分まで。その後はいつも通り、マンチェスター・シティのポゼッションです。エティハドで開催されたプレミアリーグ15節のゲームは、コロナウイルスに感染したガブリエウ・ジェズスとカイル・ウォーカーの姿がありません。ペップのチョイスは、フェラン・トーレス。今季プレミアリーグで未だノーゴールのアグエロは、フルタイムで起用できる状態ではないのでしょう。
GKエデルソン、DFジョアン・カンセロ、ルベン・ディアス、ナタン・アケ。MFロドリ、ギュンドアン、デブライネ、FWスターリング、ベルナルド・シウヴァ、フェラン・トーレス。6分にジョアン・カンセロのスルーパスで右から上がったスターリングのクロスは、ニアに戻ったシェアがクリアしました。攻め続けたマン・シティは、14分にあっさり先制。ボックス右に出たスターリングにスルーパスを通したのは、またもジョアン・カンセロです。
切り返しで2人をかわしたウインガーは、GKダーロウの前でフェイントを入れて味方の上がりを待ち、脇に入ったギュンドアンが打てるとみて足元にラストパスを転がしました。イージーなボレーが右隅に決まり、1-0。リードしたマン・シティは、さらに攻勢を強めます。注目すべきは、ジョアン・カンセロのポジションです。左のナタン・アケがタッチライン沿いを上下動しているのに対して、素晴らしいスルーパスを連発した右SBは、中盤のセンターに絞ってきています。23分、左からカウンターを仕掛けたフェラン・トーレスは、スターリングに出さずに右足を振り抜きますが、ボールはダーロウの正面に飛んでしまいました。
中央でプレイしていたカンセロは、スターリングが中に入り始めたこの時間帯は、外に張っています。左で触るシーンが多かったデブライネは、25分過ぎから右にシフト。35分、ギュンドアンの縦パスでカウンターが発動し、フェラン・トーレスの浮き球でラインの裏に飛び出したデブライネがダーロウと1対1になりました。シュートコースの選択に時間がかかったプレーメイカーは、工夫のないフィニッシュをGKにぶつけてしまいました。1分後、中央に入ってきたカンセロが右のスターリングに浮き球をフィード。角度のないところから放ったシュートは、ニアに外れてしまいました。
45分、右サイドのスターリングが前線に通したパスをトラップミスしたカンセロは、トップ下からの飛び出しでした。前半は1-0で終了。51分にジョエリントン、アルミロン、マーフィーとつながったカウンターは、右からのシュートをエデルソンがキャッチしました。マンチェスター・シティが勝負を決めたのは55分。ロドリのミドルがブロックされると、右に浮いたボールを拾ったのは普通のSBのポジションにいたカンセロです。ボックス右に侵入したSBのグラウンダーをフェデリコ・ファルナンデスがぎりぎりでカットすると、こぼれ球がフェラン・トーレスの足元に転がり、右足のフィニッシュがゴール右に決まりました。
59分、ベルナルド・シウヴァがSBのカンセロに預けると、中央に入った高速グラウンダーをスターリングが打てず、足に当たったボールが右にこぼれます。飛び込んだベルナルド・シウヴァのシュートは、ニアポストを直撃。72分、珍しく右サイドの後方にいたカンセロが縦に浮かすと、ラインの裏に抜け出したフェラン・トーレスがダーロウと1対1になりますが、後から旗が上がってオフサイドを取られたようです。78分、右から中央に斬り込んだマーフィーの左足シュートは、エデルソンが右に体を伸ばしてセーブしました。
フェラン・トーレスと代わったアグエロは、入って早々の81分にビッグチャンスをつかみます。デブライネのダイレクトパスで右サイドを突破したのは、やはりカンセロ。丁寧なグラウンダーがエースの足元に届きますが、右足のボレーは倒れながら手を出したダーロウのビッグセーブに阻まれました。85分、デブライネの長い縦パスでアグエロがボックス右に出ると、ダーロウと絡んで倒れますが、ジャッジはゴールキック。ニューカッスルに反撃を許さなかったマン・シティが、悠々と3ポイントをゲットしました。
右サイド、中盤センター、トップ下と自在にポジションを変え、後半は持ち場の右サイドから何度もチャンスを創ったカンセロを追い続けた90分。裏をカバーするジョン・ストーンズのポジショニングにも見入ってしまいました。序盤は苦戦続きだったマン・シティですが、リヴァプールとの6ポイント差は射程圏内。アグエロがトップフォームを取り戻せば、ゴールラッシュが見られるようになるのではないでしょうか。右SBをセンターに加えてボックス手前に厚みを持たせる戦い方を見て、2年前にいつも抱いていた恐怖心が蘇ってきました。ペップと選手たちの目標は、トレブルです。(ジョアン・カンセロ 写真著作者/Вячеслав Евдокимов)
GKエデルソン、DFジョアン・カンセロ、ルベン・ディアス、ナタン・アケ。MFロドリ、ギュンドアン、デブライネ、FWスターリング、ベルナルド・シウヴァ、フェラン・トーレス。6分にジョアン・カンセロのスルーパスで右から上がったスターリングのクロスは、ニアに戻ったシェアがクリアしました。攻め続けたマン・シティは、14分にあっさり先制。ボックス右に出たスターリングにスルーパスを通したのは、またもジョアン・カンセロです。
切り返しで2人をかわしたウインガーは、GKダーロウの前でフェイントを入れて味方の上がりを待ち、脇に入ったギュンドアンが打てるとみて足元にラストパスを転がしました。イージーなボレーが右隅に決まり、1-0。リードしたマン・シティは、さらに攻勢を強めます。注目すべきは、ジョアン・カンセロのポジションです。左のナタン・アケがタッチライン沿いを上下動しているのに対して、素晴らしいスルーパスを連発した右SBは、中盤のセンターに絞ってきています。23分、左からカウンターを仕掛けたフェラン・トーレスは、スターリングに出さずに右足を振り抜きますが、ボールはダーロウの正面に飛んでしまいました。
中央でプレイしていたカンセロは、スターリングが中に入り始めたこの時間帯は、外に張っています。左で触るシーンが多かったデブライネは、25分過ぎから右にシフト。35分、ギュンドアンの縦パスでカウンターが発動し、フェラン・トーレスの浮き球でラインの裏に飛び出したデブライネがダーロウと1対1になりました。シュートコースの選択に時間がかかったプレーメイカーは、工夫のないフィニッシュをGKにぶつけてしまいました。1分後、中央に入ってきたカンセロが右のスターリングに浮き球をフィード。角度のないところから放ったシュートは、ニアに外れてしまいました。
45分、右サイドのスターリングが前線に通したパスをトラップミスしたカンセロは、トップ下からの飛び出しでした。前半は1-0で終了。51分にジョエリントン、アルミロン、マーフィーとつながったカウンターは、右からのシュートをエデルソンがキャッチしました。マンチェスター・シティが勝負を決めたのは55分。ロドリのミドルがブロックされると、右に浮いたボールを拾ったのは普通のSBのポジションにいたカンセロです。ボックス右に侵入したSBのグラウンダーをフェデリコ・ファルナンデスがぎりぎりでカットすると、こぼれ球がフェラン・トーレスの足元に転がり、右足のフィニッシュがゴール右に決まりました。
59分、ベルナルド・シウヴァがSBのカンセロに預けると、中央に入った高速グラウンダーをスターリングが打てず、足に当たったボールが右にこぼれます。飛び込んだベルナルド・シウヴァのシュートは、ニアポストを直撃。72分、珍しく右サイドの後方にいたカンセロが縦に浮かすと、ラインの裏に抜け出したフェラン・トーレスがダーロウと1対1になりますが、後から旗が上がってオフサイドを取られたようです。78分、右から中央に斬り込んだマーフィーの左足シュートは、エデルソンが右に体を伸ばしてセーブしました。
フェラン・トーレスと代わったアグエロは、入って早々の81分にビッグチャンスをつかみます。デブライネのダイレクトパスで右サイドを突破したのは、やはりカンセロ。丁寧なグラウンダーがエースの足元に届きますが、右足のボレーは倒れながら手を出したダーロウのビッグセーブに阻まれました。85分、デブライネの長い縦パスでアグエロがボックス右に出ると、ダーロウと絡んで倒れますが、ジャッジはゴールキック。ニューカッスルに反撃を許さなかったマン・シティが、悠々と3ポイントをゲットしました。
右サイド、中盤センター、トップ下と自在にポジションを変え、後半は持ち場の右サイドから何度もチャンスを創ったカンセロを追い続けた90分。裏をカバーするジョン・ストーンズのポジショニングにも見入ってしまいました。序盤は苦戦続きだったマン・シティですが、リヴァプールとの6ポイント差は射程圏内。アグエロがトップフォームを取り戻せば、ゴールラッシュが見られるようになるのではないでしょうか。右SBをセンターに加えてボックス手前に厚みを持たせる戦い方を見て、2年前にいつも抱いていた恐怖心が蘇ってきました。ペップと選手たちの目標は、トレブルです。(ジョアン・カンセロ 写真著作者/Вячеслав Евдокимов)
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