【Tottenham×Chelsea】止まらないハリー・ケイン!トータル8ゴールの乱戦をスパーズが制す!
ゲームを優位に進めていたトッテナムは、16分にシャドリが惜しいオーバーヘッド。GKクルトワにこれを弾かれると、反撃を受けたホームチームは、18分にあっさり先制点を奪われてしまいます。右サイドからドリブルで上がったアザールのシュートは左ポスト。リバウンドを拾ったオスカルがゴール前に出したボールを、軽く流し込んだのはジエゴ・コスタ!危険な3人をすべて自由にしてしまえば、失点はまぬがれません。0-1となると、ゲームの主導権は完全にチェルシー。23分にも右サイドのアザールが横に流したボールをオスカルにプッシュされるなど、しばらくはトッテナム守備陣の動揺がおさまりません。
劣勢のなか、デンベレやダニー・ローズが中盤で踏ん張り、25分を過ぎてようやくボールを持てるようになったトッテナムは、30分にエースストライカーの個人技で同点に追いつきます。左から中に持ち込み、強烈なグラウンダーのミドルを叩き込んだのはハリー・ケイン。21歳の思い切りのいい今季プレミアリーグ6点めは、最終ラインに落ち着きを取り戻させる貴重な一発でした。セスクやアザールが裏に飛び出し、サイドを攻略しようとするチェルシーに対し、ホームチームはしっかり対応。失点時のような緩いマークを繰り返しません。
すると43分、逆転劇の始まりは、中盤をワンツーで抜け出した天才エリクセンから。右に流れてフリーになったシャドリへのスルーパスは完璧。クルトワの動きをみてシャドリが放ったクロスへのシュートは左ポストに当たりますが、跳ね返りにいち早く反応したのはダニー・ローズ!左足のシュートがニアを破り、ホームチームがついに勝ち越します。前半はこのまま2-1かと思われましたが、さらに終了間際にハリー・ケインがもうひと仕事。左サイドでエリクセンのパスがカットされると、チェルシーボールのインターセプトを狙った背番号18がケーヒルに倒されてPKをゲット。タウンゼントの強いシュートにクルトワは及ばず。トッテナムは願ってもない2点リードで前半を折り返しました。
ハーフタイムのモウリーニョ監督がオスカルを代えたのは、ハリー・ケインに簡単にシュートを許した背番号8の守備を危惧したからでしょうか。ラミレス投入で止血を狙った指揮官の思惑は、52分にハリー・ケインによって打ち破られます。左からのパスを受け、体を反転させてマティッチをかわしたストライカーは、クルトワと右ポストの間を狙ったコントロールショットをきれいに決めて4-1。普通ならこれで決まりですが、プレミアリーグ首位チームは簡単には勝たせてくれません。60分、ファシオが絶対にやってはいけない自陣でのボールロスト。数的優位となったチェルシーのショートカウンターは、セスクからアザール。ベルギー代表の背番号10は、中央でフリーのチャンスは外しません。右隅へのシュートにGKロリスは動けず4-2。勝負の行方はまだわかりません。
トッテナムはパウリーニョ、チェルシーは久しぶりのサラー投入。74分のアスピリクエタの強烈な右足は、ロリスがビッグセーブ。何とか差を詰めたいチェルシーでしたが、いつもは堅い最終ラインも、この日のハリー・ケインとシャドリは止められませんでした。77分、左からドリブルで上がったハリー・ケインのラストパスをシャドリがシュート。DFに当たったボールは、クルトワが絶対に届かない右隅に転がります。まさかの5ゴール!チェルシーの反撃は、86分にセスクのクイックなFKからアザール、イヴァノヴィッチ、テリーとつながった1点に留まり、トッテナムが5-3で乱戦をものにしました。
いやいや、びっくりしました。マティッチがこれだけ機能しないゲームを観たのは初めてで、イヴァノヴィッチのサイドが蹂躙された試合の記憶もありません。モウリーニョ監督復帰以来、プレミアリーグ初の5失点。この1月、FAカップ、キャピタルワンカップ、プレミアリーグと3つの大会を並行して戦う大忙しのチェルシーにとって大事なのは、早く気持ちを切り替えることと、ゆっくり休むことではないかと思います。じわじわ上がってきたスパーズは、ついにプレミアリーグ5位。この日のMVPはハリー・ケインですが、シャドリの突破力とベンタレブのハードワークもリスペクトしたいと思います。若い選手が多くて層が厚い今季の彼らは、2月のノースロンドンダービーに勝てば、もしかしてそのまま…。(ナセル・シャドリ 写真著作者/wonker)
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これは素直にスパーズおめでとうですね。
エリクセンが見事にマティッチを無効化していました。スパーズは強かったユース世代がだんだんとトップに定着してきましたね。
これがスパーズだぜ
新年早々酒がうめーw
試合に関しては言うことないです(笑)
スパーズのザル守備はいつも通りで3失点なんてもう見慣れてるんで
ただ、ファシオの理解不能なドリブルだけが不満ですが
過密日程の負担はチェルシーもスパーズも同じ
でも、チェルシーのベテランDF勢はガタガタで
スパーズのフレッシュな前線はコンディションが良かった
チェルシーがメンバー固定で戦ってきたツケが出た気がします
スパーズが大胆すぎるほどのターンオーバーをするのは知っての通り
ポチェのフィジカルマネジメントが良かったという見方も出来ますね
モウリーニョはこれで少しは固定スタメンを考え直すでしょうか……
スパーズはこれでCLワンチャンと言った感じですかね
更新お疲れ様です。
過去に左はデイビスだと言いましたが、今日ローズでよかったと思います。逆転ゴールおめでとうです。
毎年この時期は強いので毎年今年こそと期待しちゃうんですが、そろそろお願いします。笑
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いやースパーズさんはロンドンの誇りですな~
もう一つのロンドンのチームはやらかしました(/o\)
それにしてもチェルシーから五点とれるチームがあるとは…クルトワちょっとかわいそうでしたね
それに比べてスチェは…失点即座のドリンクは爆笑させられたけどもう一回気合い入れて欲しい。
すいません、愚痴になりました。
リバサポさん>
おっしゃるとおり、エリクセンがマティッチを置いてきぼりにしたプレイは見事でした。若いチームを勢いに乗せると怖いですね。
明日エコトさん スパーズ推しさん>
コンディションの差もあったかもしれませんが、チェルシーがテンションを緩めてしまったタイミングと、スパーズが上がったタイミングが合ってしまった感もあります。気が付いたときには、もう手が付けられなくなっていました。
にわかスパーズファンさん>
ハリー・ケイン、シャドリ、ダニー・ローズがうまく絡んでいた左サイド、よかったですね。
グナさん>
やっかいなチームが波に乗ってしまいましたね。われわれも3位が危なくなっており、警戒しないといけません。
いや〜スパーズ素晴らしかったですね〜(^_^;)
敵ながらあっぱれでした(笑)
怖がらずどんどん前に来る姿勢や、気迫がすごかったですね!
決定力も完全に負けてました。
あまりトッテナムのゲームを見ないのですが、ケインはいつもあんなに素晴らしいんでしょうか?
モウも判定に愚痴を言っていましたが、チェルシーファンとしては、トッテナムのPKとるなら、ハンドの2回で合わせ技一本的な感じでチェルシーにも欲しいとこでした(笑)
まあこちらもケーヒルが相手の背中を蹴ってたので、レッド出てもおかしくなかったですが…
それにしてもこのところケーヒルの安定感の無さがひどいですね(>_<)
アザールがキレキレなのと、アスピの最後まで頑張る姿勢は良かったです。
アザールは相手に厳しくタックルされているので、怪我しないか心配です。
モウさん>
ハリー・ケインは、ライアン・メイソンとともに今季急成長です。彼のゴールで空気が変わりましたね。確かに、ケーヒルはちょっと気になりますね。疲労で反応にキレを欠いているだけなら、いずれ戻ると思われますが。