バロンドール投票で、プレミアリーグ所属の2人の代表キャプテンが推した意外な名前!
ワールドカップでの活躍を重視する記者や監督、選手からは、「今回はノイアーではないか」という意見も多く、直前の声は「クラブの世界王者VS代表の世界王者」の様相を呈しておりました。私もノイアー推しのひとりでして、4年に1度しかないワールドカップでの活躍は重視すべきではないかと考えており、世界最大の大会であれだけのプレイを見せてくれた、過去最高といっても過言ではないGKに獲らせてあげたいという気分もありました。自分が学生時代、GKだったのも、守備の選手を推しがちな理由のひとつかもしれません。
とはいえ、クリスティアーノ・ロナウドもまた素晴らしい1年を過ごしており、2013-14シーズンはリーガ・エスパニョーラで30試合31ゴールで、クラブはチャンピオンズリーグとコパ・デル・レイの2冠。2014-15シーズンは年末までで14試合25ゴールと驚異的なラッシュをかけ、レアル・マドリードは世界王者に輝きました。これだけ高い得点力で、しかもCLに勝ってしまった選手と争ったノイアーは不運だったといわざるをえません。2010年、インテルで3冠&ワールドカップ準優勝と得点王という「準パーフェクト」な実績を残したスナイデルが、記者投票で1位になりながらも選手と監督の投票をかぶせたら4位にも入らなかったときは物議を醸しましたが、今回は記者もCR7の大合唱です。これはもう、仕方がありません。クリスティアーノ・ロナウドさん、おめでとうございます!
さて、そんななかで、FIFAは今回の各国代表監督とキャプテンの投票内容をオープンにしています。いつもながら、この公開システムは微妙ですね。情報がオープンになることのプラスと、公開されるなら先輩や同僚に入れとかなきゃ、と身内重視になってしまうマイナスのどちらをとるかだと思いますが、この議論は置いといて。ここでは、プレミアリーグ所属の代表キャプテン2人がシブい投票をしていたので、紹介させていただこうと思います。
投票は1位~3位を記入する形になっているのですが、まずは、ごくありがちな投票をしたネイマールの3名を見てみましょう。1位にクラブの先輩メッシ、2位に実績のあるクリスティアーノ・ロナウド、3位にはやはりバルセロナの同僚、マスチェラーノ。決してネイマールが身内びいきだけで選んだといっているわけではありませんが、「実績のある選手をメインに入れつつ、身内フリカケをパラパラ」は基本です。監督の投票にもこの傾向は顕著で、フランスのデシャン監督の3位ベンゼマ、スペインのデル・ボスケ監督は3位セルヒオ・ラモス、ドイツのレーヴ監督は3位シュバインシュタイガー。近くで見てきた選手のがんばりはリスペクトしたくなるのが人情で、3位なら、さりげなく入れやすいのかもしれません。
そしてもうひとりは、イングランド代表キャプテン、ウェイン・ルーニー。こちらは1位にクリスティアーノ・ロナウドと、プレミアリーグで共に戦った元同僚をリスペクトしつつ、2位トニ・クロース、3位ガレス・ベイル。うーん、シブい。ルーニーは、ワールドカップやチャンピオンズカップを相当熱心に見ているのではないでしょうか。ワールドカップ準決勝、ドイツがブラジルに7-1と大勝した試合で2ゴールを挙げるなど大活躍だったクロースと、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントで、レアル・マドリードではクリスティアーノ・ロナウドに次ぐゴール数を記録し、アトレティコ・マドリードとのファイナルで決勝ゴールを叩き込んだベイルですから。
バロンドールの選考に、サッカーを見るのが仕事ではない選手の投票は要らないのではないかと思いつつ、こういう報道があるとついつい楽しんでしまいます。それにしてもノイアー。私がワールドカップを観始めたのは1982年のスペイン大会、ちょいちょい現地に足を運ぶようになったのは1994年のアメリカ大会以降ですが、この30年で最高の輝きを見せたGKだと思うのですが…。いや、不運です。
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更新お疲れ様です。
ノイアーは不運としか言えないですね。
私の中では去年のバイエルンとレアルの2レグでこっちの勝負も勝負アリだったのかもしれないと思っています。
それ抜きでも1試合1点以上取ってくれる選手が相手にいることが、時代が悪いですね。
得点制のスポーツでは多くの得点をあげた選手にどうしてもスポットライトが当たるものです。違うのは野球くらいでしょう。
ベイル、アザールなどの次世代と言われた選手にバロンドールのスポットが当たるのもいつになることやら。これも時代が悪いですね。
ロナウド戻ってこないかな~(棒
にわかスパーズファンさん>
いや、ホントにそうです。相手が悪かった…。
aさん>
それをするには何人か出さないと…長期的には不安はないものの、そろそろ目先のお財布は心配ですね。