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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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香川真司と吉田麻也…ワールドカップ予選・プレミアリーグ勢の光と影

獲るべきときに獲らないと、こうなる。

昨日の2014年ワールドカップブラジル大会予選、ヨルダンVS日本のゲームを端的に語ると、こんな言葉になるのではないでしょうか。チャンスの数でいえば、2-1の最終結果は逆が妥当だったと思います。清武は二度のゴール前フリーをシュートすら打たず、前田はヘッドをポストに当て、中央どフリーを打てず、遠藤がPKを外す。ボコボコのピッチにパスワークを乱された面はありましたが、それとてゲームの一部、負けていい理由にはなりません。若い選手が多いチームなので、勝てる試合を落とした経験を、次戦以降に活かしてほしいものです。

さて、プレミアリーグ勢はどうだったでしょうか。専門誌風に採点すれば、香川「6」、吉田麻也「4」といったところですね。両選手とも、イングランドでのプレイぶりを考えれば、それぞれに不満の残る出来でした。香川は、ゴールは見事でしたが、中央でシンプルにボールをさばいて味方をいいポジションに動かす、といった絡みがあまり機能せず、前田やハーフナー・マイクの孤立を招く要因となりました。中央でタメを作って味方を使う、という動きは、やはり本田圭祐に一日の長があります。吉田麻也は、さすがに犯したミスが致命的でしたね。プレミアリーグで、あれだけ完璧に抜かれたのを見たことがなかったので、ヨルダンの2点めのシーンはショックですらありました。もしかして、フィジカルが万全ではなかったのでしょうか?

攻撃が組織的でなく、タイトなマークもしてこない相手であれば、さすがプレミアリーガーというプレイをもっと見たかったですね。とりわけ吉田麻也に対するがっかり感が強かったので、書かずにはいられませんでした。戻ってきたら、香川はマンチェスター・ユナイテッドのプレミアリーグとFAカップW獲得、吉田麻也はサウサンプトンのプレミア残留と、それぞれの目標に向けて貢献していただき、6月には文句なしの活躍で日本をワールドカップに導いてほしいです。引き続き、ガンバレ!

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