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プレスの前で非難されたマット・リッチーが激怒!現地メディアが「ブルース解任間近」と報道!

ブックメーカー「ウィリアムヒル」が場を立てている「次に解任される監督」の本命は、めまぐるしく入れ替わっています。年末はフランク・ランパード、1月末からはジョゼ・モウリーニョとユルゲン・クロップの一騎打ち。スパーズとレッズが連敗を食い止めると、一気に浮上したのは絶不調ニューカッスルを率いるスティーヴ・ブルース監督です。

直近のプレミアリーグ14試合は2勝2分10敗。3-2で勝ったサウサンプトン戦の後、今季プレミアリーグ10ゴールのカラム・ウィルソン、1試合あたりのドリブル成功数がリーグ2位のサン=マクシマン、プレーメイカーのアルミロンと攻撃のキーマンが全員負傷リタイアとなりました。最終ラインの軸として頼りにしていたファビアン・シェアも長期離脱。ストレスが溜まっていたのか、指揮官はトラブル必至の禁じ手をやらかしてしまいました。

この件については、「デイリー・メール」が独占と銘打って詳細にレポートしています。1-1のドローでタイムアップとなったウルヴス戦の試合後会見。ニューカッスルの指揮官は、72分に投入したマット・リッチーを「自分の戦術的な指示をチームに伝えなかった」と非難しました。ボスから直接聞きたかったことを、メディアを通じて知ったサイドアタッカーは激怒。監督が選手に責任転嫁するのをガマンし続けていた選手たちの一部からは、もう信頼できないという声が挙っているそうです。

その夜、すぐに答えがほしかったマット・リッチーがブルース監督に電話すると、返ってきたのは「火曜日のトレーニングの際に話す」。なぜすぐにいえないのかと怒りを増幅させた31歳のベテランが、火曜日の朝にトレーニング施設に顔を出すと、ボスのアシスタントを務めるスティーヴ・アグニューから「彼はオフィスで待っている」と告げられました。

既にテンションMAXだったスコットランド人は、チームメイトの前で話そうとしない指揮官にブチギレてしまい「臆病者に話すことなどない」と拒否。これを聞いた60歳のイングランド人監督も堪忍袋の緒が切れ、ピッチでマット・リッチーに肩をぶつけて罵倒合戦のゴングを鳴らしました。リッチーは水曜日に謝罪したものの、他の選手たちが彼の肩を持っており、ブルース監督の立場は微妙になっているようです。

ウルヴス戦で決められたルベン・ネヴェスのゴールについて、対応を非難されたドゥブラフカ、ジャマール・ルイス、ジョエリントンはリッチー後援会。実際に告げられる72時間前にスタメン落ちの報道を見たダーロウは、「うんざりする」と吐き捨てています。チームの戦い方にフィットしていないとされ、プレミアリーグ9試合連続で出番がないシーン・ロングスタッフも、彼らに合流するのではないでしょうか。

「私のやり方で物事を続けていく」という最近のブルース語録について、WhatsAppグループで笑い飛ばしている選手もいるとのこと。センセーショナルなレポートは、選手たちの多くがチームの戦術を立て直すために招聘されたグレアム・ジョーンズコーチの昇格を望んでおり、クラブも検討を始めていると伝えています。

ジョゼ・モウリーニョ監督がマンチェスター・ユナイテッドから解任されたプロセスと、同じルートを辿っているスティーヴ・ブルース監督は、18位フラムと順位が入れ替わったタイミングでジ・エンドとなるのではないでしょうか。キーマン4人を含む総勢7人が負傷離脱という非常事態に陥ったクラブに最も必要なのは、指揮官の求心力なのですが…。ブルース解任とマグパイズ降格のダブルでベットしている現地のファンが増えているのではないかと思われますが、どうなるか見てみましょう。


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