偏愛的プレミアリーグ見聞録

プレミアリーグが、アーセナルがシンガポールにやってくる！ 昨日、アーセナルは7月にシンガポールで開催される「バークレイズ・アジアトロフィー」に参加すると発表しました。この大会は今回で7回めとなり、マレーシアや香港、中国などで開催されてきましたが、シンガポールは今回が初めてです。会場は、55000人を収容できるシンガポール・スポーツ・ハブ。ガナーズとトロフィーを争うのは、同じプレミアリーグの2チーム、エヴァートンとストーク、そして地元のシンガポール代表です。この顔ぶれなら、優勝にいちばん近いのはストークではないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。アーセナルがシンガポールに来るのは、1991年以来24年ぶりだそうです。

アジアのプレミアリーグファンが生でプレイを観られる機会があるのは、とてもいいことだと思うのですが、気になるのは日程です。7月15日～18日というスケジュールは、新チームが始動してゲームをする時期としては早いですね。今季のFAカップ決勝は5月30日にウェンブリー、チャンピオンズリーグ決勝は6月6日にベルリンのオリンピアシュタディオン。両大会で優勝の可能性を残しているプレミアリーグ唯一のクラブであるガナーズは、シーズン終了がライバルよりも1～2週間遅れるかもしれず、最高にいいシーズンを過ごせれば、選手たちのバカンスの季節は正味1ヵ月ありません。ファン・ハール監督が張り切り過ぎた今季のマンチェスター・ユナイテッドは、「オフシーズンの世界最強」がプレミアリーグ出遅れの原因となりました。今までも、負傷者が続出してプレミアリーグ前半戦でつまずくことが多かったアーセナルが、うまく開幕を迎えられるのかが心配です。

イギリス紙「デイリー・メール」によると、アーセナルはロンドンのコロニーにある練習場の拡張工事が認可され、ヨガやストレッチの施設が充実した素晴らしいトレーニング環境にバージョンアップするとのこと。こちらの完成はいつでしょうか。いや、今から来季の心配ばかりしていても仕方がありませんね。まずは今季のプレミアリーグで充分狙える2位、あわよくば大逆転を実現して、シンガポールのファンに大歓声で迎えられるようにならないといけません。

「バークレイズ・アジアトロフィー」のチケット購入情報は、今月中に参加クラブの公式サイトでオープンになるそうです。行きたいですね。グーナーのみなさん、いかがですか？フライトは5時間半ぐらいですので、行って帰っての強行軍もありです。私は、ロンドンやマンチェスターですら現地2泊、3泊で行ってしまったりするので、これはうっかり乗ってしまうかもしれません。