イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

2014-15シーズン現地観戦記~(5)オールド・トラフォードに車でGO!

「偏愛的プレミアリーグ見聞録」の特派員による現地観戦レポート、第5弾はわがマンチェスター・ユナイテッドの聖地オールド・トラフォードにジャパニーズ・グーナー現わる、というお話です。ゲームは、あの思い出したくないFAカップ。いろいろいいたいことはありますが、5月のプレミアリーグでのリベンジマッチまでとっておきましょう。では、どうぞ!

3月9日月曜日は、幸運にも手に入ったFAカップ準々決勝、マンチェスター・ユナイテッドVSアーセナルを観に、再びマンチェスターに向かいました。

これまで他の試合はすべてホーム席で観戦してきたので、比較的自力での手配も容易だったのですが、アウェイ席の確保となるとそうはいきません。基本的にプレミアリーグ(に限らずイングランドのサッカー全般)のスタジアムでは、アウェイ席の割り当てはごくわずか。あまり人気のないクラブだと、多めに割り当てられているケースもありますが、ゴール裏やバックスタンドのさらにごく一画だけというのが一般的です。FAカップでは、通常のリーグ戦より多くの席をアウェイ席に割り当てることが義務づけられているそうですが、それでも、マンチェスター・ユナイテッドVSアーセナルとなればビッグマッチ。アーセナル側の席を確保するのは、年会費を払っている有料会員のうちでも、上級会員でなければほぼ不可能です。(このあたりの話はまた改めてご紹介します)

とはいえ筆者は思想信条の関係で、アーセナルの試合だけはアーセナル側の席以外では見られません。正直、アウェイ開催となった段階で諦めていたのですが、手を貸してくださる方がいらっしゃって何とかチケットを確保。ついに!夢の!オールド・トラフォードのアウェイ席での観戦が実現したのです!

さて、今回のマンチェスター行きで試してみたのは車移動。特急で移動すれば片道2時間少々、この試合用のチャーター列車も出るとかで、夜開催の試合でもその日のうちに帰れないこともなかったのですが、車で行けば帰路は道中寄り道&観光もできるとにらみ、あえてのレンタカー+1泊の態勢で臨みました。

イングランドでの運転は、海外の中では抜群にトライしやすいのではないかと思います。標識も日本とあまり変わらないし、何といっても右ハンドル左側通行というだけでハードルは相当低いはず。レンタカー代も日本と比べると安い(と思う)し、日本の免許を持っている人なら、運転免許試験場や一部の警察署で国外運転免許証の発行手続きをするだけで車を借りることができます。ちなみに必要なものは2400円の手数料と顔写真、パスポートくらいです。ただし、当地にオートマ車はほとんどないのでそこだけは要注意!予約できないことはないらしいのですが、選択肢がとても限られるそうです。

予約サイトでレンタカーを予約し、当日は国外免許証と日本の免許証、パスポートの3点セットを持ってショップへ。日本の免許証は要らないようなことが書かれているものも見ましたが、免許センターのおじさまに「チェックされることもあるから」と勧められて念のため持って行ったのは大正解。パスポートと合わせてじっくりきっちりチェックをうけました。

車種はvoxhallのastra。日本のレンタカーでも出発前に傷の有無等をチェックしますが、こちらの車は結構傷だらけで、事前の書類に乗っていない傷も平気で存在するのでぬかりなくチェックし、書類に書き加えてもらっていざ出発です。ちなみにショップは、アーセナルのスポンサーとしておなじみのEUROPCAR。完璧!(笑)

ナビは最近大充実のgoogleマップのナビ機能を使用。見ながら走るのは難しいですが、音声案内をつけるとかなり使えます。高速道路が基本無料なのは有難いところ。日本と同じようにところどころサービスエリアがあるので、休憩したり食事をしたりしながらマイペースで進みます。途中のサービスエリアでいただいたジャケットポテト(BBQポークとコールスローのせ、£6.99)もなかなかおいしゅうございました。

ジャケットポテトでずいぶん待たされつつも、ロンドンを出て4時間程度でマンチェスターに到着。スタジアム周辺は郊外なので、運転のプレッシャーもさほどではありません。

ナビでオールド・トラフォード界隈を目指すと、近づくにつれて“Match day P”の標識が目に入り始めます。価格帯は、徒歩で15分程度離れたところで£5、スタジアム隣接だと£10、その中間が£6といったところ。まあずっと車で座りっぱなしだったし、ちょっとくらい歩くのもいいかと£5の駐車場に入れました。到着したのは試合開始1時間ちょっと前でしたが、さほどいっぱいということもなく、場所や価格を選ばなければ駐車場難民になるようなことはなさそうです(F1日本グランプリ開催時の鈴鹿サーキットの、予選日のような感じっていったら分かる?分かんないか)。こうやって車が使いやすいのは地方のスタジアムならではですね。ロンドンのスタジアムでは、そもそも駐車場自体がほぼありません。
ちなみに何度もしつこく申し訳ないのですが、オールド・トラフォードは電車を使っても何だかやたら遠く感じます。ロンドンから行くと、Manchester Piccadilly駅からメトロリンクに乗り換えて30分、さらに駅から20分以上は歩く印象(体感値であることをお断りしておきます)。車という選択肢はなかなかアリなんではないかと思いました。

悪口ばかり言ってブログ主(マンチェスター・ユナイテッドサポ)が気を悪くしてもいけないのでフォローしておくと、オールド・トラフォードへの道中は屋台がすごく充実しています。駅から遠い分、グッズやらフードやらの屋台が沿道にずらっと並んでいるのはちょっと楽しいもの。まあすごく美味しいってわけでもないですが……(笑)お!敷地内にはドーナツ屋さんまであるぞ?さすがだね!などと感心しながら、チケットで指定されたゲートに向かいました。

この稿、長くなりますので「2014-15シーズン現地観戦記~(5)世界一おいしいドーナツはオールド・トラフォードに!」に続きます。

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