【MAN.UTD×Tottenham】絶妙キャリック!マン・ユナイテッド、未来につながる3発快勝!
2分、フィル・ジョーンズの無理なバックパスをデ・ヘアが足でセーブ⁉タウンゼントのCKを中央でバタバタとクリアするホームチームに、さっそく胸騒ぎです。7分、マンチェスター・ユナイテッド最初のチャンスは、左サイドをドリブルで進んだルーニー。ラストパスはエレーラに合わなかったものの、オールド・トラフォードのチャントに支えられてようやく落ち着いたようです。すると8分、何と先制!空いたスペースに走り込み、ブリントのパスを受けたキャリックが見事なスルーパス。左から抜けてきたのは、ポストプレーを期待されていたフェライニ!クロスに狙ったシュートが右のサイドネットに吸い込まれ、サポーターの絶叫がスタジアムを包みます。
キャリックが中盤を仕切るマンチェスター・ユナイテッドは、最近になく攻撃にテンポがあります。18分、2点めはCKから。マタのキックに競り勝ったフェライニのシュートはシャドリがクリア。このリバウンドを、丁寧なヘディングでゴール右隅にコントロールしたのはマイケル・キャリックでした。望外⁉の2-0。プレミアリーグで前半元気なマンチェスター・ユナイテッドを観るのは、久しぶりのような気がします。
スパーズは中盤がつながらず、エリクセンまでも守備に奔走。マンチェスター・ユナイテッドの寄せの速さに、25分を過ぎてもシュートが打てません。26分、アシュリー・ヤングのグラウンダーにマタが走り込み、3点めかと思われたシーンはダニー・ローズが体を張ってシュートを打たせず。タウンゼントはケガか不調か、ポチェッティーノ監督は31分という早い時間にデンベレを投入します。
34分、これは感動しました。ベンタレブのパスミスを拾ったのはウェイン・ルーニー。2人に囲まれながら、小刻みなステップでチェックをかわしたキャプテンは、ロリスとの1対1を冷静に流し込んで3-0。大きく手を広げて真後ろに倒れ込むパフォーマンスは、最高の喜びの表現でしょう。36分にも左のブリント、フェライニとつながってボレーはルーニー。憮然とした表情のポチェッティーノ監督は、ここまでのワンサイドは想定していなかったでしょう。前半のマンチェスター・ユナイテッドは、間違いなくシーズンベスト。トッテナムはシュートゼロで、デ・ヘアのセーブはフィル・ジョーンズの無邪気過ぎるバックパスのみです。違いを生み出しているのは何といってもキャリック、そして守備に気を遣わなくてもいい試合では輝くマタです。
後半最初のシュートは、デンベレが大きく打ち上げたトッテナムの初めてのシュート。マンチェスター・ユナイテッドの出足のよさは変わりません。53分には右からの崩しを受けたルーニーが落として、ブリントがミドル。直後のトッテナムは、この日初めてペナルティエリア付近でシュートコースが空いたところを、ライアン・メイソンが狙うもののうまくミートできず。ハリー・ケインは相変わらず抑えられています。63分、スパーズの2枚めはライアン・メイソンをラメラ。64分、マンチェスター・ユナイテッドは8人が上がる厚い攻撃。フィル・ジョーンズからのロングパスをもらったブリントのクロスを逆サイドから上がったエレーラが狙うと、惜しくも枠を捉えられずに外からサイドネットを揺らします。
ファルカオやジェームズ・ウィルソンを出しやすい状況だったマンチェスター・ユナイテッド。しかし75分、ファン・ハール監督の1枚めは、プレミアリーグデビューとなるMFペレイラでした。オールド・トラフォードには弛緩した空気が漂っています。80分、カイル・ウォーカーが惜しいグラウンダーのクロスを入れますが、誰も触れないままボールは左サイドへ。83分、ようやく来ましたファルカオ。フェライニはここでお役御免です。コロンビア代表のエースはプレミアリーグ5点めを決めることができず、前線でくさび役を果たすに留まります。ハリー・ケインが初めて彼らしいシュートを放ったのは、終了直前の89分。至近距離からの一撃は、チーム初の枠内シュート。デ・ヘアがこれを冷静にキャッチすると、試合はそのままタイムアップを迎えました。
ルーニーとキャリックが素晴らしかっただけでなく、ルーニーのすぐ下にいる時間が長かったエレーラとフェライニのポジションバランスもよかったと思います。長いボールはいいものの、周囲を動かすパスではキャリックに劣るブリントは、この日よかったアシュリー・ヤングと左でコンビを組んだほうが活きるかもしれません。マンチェスター・シティやアーセナルとの得失点差を考えれば、後半、もう1~2点欲しいところでしたが、先週までのドタバタぶりが収まっただけでもよしとしなければならないでしょう。ファン・ハール監督は、ディ・マリアが戻ってきたらどうするのでしょうか。ここからはあまりいじらず、熟成させる方向に舵を切ってほしいのですが…。
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ルーニーがゴール後倒れたのは、喜びの表現でもあるのでしょうが、bradsleyとボクシングのまねをしてたらKOされたことに関するものだと思いますよー
更新ご苦労様です。
CL争う同士の拮抗したゲームを期待していたんですが、スパーズはいつもの悪い癖が出たのか、ユナイテッドが素晴らしかったのか、、、。私はユナイテッドが素晴らしかったと思います。相手のプレスが効いてましたね。ルーニーは本来の位置が輝いてますね。これがベストな布陣になるのでしょうか?この調子で来られたら、次節の対戦相手であるレッズ戦は要注意です。
アスピ(ryさん>
そうなんですね。追いかけられてませんでした。情報ありがとうございます。
こんなに良いユナイテッドを見るのは何時ぶりでしょう(笑)
好調スパーズ相手に勝ち点を削ってくれればと思ってみていたら
なんのなんのスパーズになにもさせずの圧勝とはお見逸れいたしました。
今後の日程を睨むとユナイテッドのCL圏内は難しいと見ていましたが
リバプールがスワンズに後れをとるようなことがあれば、近年のビッグ4が
CL圏獲得競争で一歩抜け出すことになりそうですね。
いい試合だったというかユナイテッドははじめからこれができていれば
優勝争いしてましたよね
いやー素晴らしかったですね!
前半はトッテナムがノーチャンスでした。
寄せの速さとダイレクトパスの精度が良かったです。
久しぶりに面白いサッカーでした。
今後にも期待できそうですね!
本当に、何と言いますか、一昔前の試合を観ているんじゃないか、監督の席に座っているファンハールは実はファーギーの変装なんじゃないか、なんてことを思わず考えてしまいました。それくらい素晴らしい試合でしたし、それをスパーズ相手に見せたのですから、もうもう泣きそうです。契約延長に難航しているペレイラを起用することもできましたいしね。
観戦していたファーギーも、心成しか顔色がよかったようなw
本当にいい試合でした!細かく観れば、修正点はありましたが、そんな事どうでもいい!ファギーの頃の様な、圧倒的な速さと攻撃で、これぞユナイテッド!これぞプレミアと言う試合でした。
点が入る度、皆んながボールを持って攻め上がる度、狂喜乱舞し、3点目が決まる頃には泣いてました(笑)
これが未来に繋がる様に…ファン・ハールが変な気を起こして、システムいじらないように…祈るのみっ!
先発を予想するメディアもありましたが出場機会なし。まだ、2年早いということでしょうか。
Mackiさん>
素晴らしいプレスでした。エレーラが上がればフェライニが後ろに回り、フェライニが左から出ていくとエレーラが中に絞りと、中盤のコンビネーションがよかったと思います。
ゆうまさん>
いや、ほんとに久しぶりです。ようやくマンチェスターダービーが楽しみになってきました。
アーセナルさん>
そうですね。ファン・ハールさんが変な意地張って回り道した感がありますが、ようやく。
爪楊枝さん>
プレスに迫力があったので、トッテナムは気持ちで負けている感がありましたね。ベンタレブのミスは、いつもの彼ならしないミスだと思いました。
aさん 汗かきスターさん>
同感です!3点めがルーニーだったのもよかった。前へ前へを久しぶりに見ました!
はるやさん>
直近のプレイが冴えなかったので優先順位が下がったのか、マタの経験を取ったのか。ファン・ハールさんは、激熱モードにスイッチが入っていない時は、変なこだわりがなくフラットだと思います。マタ起用は正解でしたね。