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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

欧州、全滅!プレミアリーグの急激な凋落・4つの仮説(4)単一の戦術、国内選手の伸び悩み

前稿「欧州、全滅!プレミアリーグの急激な凋落・4つの仮説(3)やっぱりタイトなスケジュール」より続きます。

(4)単一の戦術、国内選手の伸び悩み
最後に、戦術的なお話を少々と、イングランド人選手について触れたいと思います。私は、何しろプレミアリーグ観戦が忙しく、他国のクラブのゲームはチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグが主で、ドイツを除いて国内リーグまで深く見きれているわけではありません。ですので、欧州全体の戦術的な分析は専門家におまかせするしかありませんが、ここでは欧州のコンペティションを観ていて思うところを語りつつ、プレミアリーグのクラブにおいて気になることを挙げてみたいと思います。

今季が始まった頃、プレミアリーグ経験者のシャビ・アロンソが、「複数のフォーメーションをこなせないとチャンピオンズリーグでは勝てない」とコメントしていました。王者レアル・マドリードとグアルディオラのサッカーの裏側まで知る彼の言葉には重みがあります。これに加えて、欧州の大会を観て私が思うのは、「カウンターができて、カウンターに対して守れるチームでないと、欧州では勝てない」ということです。相手を見て選ぶ複数の戦術と、ショート、ロングそれぞれのカウンターの攻防。プレミアリーグで、チェルシー以外にこれらができるクラブがあるでしょうか。

マンチェスター・シティと戦ったバルセロナは、以前のポゼッションサッカーのチームではなく、明らかにカウンターのチームにモデルチェンジしていました。ただし、最終ラインで奪うというリスクは最小限にとどめ、ひとつ前の中盤でカットして一気に攻め込むショートカウンターが中心。もはやティキタカではないものの、「奪われた瞬間に取り返す」というこれまでの戦術は健在です。彼らは、「中盤でボールを支配するため」ではなく、「中盤で奪って素早く攻めるため」に、人数も含めた優位にこだわっていたのではないかと思います。一世を風靡したポゼッションサッカーをトレースできるのは、グアルディオラという卓越した戦術家と、守備に長けた前線の選手を抱えたバイエルン・ミュンヘンぐらいでしょう。しかし、彼らとて戦い方は複数あり、今季はわざとサイドを広く取ってワイドなアタックを仕掛け、ゴール前に固まった相手に横のすき間を作らせるような攻め方もしています。

翻ってプレミアリーグ勢は、戦い方がひとつしかないクラブも多く、相手に合わせた戦術選択ができなかったりします。結果的には終了直前の3点めが致命傷でしたが、モナコ戦のアーセナルにおける最大の失敗は、カウンターからベルバトフに決められた2点めのシーンでしょう。53分という早い時間に、敵陣での無謀なスライディングをかわされて創られた2対1の形は、チェルシーに大敗したゲームを思い出させる過去の失敗のパターン。モナコはカウンターにしか活路を見出せず、後ろさえケアしておけば、ゴールを奪えたかどうかはわからないものの、失点を重ねなくても済んだと思われます。

バルサと戦ったマンチェスター・シティも、中盤右サイドに構えたメッシを起点に最後は左から崩すというバルセロナ定番の形に対応できず、GKジョー・ハートの大当たりでしかカウンターを止められない状態。私は、「最終ラインを強力FW対策で3枚にして、サバレタをサイドMF、アルバの上がりを抑えるべくダヴィド・シルヴァを右FWに置いた3-4-3でバルサの左に対抗したらおもしろい(いや、うまくいくかどうかはわかりませんよ)」などと妄想を膨らませておりましたが、ペジェグリーニ監督のサッカーは後ろが4枚は確定。前をアグエロひとりにするのかジェコやボニーを入れるのか、ヤヤ・トゥレを前にするか後ろにするか、便利なミルナーをどこで活かすか、ぐらいのチョイスしかなく、バルセロナの特徴的な攻撃への対策はありませんでした。

このうえは、バイエルンとバルセロナの試合を観てみたいですね。どちらが勝つにせよ、グアルディオラ監督は何らかの解を見せてくれるのではないかと思います。いつものバイエルンの戦い方とは違うのに、いつものバイエルンとクオリティが変わらない極上のバルサ対策を。

1月にマンチェスター・シティに勝ったカウンター主体の新アーセナルを観て、チャンピオンズリーグが楽しみ、このスタイルを第2の形として熟成させていってほしいとワクワクしていたのですが、ヴェンゲル監督にそこまでの意志と覚悟はなかったようです。アーセナルやマン・シティが「カウンターができて、カウンターを封じられる複数の戦い方を持ったチーム」になれなければ、敵地でこそ貴重なアウェイゴールを奪おうと攻めてくる現在のチャンピオンズリーグで、ホームゲームをクリーンシートで勝ち切るのは難しいのではないかと思います。プレミアリーグにおいて、いくつかのチームのサッカーは、「ひと昔前の、部分的にバルセロナの香りがするポゼッションサッカー。戦術が単一なので相手に攻め立てられると混乱するのみ」となってはいないでしょうか。

最後にもうひとつ、気になるのはイングランド人選手のレベルです。ワールドカップを勝ったドイツと、それまでチャンピオンで個別の選手のクオリティは依然として高いスペインは、ワールドクラスの代表レギュラー選手が国内のブランドクラブで活躍し、一部のトップとその下の選手が海外、例えばプレミアリーグに流れてくるという図式。一定の数のホームグロウン選手をリストに入れないといけないプレミアリーグのクラブにとって、イングランド人の次世代ワールドクラス候補が少ないのは由々しき問題でしょう。代表レギュラークラスのDF、ジャギエルカとレイトン・ベインズが揃っているエヴァートンが、キエフに5点獲られて負けるのをみるとがっかりします。クオリティの低い国内選手と、トップクラスの国の二番手以下を集めて欧州のトップになろうと思えば、相当な戦術と若手の目利きが求められます。

プレミアリーグが欧州で強かった頃は、ルーニー、リオ・ファーディナンド、ランパード、テリー、ジェラード、アシュリー・コールなど、要所にスケールの大きい選手がいました。今のイングランドで、将来の大器として期待できそうなのは、スタリッジ、スターリング、ヘンダーソン、ロス・バークリー、ハリー・ケインぐらいでしょうか。どうしたウィルシャー、ウォルコット。こればかりは、各クラブの育成とFAの取り組みに期待するしかありませんが、国の代表の強さとリーグのレベルは、一定連動するものだと思います。

ずいぶん長くなりましたが、以上4点が、私が考えるプレミアリーグ凋落の理由です。このところ厳しいのは事実ですが、満員のスタジアムとテレビ放映権料、スポンサーからの資金が潤沢にあるのはプレミアリーグの希望であり、以前のセリエAのような落ち方や、長期的な低迷はないでしょう。とはいえ、プレミアリーグファンとしては、チャンピオンズリーグの椅子が3つになるのを見たくないものです。来季はがんばれ、としかいえませんが。いや、本当にがんばってほしいです。

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“欧州、全滅!プレミアリーグの急激な凋落・4つの仮説(4)単一の戦術、国内選手の伸び悩み” への10件のフィードバック

  1. ガナサポ より:

    やはり、絶対的なチームが今プレミアにいないからだと思いますね。
    チェルシーは頭一つ抜けてますが、まだモウリーニョの2年目。攻めの姿勢を貫かなかったことが仇になったかと。
    シティは強いけどリーグで取りこぼしも多い。選手のターンオーバーも多く、ポゼッションがしたいのは見えるけど、サッカーのアイデンティティーが今ひとつ見えない。
    アーセナルは補強にお金を使うようになってからまだ2年目。ピースは揃ってきてるのでもう一枚DMFと後は組織の熟成が必要かと。
    バルサは同格以上、パリSGは同格。欧州で強いチームは個の力、チーム力、スタイル全て持っているので、対抗するには同じように競えるものを持たないと厳しいと思います。

  2. makoto より:

    ガナサポさん>
    そのご意見には同感です。
    私は、それぞれの国のレベルは、優勝したクラブが決めると考えております。言い換えれば、優勝したクラブのレベルが高ければ、全体の水準は上がる、ということですね。そう考えた時に、現在のプレミアリーグは首位のチェルシーが発展途上。マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールは試行錯誤から完全に抜け出してフルシーズン戦闘モードは来季、アーセナルは課題解決できる駒が揃っていないのでこれも来季。来年の今頃は、どこかが巻き返しているかもと思えるのは、ポジティブですね。

  3. こーこ より:

    いっつも思うのですが長期的視野に立ちすぎだと思うんですよねプレミアって
    まだモウリーニョの二年目と上の方は言われていますがもう二年目でしょう
    アンチェロッティやグアルディオラは一年目で要求の厳しいクラブの求めるものを達成しました
    シメオネやコンテも一年目で一気にチームを変え、タイトルを獲得しています

    またプレミアのファンの方はよくまだ選手が足りてないとおっしゃいますが他国から見たらバカみたいなお金を使ってると思います
    デブライネ、マタ、サラーなどを平気で売り飛ばし選手が足りないと嘆くモウリーニョや攻撃的な選手ばかり補強して中盤底でまともな守備が出来る選手を一向に集めないアーセナル、同じく攻撃的な選手ばかり集めてCBが足りないと騒ぐユナイテッド、ジェコアグエロヨベティッチのいるところにボニーを補強し個人技頼りのサッカーを続けるシティ
    スアレスやベイルマネーを散財したリバプール、スパーズ
    これでまだ選手が-選手が-と騒ぐのであれば選手を引き抜かれては限りある予算でなんとかやりくりしているアトレチコやドルトムントに怒られてしまいます

    欧州で勝つために必須なのは管理人さんが書かれている通りいくつもの戦術を有している監督とそれを実行できる選手だと思います
    チェルシーですら前者は微妙な域になってきている現状で、他の監督はというといつまで経っても相手の存在を考えたサッカーが出来ない人ばかり
    選手よりも先に監督を何とかするべきではないでしょうか(個人的にファンハールは今のところ相手に合わせて戦術をやり繰りできる人だと思ってるので来季は楽しみです)

  4. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    今回の記事は興味深く読みました。
    欧州で戦える戦術カードが少なすぎなのではないかと思います。シャビアロンソが指摘していた点はごもっともでした。
    潤沢に資金が入ってしまう弊害、ハードなゲーム日程による選手の疲労蓄積、伝統チームの国内リーグの苦戦、イングランド人のワールドクラスの不在と色々あり来季にすぐに改善できるとは思いませんが、現実を見てこの課題をクリアしていくしかないですね。CL枠3つという姿は見たくないですね。

  5. パックン より:

    プレミアのクラブは全体的に守備組織がルーズです。
    一人一人はよく走っていても連動性に乏しくボールの奪い所も曖昧。
    国内では通用しても欧州の舞台では厳しくなっているのが現状でしょう。

    また他国に比べ資金が豊富ではありますが、プレミアのクラブが絡むと移籍金がインフレを起こす傾向が強いです。
    特にイングランド人価格は異常としか言い様がない。
    自国選手の人材不足は非常に深刻な状況と言えますね。

    リーガ、ブンデスとの差は今後も広がりセリエに捉えられるのも時間の問題でしょう。
    時間は掛かるでしょうが一つ一つ課題をクリアしていくしかないですね。

  6. にわかスパーズファン より:

    いつも楽しみに読んでいます。アップが早いので、試合を見終わるとすぐにアクセスしてしまいます。スタジアム訪問記、とても楽しい内容で自分もいつか観戦したいな、とワクワクしながら読んでいます。今回の入魂の4部作も幅広い視点からの分析を堪能させていただきました。
     
    PL勢がCL, ELで勝ち上がれない最大の原因は私もパックンさんが言われるように、チェルシー以外の上位チーム全般に組織的に固く守る戦術が無いせいだと思います。
     
    バルサやバイエルンはさておき、タレントが揃っているわけでないアトレチコやセリエA勢でも組織的な守備で大事な試合は得失点が計算できる固い試合をしています。
     
    PLでは攻撃優先の派手な試合をした方がファンが増え視聴率や収入も上がるのでしょうが、今のままではチェルシー以外のPL勢がCL・ELのトーナメント戦でタイトな試合を制してQF, SFに上がってくることは残念ながら無いでしょうね。
     
    来季チェルシーはモウリーニョが戦術・スカッド両面でチームの懐をもう少し深くすることができればCL制覇も可能と思いますが、シティ・アーセナル・リバプールは監督が変わらないと無理ではないかしら。私はグナでベンゲル監督の人となりは大好きですが、少なくともここ1-2年でCLを勝ち上がれるチームを作り上げる気があるようにはどうしても見えません。
     
    管理人さん贔屓のユナイテッドは…。ファンの要求やチェルシー以外のPL勢のノリに背を向けて、2~3年計画でじっくりチームを作り上げることをファン・ハールさんが出来るか、させてもらえるかにかかっているでしょうね。

    —–
    更新お疲れ様です。
    管理人さんが挙げた理由には大いに賛成するところがあります。それに1つ加えるとしたら有望なイギリス人監督も少ないと思います。国内の指導者のレベルも少なからず関係あるのではないのかなと思います。
    アルゼンチンは指導者もどんどん出てきている中でワールドカップでも結果を残しました。
    個人的に国内の若い選手がどんどん出てくるのももちろん好きですが、勢いある若い監督もロジャースに続いて出てきてほしいです。
    個人的にはモンクに期待しています。

  7. makoto より:

    こーこさん>
    ご意見からひとつ思ったのは、「プレミアリーグは欧州スタンダードではない独自常識にはまっているところがあるかもしれない」ということです。保有選手の適性人数がどのくらいなのかを明確にするのは難しいと思うものの、お金があるプレミアリーグが多く抱えており、他国よりも「足りない」といっているのは確かですね。ただし、レアル・マドリードとバイエルンは戦力が欧州でも群を抜いており、前任者がそれなりのチームを作っていたので後任が就いた瞬間の発射台はめちゃめちゃ高かった、とも思います(コンテさんとシメオネさんは確かに凄いです)。今季のパリやドルトムントで同じことをするのは結構大変でしょう。

    戦術面の問題は根が深いと思います。私も、来季のファン・ハールさんには期待しています。

    Mackiさん>
    戦術の引き出しが少ないので、予想できないことが起こると選手が慌てやすいですね。カップ戦のレギュレーション変更が比較的手をつけやすそうなので、日程面だけでも、いくつか早期に見直したほうがいいのではないかと思います。

    パックンさん>
    守り方の問題は大きいですね。例えばペジェグリーニさんのコメントを聞いていると、「プレスを前からかけろ」「ラインはこのぐらいで」といった全体的な指示はあっても、メッシがこのエリアに入ったら誰がここを気を付けろ」というような個別的な約束事が少なそうです(イタリアのコンテさんやガルシアさんは細かいです)。

    移籍金の高騰に関しては、スペイン2強がプライスリーダーだという認識ですが、イングランド人の値段が高すぎるというお話は同感です。

    DWCarterさん>
    欧州では、ラインがずるずる下がる(あるいはむやみに上がる)んですよね。ヴェンゲル監督は、もはや攻め勝つ以外にはないと思いますが、ロジャース監督は戦術家としてのレベルアップを期待しているのですが…。

    にわかスパーズファンさん>
    確かに、おっしゃる通りですね。国内監督のクオリティ。クーマン監督など、外から来たいい刺激だと思いますが、革命的な戦略・戦術を持った監督がトッテナムあたりにやってきて初年度で優勝してしまう、などということがあれば国内の監督の目が向き、戦術家志向の監督がひと皮むける、などということがあるかもしれません。根の深い問題は、ときに思いもよらない単純なことが解決のトリガーになったりしますので。

  8. プレミアリーグ大好き! より:

    素人考えですが、現在欧州で成功している監督は40代、50代前半とみんな若く、引き出しを多く持っているように思います。
    プレミアのクラブは伝統を重んじすぎているのでは?クラブのフロントがそうなのかもしれませんが、監督も古いスタイルと昔の成功例に固執しているような感じがします。
    しかしモウリーニョを初めとする、クーマンやロジャースなど若い監督が台頭してきていますので、これからではないかなと思います。

  9. eboue より:

    今回の連続した記事はタイムリーで興味深く読みました。
    ほぼ自分が思っていることと同意見です。
    プレミア勢がヨーロッパで勝てないのは大きく言うとCL争いの激しさとボクシングデーなどの過密スケジュールが一番の原因だと思います。
    笛の基準や戦術面も多少は影響あると思いますが選手が疲弊しきっている状況では細かいことは意味が無いと思います。
    ボクシングデーの終盤ではあのモウリーニョのチームが5失点するなど選手が頭も体も混乱してるような状況も目撃しました。
    暴論ですがプレミア好きとしてはCLの枠が3になっても2になっても別にどうでもいいと思ってます。笑
    プロのサッカーリーグの成功がするには自国リーグが一番大事なわけで
    お金も観客も集まり毎節ごとにビックゲームがあるような現状にそれほど不満はないです。
    それにコロコロ変わるUEFAの都合にあんまり合わせる必要はないかと。
    ただ選手を壊すようなラフプレーに対する措置はきっちりして欲しいですね。
    他はもっといろんな監督のサッカーを見たいです。
    例えばビエルサとか。
    今はスパーズのポチェに注目してます。
    この人がイングランドの若手育成のキーマンになる気がするんですよね!笑

  10. makoto より:

    プレミアリーグが危惧されているのはオーナーが大半外資のために、この先
    放映権料利益は移籍金や年俸に使われなく大半が株主の配当金やオーナー企業の赤字補填に利用されるこになりかねないです。
    サブプライム破綻の補填にユナイテッドやリバプールが利用されているように。
    しかもプレミアリーグ2部のクラブには複数のセリエAオーナーが買収してセリエAの育成リーグとして利用しています。勿論利益は吸い取られます。
    名門リースユナイテッドも今ではセリエAカリアリの育成クラブとして利用されている現状です。ウディネーゼはリーガ1部とプレミア2部のオーナーであり育成クラブとして利用しています。
    これが外資に売却した時のデメリットです。勿論チケットの値段は比例して上がり続けることになります。

    —–
    プレミアリーグ大好き!さん>
    サー・アレックス・ファーガソンの成功がインパクト大なのではないでしょうか。ご本人が「私の成功は再現できない」とおっしゃってましたが、過去の事例にとらわれ過ぎず、若い監督が新しい歴史を作ってくれるといいですね。

    eboueさん>
    「自国リーグが大事」はそうなのですが、やはり欧州で弱いといい選手が出ていくばかりになるわけで…。純粋に強くあってほしいという気持ちもあり、今回の全滅はがっかりです。

    あ さん>
    「大半が株主の配当金やオーナー企業の赤字補填」というのは、金のなる木を細らせる自殺行為なので、そんなに極端なことにはならないのではないでしょうか。だいたい、無茶すれば株価が暴落しますし。マンチェスター・ユナイテッドは、ああ見えても結構、株主を気にしてますよ。

    いいオーナー・悪いオーナー問題は、お金の多寡にかかわらずついてまわるので、アブラモヴィッチさんのようにサッカーへの愛がある方に来ていただき、経営が安定するならよしとするのだろうなと思います。ちなみに、問題あり過ぎて話題となったリーズのオーナー、チェッリーノさんはカリアリ手離してますよね?

    シティグループは世界的なサッカーチェーン展開を目指しているようなので、今後は逆に、お金のあるプレミアリーグのクラブが他国のクラブに手を伸ばすことも増えるかもしれませんね。こういった動きをサッカークラブの進化形として認めるのか、八百長やアンフェア移籍の温床になると規制するのか、UEFAの動きに注目です。

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