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この夏はイングランド人が動く!?注目のタレントたちの最新移籍報道をチェック!

ハリー・ケイン、ダニー・イングス、テオ・ウォルコット、ラヒム・スターリング、ロス・バークリー。FAが提唱しているホーム・グロウンルール変更の話がチラついているからか、代表レベルのイングランド人選手は注目の的。彼らの移籍に関する報道がプレミアリーグを駆け巡っています。

レアル・マドリードが「時の人」ハリー・ケインを狙っていると報じたのは、2月のイギリス紙「イブニング・スタンダード」。複数回に渡ってクラブのスタッフが視察に現れたという報道で、プレミアリーグ得点王争いのトップを走る21歳は、世界王者の獲得候補リストに入っているようです。3月には、ユヴェントスから照会があったとも伝えられており、シーズンオフの主役のひとりになる可能性大。もっとも、トッテナム側の反応は、「ハリー・ケインはプライスレス。彼を出すなどということはありえない」。そりゃそうですよね。高額移籍金をつきつけられてガレス・ベイルを放出したときも、当時のヴィラス・ボアス監督は最後まで残留への望みを語っていました。今季、ハリー・ケインを大事に使って、シーズン途中からブレイクさせたポチェッティーノ監督としては、たった1季で若きエースを持っていかれてはたまりません。

そして現在、ヒートアップしているのは、クラブとの新契約交渉が難航しているウォルコットとスターリング。あくまでも「イギリス紙によれば」ですが、ウォルコットが求めているのは出場機会とサラリー。週給10万ポンド(約1780万円)という破格のオファーにも「シーズンが終わるまで契約の話はしない」としているスターリングは、チャンピオンズリーグでの経験など、キャリアアップできる環境がほしいのではないかと伝えられています。直近、「ヴェンゲル監督がスターリング獲得を画策している」「リヴァプールがウォルコットを狙っている」という報道もありましたが、交換トレードはリヴァプールが損をしそうで、成立しないでしょう。

ウォルコットが、新聞に書かれているようにエジルやアレクシス・サンチェス並みの週給14万ポンド(約2500万円)を要求しているのだとすれば、レッズはわざわざ週給700万ポンドを上乗せして、大活躍したスターリングの後釜として今季プレミアリーグで2ゴールの選手を獲得することになります。ウォルコットが折れなければ、ヴェンゲル監督は国内放出も辞さずなのではないかと思われますが、レッズはスターリングを売るとしても海外でしょう。私の予想は「ウォルコットは移籍、スターリングはロジャース監督が説得すれば何だかんだで残りそう」ですが、どうなることやら。スアレスに続いて2季連続でエース級を失うとなれば、リヴァプールは来季プレミアリーグでも苦しいスタートを強いられるかもしれません。

そしてエヴァートンのロス・バークリーですが、新聞に名前が出ているクラブは、イングランド人選手がとにかくほしいチェルシーとマンチェスター・シティ。マンチェスター・シティは昨夏、50億円レベルのオファーを断られたといわれていますが、現在の主力を手離してもイングランド代表の次世代を担う大器を獲りたいと考えているようです。ロベルト・マルティネス監督は移籍を否定しており、獲得に必要な移籍金は6000万ポンド(約107億円)といわれています。実現すれば、プレミアリーグの国内移籍レコード間違いなしですが、うーん…。

負傷で出遅れて失意のシーズンを送ったロス・バークリーは、いいとはいえない今の状態のまま動くと、チェルシーで苦労したF.トーレスのようになってしまうのではないかと心配です。「現在はトップ下だが、先々はスケールの大きいセントラルMFとして活躍してほしい」と、ロベルト・マルティネス監督が将来を見据えた使い方をしてくれているエヴァートンを離れるタイミングは、誰もが認めるような実績を残したときではないでしょうか。ダヴィド・シルヴァら錚々たるメンバーのマン・シティMF陣のなかで埋もれ、ベンチに座り続けているロス・バークリーは見たくありません。

さて、最後にダニー・イングスですが、こちらはトッテナム、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドの名前が挙がっています。この3クラブは、いずれも現在のストライカーの放出を検討しているといわれており、アデバヨル、ファルカオ、バロテッリがチームを去るのであれば、来季は他の新加入の選手たちと横一線でポジション争いをするといういいスタートが切れそうです。問題は、「上のレベルで即戦力として通用するか」でしょう。マンチェスター・ユナイテッドと相思相愛といわれている23歳は、シュートのアイデアが豊富なところに期待は持てるものの、何かと未知数。2011年1月、当時のイングランド人選手として最高額の移籍金でリヴァプールに入ったアンディ・キャロルが2010-11シーズンの前半戦だけで11ゴールを決めていたのに対して、ダニー・イングスはフルシーズンで同じ数字に届くかどうか。22歳の挑戦で飛べなかったキャロルと同じ道を辿らないでほしいと心配しつつ、いいシーズンを過ごした彼がチャレンジを選ぶなら、ぜひ応援したいと思います。

勢いがあるスターリング、ダニー・イングスと、心機一転となりそうなウォルコット以外は動かないほうがよさそうですが、果たして…。マンチェスター・シティのミルナーや、セインツの右SBナサニエル・クラインも含めて、この夏はイングランド代表クラスのタレントたちのニュースが増えそうな雲行き。しばらくはイギリスのタブロイド紙に振り回されるのを楽しみながら、彼らの動きに引き続き注目していきたいと思います。

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“この夏はイングランド人が動く!?注目のタレントたちの最新移籍報道をチェック!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    リーグ戦も終盤ですから、この手の話が出てきますね。
    スターリングは私も残留だと思います。ロジャーズ以前マスコミに向けて余計な事を発信してからこじれた感が否めませんが、監督やジェラードらが説得するのではと思いますし、手放してはいけません。
    ウォルコットはまだまだ26歳と若いですから、新天地を目指すのもいいかもしれないですね。あのスピードは武器です。

  2. サッカー小僧! より:

    更新お疲れ様です。

    ウォルコットが求めているのは出場機会とサラリー…、って、寝言は寝て言え!って感じですね(苦笑)、
    前の契約延長からの貢献度からして、サラリーを求める要素は、これっぽっちもないですし、
    以前ならまだしも、今の選手層からして、ウォルコットに出場機会が安易に与えられるはずがない。
    昇給を本当に求めているなら、もうガチで放出でいいと思いますよ、自分は。

    ペドロの放出がかなり可能性高くなってきているみたいですが(…もったいないなー)、本来なら
    ジルーの不在時をカバーできるCFが理想ですが、ペドロレベルの選手なら、獲得乗り出すのもありかと思います。
    それが無理なら、依然名前を挙げておられた、チチャリートは、おおいに魅力的ですね。
    ああいう、出場時間に比べて得点力の高い選手は、もっと評価されてしかるべきです。

  3. タカシ より:

    更新お疲れ様です
    初めてコメントさせて頂きます

    私もウォルコットとイングス以外は移籍しない方が良いと思いますね。
    ウォルコットは実力は間違いないので移籍しても活躍すると思いますが、サラリーと出場機会を両立出来るチームは少ないと思います。個人的に国外なんかも有りだと思いますがまあないでしょうね。

    イングスはオースティンやデルフと同じく降格争いするチームの選手じゃないと思います。
    ただユナイテッドへの移籍はリスクが高そうですね。ファーガソン時代なら賛成でしたが。個人的に今のクリスタルパレスやWBA、トッテナムなどが移籍先きとして良いと思います。

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