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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ロンドンのメディアが「アーセナルがコンタクト」と報道…どうする、ファン・デ・ベーク!

プレミアリーグは2位、ヨーロッパリーグは準優勝。前年よりポジションを上げたマンチェスター・ユナイテッドは、課題も明確になっています。3位でフィニッシュした2019-20シーズンから失点は8つ増えており、マグワイアの相棒探しは最大のテーマ。それでも2位に食い込めたのは、プレミアリーグ37試合18ゴール11アシストのブルーノ・フェルナンデスがいたからですが、彼がゴールもアシストも決めていない試合は6勝8分4敗という微妙な戦績で終わっています。エース依存症の克服も、スールシャール監督に課された宿題のひとつです。

アヤックスから獲得したドニー・ファン・デ・ベークに期待したのは、中盤の攻撃力の向上ですが、チームにフィットしなかった24歳のオランダ人は、プレミアリーグ19試合1ゴール1アシストという散々な結果に終わっています。フィジカルの強さとスピードが求められるイングランドに戸惑ったのか、スールシャール監督に求められていることを理解できなかったのか。前年の17ゴールから4ゴールと大きく数字を落とし、指揮官の評価を落としたアントニー・マルシアルとともに、マンチェスター・ユナイテッドの前線における2大課題となっています。

エールディヴィジ時代の輝きを取り戻したいMFは、これまでに何度も移籍が取り沙汰されてきましたが、先週末はプレミアリーグのライバルクラブからコンタクトがあったと報じられました。「フットボールロンドン」によると、獲得を検討しているのはアーセナル。ダニ・セバージョスとウーデゴーアがマドリードに戻り、ジャカ、グエンドゥジ、ルーカス・トレイラが退団するといわれているクラブは、セントラルMFと得点力があるMFを補強しなければなりません。

ロンドンのメディアで、「ドニー・ファン・デ・ベークは、アヤックスからアーセナルに直行すべきだった」と主張しているのはイアン・ライトさんです。「ポグバとブルーノ・フェルナンデスがやっていることを見ると、彼のポジションもそこだといえる。みんなが見たいのは、ポグバ、フェルナンデス、ファン・デ・ベークが一緒にプレイしている姿だけど、それが実現するとは思えない」。ガナーズのレジェンドは、マンチェスター・ユナイテッドが彼を必要としていないのに対して、ノースロンドンにはポジションがあると指摘しています。

昨年の9月に、マンチェスター・ユナイテッドがアヤックスに支払った移籍金は3400万ポンド。1年を経て、3000万ポンド前後で獲得できるなら、アーセナルの有力なターゲットになりえるでしょう。レッド・デヴィルズのサポーターとしては、見限るのは早いと止めたいところですが、「マルシアルとファン・デ・ベークを売却してジェイドン・サンチョとヴァランを引き入れ、リンガードを復帰させる」といわれると、うなずいてしまいそうです。

ファン・ペルシと逆ルートのディールは成立するのでしょうか。本人は負傷でユーロ2020のメンバーから外れており、話を進められる状況ではありますが…。ノースロンドンの動向に注目です。


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