レッズファンにエールです。「ベンテケ獲得&スターリング放出でリヴァプールは強くなる!」
直近、動きがあると伝えられているスターリング獲得候補はチェルシーとマンチェスター・シティ。「デイリー・スター」は、スターリングを獲るためにプレミアリーグ優勝クラブがオスカルとクアドラードの放出準備を開始したというニュースを掲載。「エクスプレス」は、マンチェスター・シティがスターリングのために5年契約、週給20万ポンド(約3740万円)を用意したと報じています。どこまでが事実でどれだけマスコミが数字を盛っているのかはわかりませんが、20歳に年俸19億円とは豪勢ですね。果たして、スターリングにそれほどの価値があるのでしょうか。
ワントップに入ることも多かったアタッカーが、プレミアリーグ7ゴールというのはいささか物足りない数字ではあります。アレクシス・サンチェスの16ゴールを筆頭に、アザール14ゴール、シャドリ11ゴール、マネ10ゴールと、上を見れば得点力のあるサイドアタッカーはゴロゴロいます。スターリングは伸びしろはあるとはいえ、レッズが出したといわれている10万ポンド(約1870万円)の高額オファーを断って倍額を手にするようなレベルにはまだ達していないのは間違いありません。リヴァプールは、ギャンブルに近い先行投資をしなくてもすんだと喜んでもいいのではないでしょうか。
10万ポンドといえば、「ザ・サン」が興味深い記事を載せていました。アストン・ヴィラのクリスティアン・ベンテケがリヴァプールへの移籍を望んでおり、レッズはベルギー代表FWへのサラリーとして10万ポンドを提示済みとのこと。お金の使い道としては、こちらに10万のほうがいいと思いますが、いかがでしょうか。ベンテケが入ったら、レッズは強くなるでしょう。今季、リヴァプールが順位を落とした最大の理由は、4人で8ゴールに留まったFWの不振。SASが暴れた昨季のプレミアリーグから、ゴール数が半減してしまっては上位に食い込めないのは当然です。とりわけ大きかったのは、バロテッリとリッキー・リー・ランバートという「足元にボールを欲しがるタイプ」をうまく使いこなせなかったことだと思います。これは、ご本人たちの問題もありながら、彼らを活かす攻撃の形を創れなかったロジャース監督のエラーでしょう。ランバートは、ああ見えても器用で、ポストプレーは絶品ですから。
さて、レッズにベンテケが来たらどうなるでしょうか。カウンターもよし、楔もOKとオールラウンダーのベンテケは、縦への力学が強いレッズのスタイルにフィットするはずです。強烈なシュートもさることながら、彼が素晴らしいのはカウンターのセンス。DFのかわし方、シュートを打つタイミングとコースの判断は、ジエゴ・コスタ、アグエロと並んでプレミアリーグのトップクラスでしょう。ララナやコウチーニョ、ヘンダーソンの「FWを走らせるパス」に、ベンテケはしっかり答えを出してくれるのではないでしょうか。
リヴァプールは、スターリングの売却金額を5000万ポンド(約93億円)に設定しているとのこと。ベンテケは、この6割ほどの額で獲得できるでしょう。マンチェスター・シティにスターリングを売ってFFPの重りをつけて、大物FW獲得にはさほど興味がなさそうなチェルシー、イグアインやペドロで忙しそうなアーセナル、既にデパイを獲ったマンチェスター・ユナイテッドをかわして、プレミアリーグ経験豊富なベルギー代表ストライカーを悠々と獲得できればしめたもの。さらに差分のお金とバロテッリやボリーニあたりの売却益で後ろの選手を補強できれば、それだけでも大きく前進です。スターリングがいなくなった穴は、ベンテケの得点力に加えてジョーダン・アイブの成長とララナ2年めの躍進で、しっかり埋められるものと思われます。進みましょう、前へ!来季のリヴァプールで、新しいストライカーがスタリッジと並んでゴールを量産しているシーンを想像すると、楽しいではありませんか。
最後に、スターリングにひとこと。クリスティアーノ・ロナウドは、20歳を迎えた2005-06シーズンで5ゴール、翌シーズンのプレミアリーグで9ゴールと今のスターリング水準。高額の移籍金でレアル・マドリードに移籍したのは、その3年後に18ゴールを決めてからです。スターリングがビッグクラブに高額移籍金や10億円以上のサラリーを払わせるのは、3年は早いという認識。少なくとも、今季の倍はゴールを決めないと誰も納得しないでしょう。あくまでも「移籍が決まったら」ではありますが、新天地ではサポーターやマスコミの厳しい視線を称賛に変えるべく、今季以上の結果を出していただければと思います。
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更新お疲れ様です。
今季のスターリングはスアレスが抜けてスターリッジがいないに等しかった状態で、良く気を吐いてたと思います。特に前半戦のリヴァプールは完全にスターリング頼みでしたから。
問題は移籍の噂が過熱してきた後半戦からですが、これはチームや監督にも大きな問題があったと思います。まだ20歳の選手ですしもう少し守ってあげる必要があったのでは?
詳細は分かりませんがお金が理由にしてもCLが理由にしても、移籍をするならスターリング自身がレベルアップしないといけません。ぜひ頑張って表彰式でブーイングするような人達を見返して欲しいです。
更新ご苦労様です。
デ・ヘアの件心中お察しします。
スターリングの件は双方に非があると思います。
ケニー時代のシティ戦におけるデビューは今でも良い印象を持ってます。その後伸び悩む時期もありましたが、本人の頑張りも大きくあったんだと思います。監督とは良好なんでしょうが、もう難しいのでしょうね。チームイベントにおけるジェラードのコメントでも残留が難しい旨伺いしれます。
ここまで来たらしっかりビジネスして欲しいですね。
チェルシーにはスターリングはいらないと思いますね(^_^;)
ウィリアンよりいいとは思えないですし、シュートやパスの能力が低いようなイメージです。
成長が望めるってのはありますが、それならブラウンとかに期待したいです。
オスカルなどを出してまでは絶対にして欲しくないですね。
気のせいかもしれませんが、最近のリバプールで同じリーグで活躍したFWはあまり活躍してないような・・・
ロビーキーン、ランバート、キャロル、例外はスターリッジくらい
プレミアリーグ大好き!さん>
プレミアリーグ内で獲得した代表のレギュラークラスは、ロビー・キーンだけですからね(出戻りならバロテッリもいますが)。うまくいかなかった他国リーグの選手もそれなりに多く、国内外の差に論理的な理由はないので、気にしなくてもいいのではないでしょうか。