イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

静かなノースウェスト、ロンドンは最後の勝負!? プレミアリーグの移籍市場・最新動向レポート!

オーレ・グンナー・スールシャール監督は、ジェイドン・サンチョとラファエル・ヴァランの獲得が決まったとき、「強化したいポジションは強化できた。これから起こることはボーナス」と語っておりましたが、その表現がふさわしいとは思えないビッグネームが加わることになりました。クリスティアーノ・ロナウド、13年ぶりのプレミアリーグ。マンチェスター・ユナイテッドの最後の4日は、余剰戦力の売却に集中する日々となるでしょう。

デッドラインデーは8月31日。プレミアリーグのビッグ6は、さらなる新戦力を獲得するのでしょうか。ここ数日で最も話題になっているのは、チェルシーのCB補強です。ターゲットはセヴィージャのジュール・クンデ。2020-21シーズンのラ・リーガで、34試合2ゴールという数字を残している22歳の新鋭です。セヴィージャとクンデの間には6800万ポンド(約103億円)のバイアウト条項があるといわれていますが、チェルシーは4300万ポンド(約65億円)を提示しているようです。

「スカイスポーツ」によると、欧州王者はデッドラインデーに充分間に合うと自信をもっているとのこと。ウェストハムに2500万ポンド(約37億8000万ポンド)で売却する話がついたクル・ズマは、メディカルチェックを完了させており、セヴィージャのCBとの契約がまとまったら、こちらも決まるといわれています。昨季プレミアリーグの後半戦で13失点しかしていないチームが、得点力も守備力も高めたら、ライバルは太刀打ちできなくなるのではないでしょうか。

ルカクに9750万ポンド、クンデに4300万ポンドを投じる一方で、タミー・アブラハム、フィカヨ・トモリ、オリヴィエ・ジルー、マーク・グエイ、ヴィクター・モーゼス、ティノ・リヴラメントら10人の売却益は総額1億2000万ポンド以上。体脂肪率を下げたチームは、収支のバランスも文句なしです。

ワイナルドゥムとシャキリが退団となったリヴァプールは、イブラヒマ・コナテのみでマーケットから離脱するようです。噂になっていたイヴ・ビスマも、「リヴァプールエコー」がコンタクトを取っていないと断言しています。昨シーズンは本領を発揮できなかったナビ・ケイタ、チアゴ・アルカンタラ、チェンバレン、南野拓実らの活躍と、ハーヴェイ・エリオット、カーティス・ジョーンズの成長で戦えると判断しているのだと思われます。彼らの次なる投資は、モー・サラーとヘンダーソンの新契約でしょう。

ハリー・ケインの獲得に失敗したマンチェスター・シティは、クリスティアーノ・ロナウドの争奪戦もファーガソンの立ち回りに屈したと伝えられています。補強について問われたペップ・グアルディオラは、「チームにとても満足している。満足以上だ。私たちは、セルヒオというひとりのプレーヤーが去った以外は同じチームであり、ジャック(・グリーリッシュ)がいる」とコメント。偽9番を継続しながら、フェラン・トーレスやガブリエウ・ジェズスの奮起に期待するシーズンになりそうです。

エースの流出を阻止したトッテナムは、最終日まで動くのではないでしょうか。クリスティアン・ロメロ、ピエルルイジ・ゴッリーニ、ブライアン・ヒルを押さえたクラブは、ムサ・シソコをワトフォードに売却すると同時に、メスのセントラルMFパペ・マタル・サールの獲得を発表しています。

18歳のセネガル代表は、今シーズンはメスに貸し出すという形になります。今週に入ってから、フセム・アワールやフランク・ケシエを狙っていると報じられており、現在の最重要ポジションは攻撃的なMFです。ボローニャの富安健洋も交渉再開といわれており、デッドラインデーに日本代表のプレミアリーグチャレンジが報じられるかもしれません。

フセム・アワールといえば、ウーデゴーアを引き入れたアーセナルも獲得を検討といわれています。「フットボールロンドン」が「エドゥが4500万ポンドで話をまとめた可能性がある」と伝えたブライトンのMFイヴ・ビスマや、「エクスプレス」が資金調達中とレポートしたキーラン・トリッピアーは、本気で獲りにいくターゲットなのでしょうか。

ジャカを残したセンターに、さらなるニューフェイスは不要でしょう。トリッピアーは、ベジェリンの去就とお値段次第。ダブつき気味の中盤に新戦力を追加するのは、構想外の選手の売却とのセット企画になるのではないかと思われます。プレミアリーグで2戦連続ノーゴールのチームの改善ポイントは、得点力です。もうひとり獲るなら、実績がある即戦力に絞ったほうがいいのではないでしょうか。誰を連れてくるにしても、攻撃戦術の改善は必須でしょう。

デッドラインデーまであと4日、ノースウェストはおそらくステイ。ロンドン勢は多忙な日々が続きそうです。最後にサプライズはあるのでしょうか。いや、CR7の驚愕のニュースにやられた日に、ないと断言する勇気はありません。ノースロンドンか、ブルーズか、あるいはまさかのリヴァプール…!?


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す