2021.09.27 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【MAN.UTD×Aston Villa】主力の負傷、不運な失点、PK失敗…トラブル続出で痛恨の敗戦!
28対7と4倍のシュート数を記録しながら、オンターゲットは4対3。勝ち点13で首位と並んでいたマンチェスター・ユナイテッドは、痛恨の敗戦で4位に順位を落としました。プレミアリーグ6節、オールド・トラフォードでアップセットを成し遂げたのはアストン・ヴィラ。チャンピオンズリーグの緒戦でヤングボーイズに2-1で敗れたチームは、カラバオカップのハマーズ戦に続いてノーゴールに終わり、公式戦4試合で1勝3敗と調子を落としています。
スールシャール監督は、1-2で勝った前節のウェストハム戦と同じ顔ぶれをピッチに送り出しました。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、ヴァラン、マグワイア、ルーク・ショー。セントラルMFはマクトミネイとフレッジ、2列めはグリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ、ワントップにプレミアリーグ2戦3発のクリスティアーノ・ロナウドが入る4-2-3-1です。
開始2分にルーク・ショーのクロスをフリーで受けたブルーノ・フェルナンデスは、左足のボレーを打ち上げてしまいました。5分に絶好の位置から蹴ったロナウドのFKは、壁を越えず。8分に自陣からドリブルで中央を進んだグリーンウッドは、左右に出すタイミングを失い、強引なシュートをマッギンにブロックされました。11分のロナウドのミドルは、左にアウト。ここまでは、マンチェスター・ユナイテッドの先制を待っているような展開です。
ヴィラの最初の決定機は17分。マッギンの美しいスルーパスで右のマット・キャッシュが抜け出し、文句なしのグラウンダーがファーに通りますが、至近距離から枠に入れればOKだったマット・ターゲットがボレーを浮かしてしまいました。直後、ポグバの素晴らしい縦パスで左サイドを突破したグリーンウッドが、切り返しで右足に持ち替えてシュート。エミリアーノ・マルティネスがキャッチした瞬間、中央でフリーだったブルーノがなぜ出さないのかと抗議しています。
22分、マグワイアの厳しいバックパスに足を出したデ・ヘアは、ボックス内でオリー・ワトキンスにカットされる大ピンチを招きますが、右足に当てるビッグセーブで責任を取りました。24分にボックス右をドリブルで崩したブルーノが折り返すと、中央から放ったポグバの左足はマット・キャッシュがブロック。マンチェスター・ユナイテッドの敗因のひとつめは、26分にピッチに座り込んでしまったルーク・ショーのリタイアでしょう。
マット・キャッシュと対峙していた左SBは、33分に限界を迎え、ジオゴ・ダロトに後を譲りました。39分のヴィラのCKは、ワン=ビサカに競り勝ったコンサのヘッドが枠の上。43分に右からFKを蹴ったブルーノは、ファーで待っていたマグワイアにピタリと合わせますが、ヘディングシュートはエミリアーノ・マルティネスにセーブされました。追加タイム2分、ロナウドの2度めのFKも壁にヒット。2分後のCKは、ニアで競ったボールが後ろに流れ、瞬時に反応したポグバのヘッドが左ポストすれすれを抜けていきました。
15本のシュートを放ったマンチェスター・ユナイテッドは、オンターゲットが2本しかなく、0-0で折り返しました。後半のアタックは、右サイド偏重。53分にはマグワイアが足を痛めてしまい、リンデロフがアップを急いでいます。61分、ボックス左のロナウドが中央のマクトミネイにグラウンダーを通すと、落としを受けたポグバのコントロールショットはバーの上を抜けていきました。
67分、マグワイアがついにリタイア。大黒柱の不在が、終盤のピンチと失点を招いた気がしてなりません。69分、左から中央に持ち込んだオリー・ワトキンスの強烈なシュートは、デ・ヘアが右に飛んで弾き出すビッグセーブ。1分後、ブルーノの素晴らしいロングフィードで右から抜け出したグリーンウッドは、シュートコースを探している間に陣形を整えられてしまいました。71分にブルーノのスルーパスでボックス右に飛び出したポグバは、ニアを狙った一撃を枠に入れられません。
75分に左からドリブルでカットインしたポグバは、ルーク・ショーがいた前半ならサイドにパスを出していたでしょう。スールシャール監督が自らの意志で使えるたった1枚のカードは、81分にマクトミネイをカバーニ。ここは単に前線を増やすより、セルフィッシュなプレイが目立っていたグリーンウッドを下げたほうがよかったのではないかと思います。
均衡が崩れたのは88分。ドゥグラス・ルイスの左からのCKがニアに入ると、コートニー・ホースのヘッドが左のポストをかすめてネットに突き刺さりました。0-1となった91分、ブルーノのアーリークロスをヘッドで合わせたカバーニが、ブロックしたコートニー・ホースのハンドを主張しています。ジャッジはPK、キッカーはもちろんブルーノ・フェルナンデス。エミリアーノ・マルティネスにコースを読まれたプレーメイカーは、クロスバーを越える彼らしくないシュートで試合を終えました。
ルーク・ショーは、33分の間に18本のパスを通し、成功率は95%。ジオゴ・ダロトが57分で成功させたのは13本で、65%。後半に入ってから左サイドからの仕掛けが減り、CR7に期待値が高いボールが入らなくなったことが、敗戦の遠因になった感があります。
「コートニー・ホースのヘッドが決まる直前に、オフサイドポジションにいたオリー・ワトキンスがデ・ヘアを腕で押さえた」。試合後、スールシャール監督が「レスターは以前に同じ状況でゴールを認められていない。ジャッジに一貫性がない」と批判しておりました。CKになった競り合いで、最後に触ったのはタイロン・ミングス?…というツッコミも呑み込みつつ、不運な失点だったと諦めざるをえません。
悔しい敗戦ですが、気持ちを切り替えて次に向かいましょう。まずまずのスタートを切ったチームが真価を問われるのは、エヴァートン、レスター、リヴァプール、トッテナム、マンチェスターダービーと続く難敵5連戦です。ルーク・ショーとマグワイアの穴は、アレックス・テレス、バイリー、リンデロフのカバーに期待。今後のタイトなスケジュールに備え、ファン・デ・ベーク、ジェイドン・サンチョらが持ち味を発揮できるチームに進化させていただければと思います。
スールシャール監督は、1-2で勝った前節のウェストハム戦と同じ顔ぶれをピッチに送り出しました。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、ヴァラン、マグワイア、ルーク・ショー。セントラルMFはマクトミネイとフレッジ、2列めはグリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ、ワントップにプレミアリーグ2戦3発のクリスティアーノ・ロナウドが入る4-2-3-1です。
開始2分にルーク・ショーのクロスをフリーで受けたブルーノ・フェルナンデスは、左足のボレーを打ち上げてしまいました。5分に絶好の位置から蹴ったロナウドのFKは、壁を越えず。8分に自陣からドリブルで中央を進んだグリーンウッドは、左右に出すタイミングを失い、強引なシュートをマッギンにブロックされました。11分のロナウドのミドルは、左にアウト。ここまでは、マンチェスター・ユナイテッドの先制を待っているような展開です。
ヴィラの最初の決定機は17分。マッギンの美しいスルーパスで右のマット・キャッシュが抜け出し、文句なしのグラウンダーがファーに通りますが、至近距離から枠に入れればOKだったマット・ターゲットがボレーを浮かしてしまいました。直後、ポグバの素晴らしい縦パスで左サイドを突破したグリーンウッドが、切り返しで右足に持ち替えてシュート。エミリアーノ・マルティネスがキャッチした瞬間、中央でフリーだったブルーノがなぜ出さないのかと抗議しています。
22分、マグワイアの厳しいバックパスに足を出したデ・ヘアは、ボックス内でオリー・ワトキンスにカットされる大ピンチを招きますが、右足に当てるビッグセーブで責任を取りました。24分にボックス右をドリブルで崩したブルーノが折り返すと、中央から放ったポグバの左足はマット・キャッシュがブロック。マンチェスター・ユナイテッドの敗因のひとつめは、26分にピッチに座り込んでしまったルーク・ショーのリタイアでしょう。
マット・キャッシュと対峙していた左SBは、33分に限界を迎え、ジオゴ・ダロトに後を譲りました。39分のヴィラのCKは、ワン=ビサカに競り勝ったコンサのヘッドが枠の上。43分に右からFKを蹴ったブルーノは、ファーで待っていたマグワイアにピタリと合わせますが、ヘディングシュートはエミリアーノ・マルティネスにセーブされました。追加タイム2分、ロナウドの2度めのFKも壁にヒット。2分後のCKは、ニアで競ったボールが後ろに流れ、瞬時に反応したポグバのヘッドが左ポストすれすれを抜けていきました。
15本のシュートを放ったマンチェスター・ユナイテッドは、オンターゲットが2本しかなく、0-0で折り返しました。後半のアタックは、右サイド偏重。53分にはマグワイアが足を痛めてしまい、リンデロフがアップを急いでいます。61分、ボックス左のロナウドが中央のマクトミネイにグラウンダーを通すと、落としを受けたポグバのコントロールショットはバーの上を抜けていきました。
67分、マグワイアがついにリタイア。大黒柱の不在が、終盤のピンチと失点を招いた気がしてなりません。69分、左から中央に持ち込んだオリー・ワトキンスの強烈なシュートは、デ・ヘアが右に飛んで弾き出すビッグセーブ。1分後、ブルーノの素晴らしいロングフィードで右から抜け出したグリーンウッドは、シュートコースを探している間に陣形を整えられてしまいました。71分にブルーノのスルーパスでボックス右に飛び出したポグバは、ニアを狙った一撃を枠に入れられません。
75分に左からドリブルでカットインしたポグバは、ルーク・ショーがいた前半ならサイドにパスを出していたでしょう。スールシャール監督が自らの意志で使えるたった1枚のカードは、81分にマクトミネイをカバーニ。ここは単に前線を増やすより、セルフィッシュなプレイが目立っていたグリーンウッドを下げたほうがよかったのではないかと思います。
均衡が崩れたのは88分。ドゥグラス・ルイスの左からのCKがニアに入ると、コートニー・ホースのヘッドが左のポストをかすめてネットに突き刺さりました。0-1となった91分、ブルーノのアーリークロスをヘッドで合わせたカバーニが、ブロックしたコートニー・ホースのハンドを主張しています。ジャッジはPK、キッカーはもちろんブルーノ・フェルナンデス。エミリアーノ・マルティネスにコースを読まれたプレーメイカーは、クロスバーを越える彼らしくないシュートで試合を終えました。
ルーク・ショーは、33分の間に18本のパスを通し、成功率は95%。ジオゴ・ダロトが57分で成功させたのは13本で、65%。後半に入ってから左サイドからの仕掛けが減り、CR7に期待値が高いボールが入らなくなったことが、敗戦の遠因になった感があります。
「コートニー・ホースのヘッドが決まる直前に、オフサイドポジションにいたオリー・ワトキンスがデ・ヘアを腕で押さえた」。試合後、スールシャール監督が「レスターは以前に同じ状況でゴールを認められていない。ジャッジに一貫性がない」と批判しておりました。CKになった競り合いで、最後に触ったのはタイロン・ミングス?…というツッコミも呑み込みつつ、不運な失点だったと諦めざるをえません。
悔しい敗戦ですが、気持ちを切り替えて次に向かいましょう。まずまずのスタートを切ったチームが真価を問われるのは、エヴァートン、レスター、リヴァプール、トッテナム、マンチェスターダービーと続く難敵5連戦です。ルーク・ショーとマグワイアの穴は、アレックス・テレス、バイリー、リンデロフのカバーに期待。今後のタイトなスケジュールに備え、ファン・デ・ベーク、ジェイドン・サンチョらが持ち味を発揮できるチームに進化させていただければと思います。
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