2021.09.27 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Tottenham】速攻炸裂!アルテタは理想的な勝利、ヌーノは悔やまれる敗戦!
アーセナルは3連敗の後、連勝。トッテナムは3連勝の後、連敗。プレミアリーグ6節のノースロンドンダービーは、対照的な戦績を残しているチームの激突です。アルテタ監督の11人は、ベストメンバー。GKラムズデール、DF冨安健洋、ベン・ホワイト、ガブリエウ、ティアニー。中盤センターにトーマス・パーティーとジャカ、2列めにサカ、ウーデゴーア、スミス・ロウが入り、最前線はもちろんオーバメヤンです。
対するスパーズは、3-0で完敗した前節のチェルシー戦から3人を入れ替えています。GKロリス、DFタンガンガ、ダヴィンソン・サンチェス、エリック・ダイアー、レギロン、MFホイビュルク、デル・アリ、エンドンベレ、FWソン・フンミン、ハリー・ケイン、ルーカス・モウラ。キックオフからしばらくは、ボールが落ち着かない展開。両者ともに最終ラインに厳しいプレスをかけ、ビルドアップのパスコースを絞りにいっています。
ホームチームの最初のチャンスは、7分。スミス・ロウが左のティアニーに預けると、アーリークロスがニアのオーバメヤンに通り、左隅を狙ったシュートをロリスがセーブしました。12分、いきなりアーセナルが先制。ウーデゴーアが右のサカを使い、縦に持った7番が中央に優しいグラウンダーを転がすと、走り込んだスミス・ローが右足で流し込みました。
ガブリエウ、ベン・ホワイト、冨安が横に並ぶガナーズのビルドアップは、バーンリー戦から格段に改善しています。トーマス・パーティー、ウーデゴーア、ジャカがもらえるスペースに動くのが速く、前からのプレスに枚数をかけすぎると速攻の餌食になりそうです。
16分にオーバメヤンが左に流れて縦パスを受けると、逆サイドでクロスをフォローしたサカが、ウーデゴーアとパス交換。7番が落としたボールをトーマス・パーティーがダイレクトで叩くと、ニアポスト際に曲がってきたボールをロリスが外に弾き出しました。
1分後、オーバメヤンのミドルは惜しくもバーの上。22分に冨安が上がった裏からソン・フンミンがドリブルで突破を図りますが、トーマス・パーティーがクロスのコースを切り、ニアに飛んだシュートはラムズデールがセーブしました。
27分、ガナーズの速攻の起点はティアニー。中央でパスを受けたオーバメヤンがヒールで左に流すと、スミス・ロウが一気にスプリントしてボックス左を突破しました。ニアに転がしたラストパスを右隅に決めたのは、ピエール=エメリク・オーバメヤン!エースの今季プレミアリーグ2発めで、エミレーツのテンションは爆上がりしています。
34分、トーマス・パーティーがハリー・ケインから奪い、カウンターがスタート。ウーデゴーア、スミス・ロウ、サカと短いパスがつながり、7番が右からドリブルで上がると、追いついたハリー・ケインのスライディングはワンツーとなり、ボールはサカの足元に戻ってきました。ボックス右からクロスに打った一撃がネットを揺らし、3-0。ここまでチャンスを創れなかったスパーズは、39分のCKを10番が頭で合わせますが、右に飛んだボールはポストの外です。
前半は3-0。ヌーノ監督はタンガンガとデル・アリを下げ、エメルソンとオリヴァー・スキップで守備を落ち着かせようとしています。後半が始まってすぐのトーマス・パーティーのミドルは、右にアウト。53分のガナーズの波状攻撃は、右にいたウーデゴーアがファーに浮かしたボールをオーバメヤンが頭で折り返しますが、ガブリエウと競ったダヴィンソン・サンチェスがクリアしました。
61分、エメルソンのパスを受けたハリー・ケインのミドルをラムズデールが右に弾き出すと、詰めたソン・フンミンの前で冨安がクリアします。62分にはエリック・ダイアーのロングフィードを追った冨安が転倒し、ハリー・ケインがラムズデールと1対1。今季プレミアリーグでノーゴールのストライカーは、ベン・ホワイトの寄せが気になったのか、フィニッシュを右に外してしまいました。ヌーノ監督の最後のカードは、69分にエンドンベレをブライアン・ヒルです。
73分、右サイドからカットインしたサカがレギロンをかわして左足を振り抜くと、ロリスが右に手を伸ばしてセーブ。79分に冨安が縦パスをカットし、サカがキープして終わりかと思いきや、ブライアン・ヒルがスライディングでレギロンにつなぎ、グラウンダーに走り込んだソン・フンミンのボレーがラムズデールのグローブを弾いて枠に飛び込みました。
3-1、残り時間は10分を切っています。足を痛めたジャカは、82分にサンビ・ロコンガに後を託しました。87分にはサカとスミス・ロウが下がり、ヌーノ・タヴァレスとメートランド=ナイルズがピッチへ。91分のルーカス・モウラのミドルは、ラムズデールが必死のセービングでバーに当てて難を逃れました。
5分の追加タイムを守り切ったアーセナルが快勝!アルテタ監督にとっては理想的な展開で、ヌーノ監督にとっては悔やまれる負け方でした。3つのゴールは、いずれもガナーズの2列めの動き出しが速く、4対4、4対3、3対2。裏を取られたスパーズの中盤は無力でした。オリヴァー・スキップが入った後半は守れていただけに、最終ラインが混乱した前半は戦い方を間違えたというべきでしょう。
3節終了時に首位と最下位だった2つのクラブは、その後の3節で順位が入れ替わりました。トップ10に入ったアーセナルの次の3試合は、ブライトン、クリスタル・パレス、アストン・ヴィラ。ボトム10に陥落したトッテナムは、アストン・ヴィラ、ニューカッスル、ウェストハムです。両者とも気を抜けない戦いが続きますが、今日のパフォーマンスを見る限りでは、アルテタ監督のチームのほうが期待できるのではないでしょうか。
右サイドは、守備と連携を考慮すればニコラ・ぺぺよりもサカ&冨安がベターでしょう。昨季プレミアリーグにおけるオーバメヤンの不振は、「スタンドにサポーターがいなかったから」とにらんでいますが、いかがでしょうか。MVPはゴール&アシストのスミス・ロウあるいはサカですが、速攻の起点となりつつフィニッシュの際にはシュートを打てるポジションに入っていたウーデゴーアにも拍手を送りたいと思います。そしてもうひとり、地味ながらリスペクトしたい選手がいます。
的確なチェックとインターセプト、長短のパスワークで中盤を仕切ったトーマス・パーティー、素晴らしい!
対するスパーズは、3-0で完敗した前節のチェルシー戦から3人を入れ替えています。GKロリス、DFタンガンガ、ダヴィンソン・サンチェス、エリック・ダイアー、レギロン、MFホイビュルク、デル・アリ、エンドンベレ、FWソン・フンミン、ハリー・ケイン、ルーカス・モウラ。キックオフからしばらくは、ボールが落ち着かない展開。両者ともに最終ラインに厳しいプレスをかけ、ビルドアップのパスコースを絞りにいっています。
ホームチームの最初のチャンスは、7分。スミス・ロウが左のティアニーに預けると、アーリークロスがニアのオーバメヤンに通り、左隅を狙ったシュートをロリスがセーブしました。12分、いきなりアーセナルが先制。ウーデゴーアが右のサカを使い、縦に持った7番が中央に優しいグラウンダーを転がすと、走り込んだスミス・ローが右足で流し込みました。
ガブリエウ、ベン・ホワイト、冨安が横に並ぶガナーズのビルドアップは、バーンリー戦から格段に改善しています。トーマス・パーティー、ウーデゴーア、ジャカがもらえるスペースに動くのが速く、前からのプレスに枚数をかけすぎると速攻の餌食になりそうです。
16分にオーバメヤンが左に流れて縦パスを受けると、逆サイドでクロスをフォローしたサカが、ウーデゴーアとパス交換。7番が落としたボールをトーマス・パーティーがダイレクトで叩くと、ニアポスト際に曲がってきたボールをロリスが外に弾き出しました。
1分後、オーバメヤンのミドルは惜しくもバーの上。22分に冨安が上がった裏からソン・フンミンがドリブルで突破を図りますが、トーマス・パーティーがクロスのコースを切り、ニアに飛んだシュートはラムズデールがセーブしました。
27分、ガナーズの速攻の起点はティアニー。中央でパスを受けたオーバメヤンがヒールで左に流すと、スミス・ロウが一気にスプリントしてボックス左を突破しました。ニアに転がしたラストパスを右隅に決めたのは、ピエール=エメリク・オーバメヤン!エースの今季プレミアリーグ2発めで、エミレーツのテンションは爆上がりしています。
34分、トーマス・パーティーがハリー・ケインから奪い、カウンターがスタート。ウーデゴーア、スミス・ロウ、サカと短いパスがつながり、7番が右からドリブルで上がると、追いついたハリー・ケインのスライディングはワンツーとなり、ボールはサカの足元に戻ってきました。ボックス右からクロスに打った一撃がネットを揺らし、3-0。ここまでチャンスを創れなかったスパーズは、39分のCKを10番が頭で合わせますが、右に飛んだボールはポストの外です。
前半は3-0。ヌーノ監督はタンガンガとデル・アリを下げ、エメルソンとオリヴァー・スキップで守備を落ち着かせようとしています。後半が始まってすぐのトーマス・パーティーのミドルは、右にアウト。53分のガナーズの波状攻撃は、右にいたウーデゴーアがファーに浮かしたボールをオーバメヤンが頭で折り返しますが、ガブリエウと競ったダヴィンソン・サンチェスがクリアしました。
61分、エメルソンのパスを受けたハリー・ケインのミドルをラムズデールが右に弾き出すと、詰めたソン・フンミンの前で冨安がクリアします。62分にはエリック・ダイアーのロングフィードを追った冨安が転倒し、ハリー・ケインがラムズデールと1対1。今季プレミアリーグでノーゴールのストライカーは、ベン・ホワイトの寄せが気になったのか、フィニッシュを右に外してしまいました。ヌーノ監督の最後のカードは、69分にエンドンベレをブライアン・ヒルです。
73分、右サイドからカットインしたサカがレギロンをかわして左足を振り抜くと、ロリスが右に手を伸ばしてセーブ。79分に冨安が縦パスをカットし、サカがキープして終わりかと思いきや、ブライアン・ヒルがスライディングでレギロンにつなぎ、グラウンダーに走り込んだソン・フンミンのボレーがラムズデールのグローブを弾いて枠に飛び込みました。
3-1、残り時間は10分を切っています。足を痛めたジャカは、82分にサンビ・ロコンガに後を託しました。87分にはサカとスミス・ロウが下がり、ヌーノ・タヴァレスとメートランド=ナイルズがピッチへ。91分のルーカス・モウラのミドルは、ラムズデールが必死のセービングでバーに当てて難を逃れました。
5分の追加タイムを守り切ったアーセナルが快勝!アルテタ監督にとっては理想的な展開で、ヌーノ監督にとっては悔やまれる負け方でした。3つのゴールは、いずれもガナーズの2列めの動き出しが速く、4対4、4対3、3対2。裏を取られたスパーズの中盤は無力でした。オリヴァー・スキップが入った後半は守れていただけに、最終ラインが混乱した前半は戦い方を間違えたというべきでしょう。
3節終了時に首位と最下位だった2つのクラブは、その後の3節で順位が入れ替わりました。トップ10に入ったアーセナルの次の3試合は、ブライトン、クリスタル・パレス、アストン・ヴィラ。ボトム10に陥落したトッテナムは、アストン・ヴィラ、ニューカッスル、ウェストハムです。両者とも気を抜けない戦いが続きますが、今日のパフォーマンスを見る限りでは、アルテタ監督のチームのほうが期待できるのではないでしょうか。
右サイドは、守備と連携を考慮すればニコラ・ぺぺよりもサカ&冨安がベターでしょう。昨季プレミアリーグにおけるオーバメヤンの不振は、「スタンドにサポーターがいなかったから」とにらんでいますが、いかがでしょうか。MVPはゴール&アシストのスミス・ロウあるいはサカですが、速攻の起点となりつつフィニッシュの際にはシュートを打てるポジションに入っていたウーデゴーアにも拍手を送りたいと思います。そしてもうひとり、地味ながらリスペクトしたい選手がいます。
的確なチェックとインターセプト、長短のパスワークで中盤を仕切ったトーマス・パーティー、素晴らしい!
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す