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【Liverpool×MAN.CITY】キレキレだったサラー&フォーデン!スリリングな攻め合いはドロー決着!

4勝2分で前節までプレミアリーグ首位のリヴァプールと、4勝1分1敗で2位のマンチェスター・シティがぶつかる注目のカード。アンフィールドで迎え撃つクロップ監督は、負傷欠場のアーノルドのポジション以外はベストメンバーです。GKアリソン、DFミルナー、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFヘンダーソン、カーティス・ジョーンズ、ファビーニョ、FWサラー、ジョッタ、マネ。劣勢あるいは接戦となれば、フィルミーノとナビ・ケイタが投入されるでしょう。

対するペップは、0-1で勝った前節のチェルシー戦と全く同じメンバー。昨季プレミアリーグではレギュラーだったジョン・ストーンズは、首位との対戦で起用できる状態ではないのでしょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、ラポルテ、ジョアン・カンセロ、MFロドリ、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、FWフォーデン、ガブリエウ・ジェズス、グリーリッシュ。キックオフから、サラーのサイドで激しい奪い合いが繰り広げられています。

5分を過ぎても、両者ともに相手のプレスを警戒して慎重なボールまわしを継続。レッズは右サイドを執拗に攻め、マン・シティは苦しいロングフィードを奪われるシーンが目立っています。10分からしばらくは、ペップのチームが全員自陣にこもる珍しい時間。14分に左から仕掛けたグリーリッシュのシュートは、あっさりブロックされてしまいました。

21分、中盤の競り合いを制したベルナルド・シウヴァが中央をドリブルで進み、左のフォーデンに絶品スルーパス。1対1になったアリソンが体を張ってブロックし、ピンチを脱しました。24分にジョアン・カンセロが左サイドから上がり、斜めのスルーパスをボックス左に転がすと、デブライネの左足シュートは逆サイドへ。クロスを跳ね返されて終わるレッズに対して、マン・シティは決定的なチャンスを創れています。

32分にジョアン・カンセロが縦にスルーパスを通し、フリーで抜けたグリーリッシュがゴール左へ。角度のないところから放った一撃は、アリソンが足に当てました。34分にフォーデンがロングクロスをファーに上げると、ノーマークで走り込んだデブライネのヘッドはクロスバーの上。プレスがかからなくなったレッズは、ボックスの入り口で何とかカットするシーンが続いています。

44分にエデルソンのロングキックで抜け出したフォーデンは、アリソンがボックスの左コーナーまで飛び出して足でブロック。直後にジョアン・カンセロのパスで左から突破を図った47番は、左足のクロスを好調のGKに弾かれてしまいました。前半は0-0、シュート数は1対7!クロップ監督が、どんな工夫で劣勢を打開しようとするのかに注目です。

47分、サラーのパスでボックス右に出たミルナーの速いクロスは、エデルソンがキャッチ。50分にマティプの鋭い縦パスがジョッタの足元に入ると、振り向きざまの左足シュートもエデルソンが確実にセーブしました。59分、先制はリヴァプール。ファビーニョから自陣でもらったサラーがジョアン・カンセロを抜き去り、ドリブルで中に絞りながらボックス右にパスを入れると、飛び出したサディオ・マネがGKの位置を見て冷静に脇を抜きました

63分のサラーのFKは、壁をかすめて左にアウト。ペップは66分にグリーリッシュを諦め、スターリングを最前線に配しました。クロップ監督の1枚めは、68分にジョッタをフィルミーノ。右から中央にカットインしたジェズスが左のフォーデンにラストパスを通し、左足のシュートが決まったのは69分でした。残り時間は20分、オンターゲットは2対2、手持ちのカードも2対2。76分に勝ち越しゴールをゲットしたのは、絶好調のレフティでした。

ボックスの右手前でパスを受けたサラーは、ジョアン・カンセロ、ベルナルド・シウヴァ、ラポルテを次々と抜いてゴール前へ。右からクロスに蹴ったシュートは完璧で、名手エデルソンも触れませんでした。ミルナーがジョー・ゴメスに代わり、逃げ切り体制に入ったレッズは、たった5分でリードを失います。左から上がったフォーデンの折り返しをロバートソンが触ると、こぼれ球に反応したデブライネのシュートがマティプに当たってネットに刺さりました。

87分、サラーが右から蹴ったFKに飛び出したエデルソンは触れず。ファーでトラップしたファビーニョは、無人のゴールに流し込むだけでしたが、ロドリの必死のスライディングが間に合い、ボールは外に流れていきました。4分の追加タイムで攻め続けたマン・シティは、シュートを枠に打てずに終わりました。2-2のドローは、両者ともに納得のスコアでしょう。

フォーデンとグリーリッシュがミルナーを潰すと、サラーはジョアン・カンセロに完勝。レッズは右サイド、マン・シティは左サイドのタレントがゴールシーンを生み出しました。前半の20分過ぎからプレスの足が止まったレッズの選手たちは、ハーフタイムのロッカーで指揮官に相当煽られたのではないでしょうか。後半はサラーがチャンスメイクできるようになり、2発ゲットで主導権を握りました。

並のチームなら、サラーの3人抜きでしびれていたでしょう。マン・シティもさすがです。フォーデンは、サラーとセットでMVPに指名したくなる極上のパフォーマンス。レッズのマークが緩くなった瞬間を見逃さず、2度の同点のチャンスを活かしました。両者ともに、「分けてなお強し」。後半の攻め合いはスリリングで、プレミアリーグらしいナイスゲームでした。


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“【Liverpool×MAN.CITY】キレキレだったサラー&フォーデン!スリリングな攻め合いはドロー決着!” への2件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    素晴らしいゲームでしたね。マネ・サラー健在のレッズにフォーデン復調のシティ、ベルナルドのコマネズミのようなキープに翻弄されるレッズディフェンス。2度勝ち越しされながら追いついたシティ。本当に見応えのあるゲームでした。今シーズンも優勝の行方はもつれそうですね。

  2. 水色 より:

    以前はフロント3を警戒するあまり無理なポゼッションに拘り自滅が多かったですが、18-19シーズン頃から素直にポゼッションを明け渡すようになって、それ以降はリヴァプールへの苦手意識が無くなったというかようやくまともに戦えるようになりました。

    個人的にはチェルシー戦もこの試合もMVPは断トツでベルナルドです。家族に近いスペインに行きたいという本人の希望は尊重してあげたいのですが、残留してくれて本当によかったです。

    守備時は全員でプレスにいくとはいえ、本当に守備ができる選手はディアス、ウォーカー、フェルナンジーニョ(この試合はロドリですが)しかいない上にアスリート能力が高い選手が極端に少ないシティがDMF1人でやるにはベルナルドは不可欠です。

    最上位に比べて勝ち点だいぶ落としてるので是が非でも勝ちたかったですが、デ・ブライネの調子がずっと上がらない中アンフィールドでのドローは素直によくやったと言うべきなのでしょうね。

    それにしてもサラーの全盛期はいつまで続くのか…敵ながら天晴れです。

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