イジャラメンディにオファー、ベンテケは断念⁉ 移籍市場の主役は本日もリヴァプール!
イジャラメンディの昨季リーガ・エスパニョーラでの出場試合は30試合で、先発はわずか10試合。イスコ、モドリッチ、トニ・クロースと先発をガチガチに固定していたアンチェロッティ監督の下、イジャラメンディの立ち位置は「守備固め役の控え一番手」でした。ベニテス監督就任で来季は変わるかといえば、3歳年下のブラジル人MFルーカス・シウヴァの急成長もあり、やはり難しいようです。リヴァプールのほうのルーカスには退団の噂があり、この話が決まれば、薄くなった中央にイジャラメンディがおさまることになるのでしょう。
ヘンダーソンとのコンビか、あるいはヘンダーソン、ミルナーがインサイドハーフでアンカー起用か。中盤のパスワークでチームを動かせるイジャラメンディの存在は、縦志向の速い攻撃が詰まると単調になりやすかったレッズの攻撃を活性化してくれるでしょう。コヴァチッチを獲得してヘンダーソンとジョー・アレン、エムレ・ジャンが後ろを固めるよりも、イジャラメンディにポスト・ジェラードをまかせるほうが守備の安定は実現できるものと思われます。
中盤の補強の話はポジティブなのですが、「デイリー・スター」が伝えるストライカー獲得のほうは、残念ながらトーンダウンしたようです。昨季プレミアリーグで13ゴールを挙げており、計算できるベンテケ獲得は、アストン・ヴィラが主張する3250万ポンド(約63億4000万円)が高すぎるとして断念。次なるターゲットをセビージャのバッカとユヴェントスのジョレンテに切り替えたと報じられています。
リーガ・エスパニョーラで20ゴールを稼ぎ、ヨーロッパリーグのファイナルでも2ゴールを決めて連覇の立役者となったバッカは、イジャラメンディと変わらない2100万~2200万ユーロで獲れるといわれているものの、既にローマがオファー済みとのこと。セビージャ、ローマともチャンピオンズリーグ出場権を持っている状況で、ELのレッズが割り込むのは難しいでしょう。ジョレンテですか。うーん。昨季セリエAでは、31試合出場のうち25試合でスタメン起用されながら、ゴールは7発。プレミアリーグという新しい環境でリフレッシュできたとしても、30歳のFWの大化けは考えにくく、リッキー・リー・ランバートと同じような選手がひとり増えただけ、という結果になりかねません。
スターリングが抜けても、ララナ、ジョーダン・アイブ、ミルナー、コウチーニョ、マルコヴィッチとサイドができる選手は揃っており、コウチーニョとヘンダーソン、ミルナーがトップ下にも入れるので、「予算が厳しいならフィルミーノを諦めて強力なストライカー優先」のほうがいいと思うのですが、いかがでしょうか。移籍直前のシーズンに24ゴールを叩き出しながらプレミアリーグで沈黙したソルダードの例もあるので、スペイン人のベテランストライカーにはどうも慎重になってしまいます。(アシエル・イジャラメンディ 写真著作者/Saul Tevelez)
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そのポジションはエムレ・ジャンにやらせれば良いと思うのですが駄目なんですかね?
ジャンをCBで使うのはジャンの能力の無駄遣いだと思うのですが。
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ゆうまさん>
賛成です。以前にも書きましたが、私もエムレ・ジャンは早く中盤に上げたほうがいいと思います。イジャラメンディの話は、もしルーカスが退団となるとヘンダーソン、エムレ・ジャン、ジョー・アレン、ミルナーの体制となり、エムレ・ジャンがケガをすると中盤の守備と展開力が心もとないからという解釈をしています。
個人的には奇跡的にラカゼットがとれればと思っているのですが、、、。