リヴァプールが早くも6人め。攻撃センスあふれるSBナサニエル・クライン獲得決定!
昨季プレミアリーグで35試合2ゴール。セインツの右サイドで脅威となっていたナサニエル・クラインとアルベルト・モレノの攻撃的な両翼はおもしろいですね。MFとしても機能するSBの加入で、昨季以上に3バックと4バックの使い分けがスムーズになりそうです。これで、残るはストライカーとなりました。テベスはアルゼンチンに帰ることが決まり、バッカはミランに移籍。クラブを出たがっているといわれていたバルセロナのペドロ・ロドリゲスは契約延長を決めてしまいました。ラカゼットはチャンピオンズリーグに出たがっており、お金がかかりそうなベンテケとイグアインを避けるとなると、海外にはめぼしい選手が見当たりません。
新婚旅行で京都や金沢を堪能しているフェルナンド・ジョレンテ…。ユヴェントスで7ゴールの30歳よりは、プレミアリーグを経験しているジェコやヨヴェティッチ、チチャリートのほうが計算できるでしょう。しかし、ライバルクラブから引っ張ってくるぐらいなら、ダニー・イングスとディボック・オリギの爆発と、引き取り手が見えてこないバロテッリの復活に賭けて、このままシーズンインでもいいのではないかと思われます。ストライカー問題はもう少し時間がかかりそうですが、獲るなら大物、難しければきっぱり諦めてGKに投資するなど別な強化を考えたほうがいいのではないでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードのデ・ヘアを巡る攻防の余波で、こぼれてきたカシージャスをさらえたら文句なしです。
話を戻して、ナサニエル・クラインです。彼の加入で、チームの輪郭がかなり明確になってきました。レッズの来季のフォーメーションはどうなるのでしょうか。DFラインは3枚でも4枚でもいけそうで、トップの枚数も自在です。これは、おもしろい。フィルミーノ、オリギ、ジョーダン・アイブがいればスターリングがいたことを忘れそうです。私のイメージは以下ですが、こうしてみると昨季プレミアリーグで19試合に使われていたマルコヴィッチ、21試合のジョー・アレンの出場機会はかなり減りそうです。
■4-3-3
GK/ミニョレ
右SB/ナサニエル・クライン、CB/シュクルテル、サコ、左SB/アルベルト・モレノ
アンカー/エムレ・ジャン、インサイドMF/ミルナー、ヘンダーソン
FW/フィルミーノ(オリギ)、スタリッジ(ダニー・イングス)、コウチーニョ
■4-2-3-1
GK/ミニョレ
右SB/ナサニエル・クライン、CB/シュクルテル、サコ、左SB/アルベルト・モレノ
セントラルMF/エムレ・ジャン(ミルナー、ジョー・アレン)、ヘンダーソン
右MF/ミルナー(ララナ、アイブ)、トップ下/フィルミーノ、左MF/コウチーニョ(オリギ)
CF/スタリッジ(ダニー・イングス)
■3-4-3
GK/ミニョレ
CB/シュクルテル、サコ、デヤン・ロブレン
セントラルMF/エムレ・ジャン(ミルナー、ジョー・アレン)、ヘンダーソン
右MF/ミルナー(ララナ、ナサニエル・クライン)、左MF/アルベルト・モレノ
FW/フィルミーノ(オリギ、アイブ)、スタリッジ(ダニー・イングス)、コウチーニョ
スアレス移籍で資金があり、チャンピオンズリーグ対応が必要となって頭数を揃えにいった昨季は、フォーメーションが固まるまでに時間がかかりましたが、この夏は満を持してのシーズンインができそうです。ブレンダン・ロジャース監督には、移籍市場同様のロケットスタートを期待しましょう。
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FW(ラカゼット)とGK(カシージャス)がとれれば今年の補強は完璧なんですけどね。スタメンに関しては個人的にはCBにはイロリを考えてます。ロジャースにはぜひイロリを使ってほしいです。
カシージャスなんかとっても補弱にしかならん
ルタレックさん>
イロリ、なるほど。ラカゼット獲れたら大ヒットですね。選択肢が少なくなってきているので、レッズのトップ補強は気になります。
名無しさん>
ユーヴェでくすぶっていたファン・デル・サールがフラムで復活し、マンチェスター・ユナイテッドでキャリアハイの実績を残したように、カシージャスも心機一転で世界トップクラスに戻ってくるかもしれません。私は、今の状況だけでレッテルを貼らずに、まだ見ぬ未来にはポジティブに期待したいと思ってます。