移籍市場本格オープン!スウォンジー、サンダーランド、ボーンマスが新戦力発表
両チームに与えられたPKの是非については、主審が吹いたのだからそれが絶対とは思いつつ、試合中ツイッターでつぶやきまくっていたゲイリー・リネカー氏が残した「どっちもPKじゃないよ」という言葉に共感します。ハーフタイム以降は完全に押されて相手にシュートをバーにぶつけられていたチームが、セカンドハーフは枠内シュートゼロだったにも関わらず勝ってしまったゲーム。決して格上ではなく、優位にゲームを進めていたわけでもなく、幸運は認めようではありませんか。男子が同じ試合をしたら、「勝ったけど決勝点は相手のミスで、流れから決めてない」と辛口に突き放す方も多いのではないでしょうか。こういう試合こそ、厳しいことをいうためにいらっしゃるセルジオ越後さんのコメントを聞きたくなったりします。
すみません。どこかでこのことを書きたかったので、プレミアリーグの話に入る前に少々お時間をいただきました。ブリタニアを訪れたアーセナルがストークに苦戦するのは恒例行事ですが、来季はプレミアリーグの上位クラブが中堅以下のクラブに勝ち点を落とすシーンが増えるのではないかと思います。スウォンジーが獲得したポルトガル代表FWエデルは、ボニー・ウィルフリードが去ってバフェテインビ・ゴミスしかいなくなったスワンズの脆弱な最前線を一気に活性化してくれるでしょう。ポルトガル・スーペルリーガで昨季29試合10ゴール。190センチと上背があり、巧いというより「強い」「速い」タイプ。フィジカルと高さでDFを圧倒できる27歳のエデルは、プレミアリーグとの相性がよさそう。イギリス紙「デイリー・スター」が伝える500万ポンド(約9億6000万円)は、安いお買い物になるのではないでしょうか。
アユー、タバヌー、ノルフェルト、エデルと既に4人を獲得したスウォンジーに対して、サンダーランドはこの夏初めての新戦力獲得です。昨季プレミアリーグでレンタルでクラブに合流していたDFセバスティアン・コアテス・ニオン。4年前、700万ポンド(当時のレートで約9億円)でナシオナル・モンテビデオからやってきた24歳は、レッズで花開かず、200万ポンド(約3億9000万円)に買われることになりました。サンダーランドでは、シーズン最終盤にレギュラーポジションを獲得しており、2015-16シーズンからの本格的な活躍が期待されます。
エヴァートンの37歳、シルヴァン・ディスタンはプレミアリーグ昇格組のボーンマスへの移籍が決まりました。引退したリオ・ファーディナンドよりもひとつ年上の屈強なCBは、来季思うようにプレイできなければスパイクを脱ぐことになるでしょう。プレミアリーグのトップクラブから注目されていたタイロン・ミングスや、チェルシーのクリスティアン・アツなど積極的な補強が目立つボーンマスは、強豪のエンジンが温まっていない序盤戦にジャイアントキリングをかましてくれるかもしれません。第2戦がリヴァプールですか。ロジャース監督としては、ストーク、ボーンマスと続く出だしは嫌ですね。開幕戦でスウォンジーと当たるチェルシーともども、要注意です。(エデル 写真著作者/Ultraslansi)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
更新お疲れ様です。
記事とはほとんど関係ありませんが、いつの間に500万ポンドが9億6000万円になってしまったのかと思いました。
ギリシャの件も終息に向かう兆しが見えない事もあり、ポンド高がまだまだ続くのでしょうが、そろそろ勘弁していただきたいものです。
にわかスパーズファンさん>
たびたびあちらに行く者としては、激痛です。4年前の今頃は、1ポンド128円でした…。