2021.12.27 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Aston Villa×Chelsea】トゥヘル采配は的中、ジェラードのチームは空転…ブルーズ、納得の逆転!
4試合で22ゴールと、エキサイティングな試合が続いたボクシングデーのプレミアリーグ。最後の試合は、スティーヴン・ジェラード率いるアストン・ヴィラと直近のプレミアリーグ6試合を2勝3分1敗と停滞中のチェルシーです。トゥヘル監督は、ベンチに戻ってきたルカクやコヴァチッチをどんなシーンで起用するのでしょうか。新監督の就任以降、守備力が高まったヴィラは、マン・シティやリヴァプールと互角に渡り合っている難敵です。
キックオフの前に、トゥヘル監督が選んだ11人をチェックしておきましょう。GKメンディ、3バックはチャロバー、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBはリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、中盤センターはジョルジーニョ&カンテ。メイソン・マウントとハドソン=オドイの前にプリシッチという布陣です。立ち上がりからポゼッションを取るチェルシーに対して、ヴィラは中央に人数を揃えて対抗しています。
11分のヴィラの速攻は、スルーパスで抜け出したオリー・ワトキンスのクロスをチアゴ・シウヴァがカット。14分にもマッティ・キャッシュのロングフィードでダニー・イングスがボックス左に入りますが、強引なシュートはチアゴ・シウヴァにブロックされました。チェルシーのチャンスは18分。左から上がったマルコス・アロンソがファーにクロスを上げると、メイソン・マウントのボレーはマット・ターゲットが足に当てました。
24分、左サイドのメイソン・マウントがカーブをかけたコントロールショットは、クロスバーの上を叩いてアウト。28分、マッティ・キャッシュのクロスのクリアをジェイコブ・ラムジーがオリー・ワトキンスに預け、左サイドで落としを受けたマット・ターゲットが中央に浮かすと、リース・ジェームズの頭に当たったボールがメンディの指先を越えてゴールに飛び込んでしまいました。ビハインドを背負ったチェルシーは、5分もしないうちにイーブンに戻します。
32分、マルコス・アロンソがボックス左に転がしたボールに、走り込んだのはハドソン=オドイ。後手にまわったマッティ・キャッシュのスライディングは無謀でした。20番が倒れた瞬間、PKを示すホイッスル。ジョルジーニョのキックは、左に飛んだエミリアーノ・マルティネスの逆に決まりました。39分に自陣でカットしたサンソンがカウンターを仕掛けると、ラストパスを追ったオリー・ワトキンスの前に飛び出したメンディがクリアしました。
40分に、中央から上がったマッティ・キャッシュのラストパスを左でもらったダニー・イングスのフィニッシュはチャロバーがブロック。左サイドにこぼれたボールをマット・ターゲットが拾い、ジェイコブ・ラムジーとのパス交換から中に転がすも、マッティ・キャッシュの一撃はチアゴ・シウヴァが冷静に止めました。
前半は1-1、オンターゲットはジョルジーニョのペナルティのみ。トゥヘル監督は、ハーフタイムにチャロバーをルカクという勝負に出ました。リース・ジェームズがCBに下がり、WBにプリシッチ。52分には、負傷したチアゴ・シウヴァに代わってクリステンセンが最終ラインに入りました。この直後、メイソン・マウントの高速クロスをマッティ・キャッシュが必死のヘディング。ボールは自らのゴールに向かいますが、マルティネスが左腕に当てて難を逃れました。
トゥヘル采配が当たったのは、56分。左サイドのハドソン=オドイがゴールに向かうクロスを入れると、タイロン・ミングスの前に入ったルカクがヘッドで右隅に収めました。負傷とコロナウイルスに悩まされたストライカーは、今季プレミアリーグ12試合でようやく4発めです。スコアは1-2、63分にカンテが下がってコヴァチッチ。ここまではトゥヘル監督のジャッジが的確に見えますが、ジェラード監督の代理を務めるガリー・マカリスターと選手たちには20分以上の時間が残されています。
66分に縦パスで右から抜けたメイソン・マウントは、ボックスを飛び出したマルティネスをかわすも、左足のフィニッシュをニアに外してしまいました。ジェラード監督は、73分にダニー・イングスとブエンディアを諦め、チュクエメカとベルトラン・トラオレで勝負。76分には、サンソンをエル・ガジで前を厚くしました。
88分、チェルシーのカウンター。コヴァチッチが左に流したパスで、フリーのシュートチャンスを得たハドソン=オドイは、マルティネスの信じられないビッグセーブに頭を抱えています。92分、ハドソン=オドイの縦パスでルカクがスプリント。マット・ターゲットをなぎ倒したストライカーはコンサに引っかけられ、ジョルジーニョがこの日2本めのPKを決めました。
カイ・ハヴェルツとヴェルナーをコロナウイルス感染で欠いても、打ち手に困らないトゥヘル監督に対して、ナカンバとマッギンを使えなかったジェラード監督のチームは苦しい戦いを強いられました。ルカクにやられた後、殴り返そうとして出したベルトラン・トラオレは、本調子とはほど遠いパフォーマンス。18歳のチェクエメカもボールロストが目立ち、欧州王者との一戦は敷居が高かったといわざるをえません。
それにしても、トゥヘル采配は素晴らしいのひとことです。プリシッチをルカクに代えても、機能しなかった前線のチェンジにしかなりませんが、CBリース・ジェームズ、WBプリシッチ、2列めにメイソン・マウントというユニットは、右から猛攻を仕掛けるぞという明確なメッセージです。後半はサイドアタックが活性化し、獰猛なエースの決定的な仕事によって勝ち切りました。
両チームの指揮官の息遣いが聞こえてくるようなナイスゲーム。仮眠をとって仕事に向かいたいのですが、テンションMAXの今から、果たして眠れるのか…!
キックオフの前に、トゥヘル監督が選んだ11人をチェックしておきましょう。GKメンディ、3バックはチャロバー、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBはリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、中盤センターはジョルジーニョ&カンテ。メイソン・マウントとハドソン=オドイの前にプリシッチという布陣です。立ち上がりからポゼッションを取るチェルシーに対して、ヴィラは中央に人数を揃えて対抗しています。
11分のヴィラの速攻は、スルーパスで抜け出したオリー・ワトキンスのクロスをチアゴ・シウヴァがカット。14分にもマッティ・キャッシュのロングフィードでダニー・イングスがボックス左に入りますが、強引なシュートはチアゴ・シウヴァにブロックされました。チェルシーのチャンスは18分。左から上がったマルコス・アロンソがファーにクロスを上げると、メイソン・マウントのボレーはマット・ターゲットが足に当てました。
24分、左サイドのメイソン・マウントがカーブをかけたコントロールショットは、クロスバーの上を叩いてアウト。28分、マッティ・キャッシュのクロスのクリアをジェイコブ・ラムジーがオリー・ワトキンスに預け、左サイドで落としを受けたマット・ターゲットが中央に浮かすと、リース・ジェームズの頭に当たったボールがメンディの指先を越えてゴールに飛び込んでしまいました。ビハインドを背負ったチェルシーは、5分もしないうちにイーブンに戻します。
32分、マルコス・アロンソがボックス左に転がしたボールに、走り込んだのはハドソン=オドイ。後手にまわったマッティ・キャッシュのスライディングは無謀でした。20番が倒れた瞬間、PKを示すホイッスル。ジョルジーニョのキックは、左に飛んだエミリアーノ・マルティネスの逆に決まりました。39分に自陣でカットしたサンソンがカウンターを仕掛けると、ラストパスを追ったオリー・ワトキンスの前に飛び出したメンディがクリアしました。
40分に、中央から上がったマッティ・キャッシュのラストパスを左でもらったダニー・イングスのフィニッシュはチャロバーがブロック。左サイドにこぼれたボールをマット・ターゲットが拾い、ジェイコブ・ラムジーとのパス交換から中に転がすも、マッティ・キャッシュの一撃はチアゴ・シウヴァが冷静に止めました。
前半は1-1、オンターゲットはジョルジーニョのペナルティのみ。トゥヘル監督は、ハーフタイムにチャロバーをルカクという勝負に出ました。リース・ジェームズがCBに下がり、WBにプリシッチ。52分には、負傷したチアゴ・シウヴァに代わってクリステンセンが最終ラインに入りました。この直後、メイソン・マウントの高速クロスをマッティ・キャッシュが必死のヘディング。ボールは自らのゴールに向かいますが、マルティネスが左腕に当てて難を逃れました。
トゥヘル采配が当たったのは、56分。左サイドのハドソン=オドイがゴールに向かうクロスを入れると、タイロン・ミングスの前に入ったルカクがヘッドで右隅に収めました。負傷とコロナウイルスに悩まされたストライカーは、今季プレミアリーグ12試合でようやく4発めです。スコアは1-2、63分にカンテが下がってコヴァチッチ。ここまではトゥヘル監督のジャッジが的確に見えますが、ジェラード監督の代理を務めるガリー・マカリスターと選手たちには20分以上の時間が残されています。
66分に縦パスで右から抜けたメイソン・マウントは、ボックスを飛び出したマルティネスをかわすも、左足のフィニッシュをニアに外してしまいました。ジェラード監督は、73分にダニー・イングスとブエンディアを諦め、チュクエメカとベルトラン・トラオレで勝負。76分には、サンソンをエル・ガジで前を厚くしました。
88分、チェルシーのカウンター。コヴァチッチが左に流したパスで、フリーのシュートチャンスを得たハドソン=オドイは、マルティネスの信じられないビッグセーブに頭を抱えています。92分、ハドソン=オドイの縦パスでルカクがスプリント。マット・ターゲットをなぎ倒したストライカーはコンサに引っかけられ、ジョルジーニョがこの日2本めのPKを決めました。
カイ・ハヴェルツとヴェルナーをコロナウイルス感染で欠いても、打ち手に困らないトゥヘル監督に対して、ナカンバとマッギンを使えなかったジェラード監督のチームは苦しい戦いを強いられました。ルカクにやられた後、殴り返そうとして出したベルトラン・トラオレは、本調子とはほど遠いパフォーマンス。18歳のチェクエメカもボールロストが目立ち、欧州王者との一戦は敷居が高かったといわざるをえません。
それにしても、トゥヘル采配は素晴らしいのひとことです。プリシッチをルカクに代えても、機能しなかった前線のチェンジにしかなりませんが、CBリース・ジェームズ、WBプリシッチ、2列めにメイソン・マウントというユニットは、右から猛攻を仕掛けるぞという明確なメッセージです。後半はサイドアタックが活性化し、獰猛なエースの決定的な仕事によって勝ち切りました。
両チームの指揮官の息遣いが聞こえてくるようなナイスゲーム。仮眠をとって仕事に向かいたいのですが、テンションMAXの今から、果たして眠れるのか…!
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難敵ですが、ジェラードがベンチにいないのが影響したでしょうか。なんとかギリギリ優勝争いに踏み留まる勝ち点3がとれて良かったです。チアゴシウバの状態が気になりますが、、、少しずつ人が戻りつつもあるので、なんとか勝ち点を取りこぼさないで年明けのビックマッチを迎えたいです。