2021.12.29 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Saints×Tottenham】課題はシュート…10人のチームを圧倒したスパーズ、無念のドロー!
マンチェスター・シティがプレミアリーグ9連勝で着実に勝ち点を伸ばす一方で、リヴァプールは2試合で5ポイントをロスト。チェルシーも直近5試合で2勝2分1敗と停滞しています。TOP4争いは、アーセナルが4連勝で4位キープ。追いかけるマンチェスター・ユナイテッドは19位ニューカッスルと引き分けてしまい、レギュラーDFを全員欠いたウェストハムも、チェルシーに勝った後は1勝1分2敗と苦しんでいます。
アントニオ・コンテ監督率いるトッテナムにとっては、アーセナルを振り切ってチェルシーの背中に迫るチャンスですが、プレミアリーグ14位に沈むサウサンプトン戦を1-1で終わらせてしまいました。オンターゲット2対11というスタッツが示す通り、CL復帰をめざすなら勝たなければならない一戦でした。
セント・メアリーズのピッチに立った先発メンバーを紹介しましょう。ロリス、エリック・ダイアー、ダヴィンソン・サンチェス、ベン・デイヴィス、レギロン、エメルソン、ホイビュルク、ハリー・ウィンクス、デル・アリ、ソン・フンミン、ハリー・ケイン。序盤から積極的に攻めていたのはセインツで、8分にカイル・ウォーカー=ピータースのクロスがフリーのアダム・アームストロングの頭に届いたチャンスは、数センチ低いボールなら決まっていたでしょう。
10分のヴァレリーのミドルは、右にアウト。セインツが先制したのは、25分です。左からサリスが入れたロングスローがボックスの左コーナーに落ちると、ウォード=プラウズが右足でアウトにかけたボレーが右のサイドネットに吸い込まれました。29分、ハリー・ケインが遠めから狙ったFKは、フォースターが右に反応してキャッチ。いい感触で戦えていたセインツは、39分の事件をきっかけに苦しい状況に追い込まれてしまいます。
ドリブルで仕掛けたハリー・ウィンクスが、中央を切り裂く絶品スルーパス。裏を取られたサリスがクリアしようとして出した左足は、ボールに当たらずソン・フンミンの足を払ってしまいました。26分に1枚もらっていたCBに、レッドカード。PKをゴール左に決めたハリー・ケインは、今季プレミアリーグ4発でオーバメヤンと並びました。
前半は1-1。ハーフタイムの後は、完全なるスパーズペースです。52分にソン・フンミンのFKをエリック・ダイアーがヘッドで叩いたシーンも、ハリー・ウィンクスのロングフィードで抜け出してネットを揺らしたハリー・ケインも、ジャッジはオフサイド。59分にベン・デイヴィスのクロスをニアで合わせたソン・フンミンは、枠に収められません。
67分、右サイドで落としをもらったハリー・ウィンクスがファーに浮かすと、ドハーティーと競ったフォースターがファンブルし、かかとに当たったボールがゴールイン。どこでファールがあったのかわからないまま、ゴールは認められません。70分、ソン・フンミンがボックスの手前でキープ。外からスプリントしたドハーティーにラストパスが通り、フォースターと1対1になりますが、右隅を狙ったフィニッシュを左足でブロックされてしまいました。
途中出場のブライアン・ヒルが絶妙なクロスを入れたのは79分。ソン・フンミンのヘッドは、GKの正面です。82分にボックス右を突破したハリー・ケインは、強引に打たずに折り返すべきでした。10番に浮き球を通した後、上がってきていたホイビュルクに転がしたほうが、可能性は高かったはずです。
デル・アリと代わったルーカス・モウラが脅威だった猛攻。84分にベン・デイヴィスの強烈なボレーを頭でクリアしたカイル・ウォーカー=ピータースは、勇敢でした。92分、バックパスを出そうとしていたエリック・ダイアーから強奪したアルマンド・ブロヤは、必死に追ってきたダヴィンソン・サンチェスを気にしてボックス右にいったため、コースが狭くなってしまいます。シュートはCBに当たってクロスバー越え。1-1のまま、タイムアップの笛が鳴りました。
10人のチームに勝てなかったスパーズを咎めるべきか。ホーム9戦でひとつしか負けていないセインツの健闘を称えるべきか。就任以来のプレミアリーグで4勝3分。7戦連続無敗スタートはスパーズ史上初めてですが、コンテ監督は現状に納得していないでしょう。ヌーノ時代の10試合9ゴールと比べると、7戦13発のアタックはよくなっているのですが、ブライアン・ヒル、ベルフワイン、デル・アリらが本領を発揮できていないのが気になります。
ニューイヤーズデーのワトフォード戦の後に、カラバオカップ準決勝のチェルシー戦とノースロンドンダービーが控えています。コンテスパーズが、TOP4に食い込む力があるのかを確かめる年明けの激戦に注目したいと思います。
アントニオ・コンテ監督率いるトッテナムにとっては、アーセナルを振り切ってチェルシーの背中に迫るチャンスですが、プレミアリーグ14位に沈むサウサンプトン戦を1-1で終わらせてしまいました。オンターゲット2対11というスタッツが示す通り、CL復帰をめざすなら勝たなければならない一戦でした。
セント・メアリーズのピッチに立った先発メンバーを紹介しましょう。ロリス、エリック・ダイアー、ダヴィンソン・サンチェス、ベン・デイヴィス、レギロン、エメルソン、ホイビュルク、ハリー・ウィンクス、デル・アリ、ソン・フンミン、ハリー・ケイン。序盤から積極的に攻めていたのはセインツで、8分にカイル・ウォーカー=ピータースのクロスがフリーのアダム・アームストロングの頭に届いたチャンスは、数センチ低いボールなら決まっていたでしょう。
10分のヴァレリーのミドルは、右にアウト。セインツが先制したのは、25分です。左からサリスが入れたロングスローがボックスの左コーナーに落ちると、ウォード=プラウズが右足でアウトにかけたボレーが右のサイドネットに吸い込まれました。29分、ハリー・ケインが遠めから狙ったFKは、フォースターが右に反応してキャッチ。いい感触で戦えていたセインツは、39分の事件をきっかけに苦しい状況に追い込まれてしまいます。
ドリブルで仕掛けたハリー・ウィンクスが、中央を切り裂く絶品スルーパス。裏を取られたサリスがクリアしようとして出した左足は、ボールに当たらずソン・フンミンの足を払ってしまいました。26分に1枚もらっていたCBに、レッドカード。PKをゴール左に決めたハリー・ケインは、今季プレミアリーグ4発でオーバメヤンと並びました。
前半は1-1。ハーフタイムの後は、完全なるスパーズペースです。52分にソン・フンミンのFKをエリック・ダイアーがヘッドで叩いたシーンも、ハリー・ウィンクスのロングフィードで抜け出してネットを揺らしたハリー・ケインも、ジャッジはオフサイド。59分にベン・デイヴィスのクロスをニアで合わせたソン・フンミンは、枠に収められません。
67分、右サイドで落としをもらったハリー・ウィンクスがファーに浮かすと、ドハーティーと競ったフォースターがファンブルし、かかとに当たったボールがゴールイン。どこでファールがあったのかわからないまま、ゴールは認められません。70分、ソン・フンミンがボックスの手前でキープ。外からスプリントしたドハーティーにラストパスが通り、フォースターと1対1になりますが、右隅を狙ったフィニッシュを左足でブロックされてしまいました。
途中出場のブライアン・ヒルが絶妙なクロスを入れたのは79分。ソン・フンミンのヘッドは、GKの正面です。82分にボックス右を突破したハリー・ケインは、強引に打たずに折り返すべきでした。10番に浮き球を通した後、上がってきていたホイビュルクに転がしたほうが、可能性は高かったはずです。
デル・アリと代わったルーカス・モウラが脅威だった猛攻。84分にベン・デイヴィスの強烈なボレーを頭でクリアしたカイル・ウォーカー=ピータースは、勇敢でした。92分、バックパスを出そうとしていたエリック・ダイアーから強奪したアルマンド・ブロヤは、必死に追ってきたダヴィンソン・サンチェスを気にしてボックス右にいったため、コースが狭くなってしまいます。シュートはCBに当たってクロスバー越え。1-1のまま、タイムアップの笛が鳴りました。
10人のチームに勝てなかったスパーズを咎めるべきか。ホーム9戦でひとつしか負けていないセインツの健闘を称えるべきか。就任以来のプレミアリーグで4勝3分。7戦連続無敗スタートはスパーズ史上初めてですが、コンテ監督は現状に納得していないでしょう。ヌーノ時代の10試合9ゴールと比べると、7戦13発のアタックはよくなっているのですが、ブライアン・ヒル、ベルフワイン、デル・アリらが本領を発揮できていないのが気になります。
ニューイヤーズデーのワトフォード戦の後に、カラバオカップ準決勝のチェルシー戦とノースロンドンダービーが控えています。コンテスパーズが、TOP4に食い込む力があるのかを確かめる年明けの激戦に注目したいと思います。
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相変わらず審判の気分次第にしか見えないライン設定でのオフサイド、ドハティのプレーと関係なくキャッチミスしたようなフォースターのOGも大して確認もせず無効。そもそもの審判の質が悪ければスパーズがババを引くこともあるとはいえ、「10人の相手をボコれなかったこちらが悪い」で済ますにはあまりにもフラストレーションが溜まる試合でした。勝ちたかったなぁ…