2022.01.02 プレミアリーグ観戦記
【Watford×Tottenham】96分、ダヴィンソン・サンチェス!辛勝スパーズは8戦連続無敗!
デル・アリとエンドンベレは未だ機能せず、ハリー・ケインは復調途上。最終ラインは層が薄く、ルーカス・モウラとソン・フンミンを欠けば攻めの糸口を失ってしまいそうです。アントニオ・コンテは、このチームをよくぞ無敗で…と感心します。就任以来のプレミアリーグ7試合を4勝3分。現在のベストメンバーを揃えたワトフォードとのアウェイゲームは、快勝で終わらせたい一戦です。
GKロリス、3バックはエリック・ダイアー、ダヴィンソン・サンチェス、ベン・デイヴィス。WBにレギロンとエメルソン、センターはホイビュルク&オリヴァー・スキップ、前線にソン・フンミン、ハリー・ケイン、ルーカス・モウラの3-4-3です。開始5分までは、互角の展開。スパーズ守備陣にとっては、右からアグレッシブに仕掛けてくるエマヌエル・デニスが脅威です。
10分を過ぎる頃には、ポゼッションはスパーズ。クツカ、シソコ、ルーザ、セマの4枚は、深い最終ラインに接近しています。ハーフライン付近で奪ってスピードを上げたいコンテのチームは、惹いた相手を崩すのが得意とはいえません。最初のチャンスは17分。ルーカス・モウラのクロスに対応したキャスカートのクリアが短くなり、ホイビュルクがボレーを放つと、ボールはクロスバーを越えていきました。
19分に左から打ったハリー・ケインのミドルは、GKバッハマンがキャッチ。右から仕掛けるルーカス・モウラとエメルソンのクロスは、人数を揃えて中央をケアする黄色いシャツが跳ね返しています。25分のワトフォードの速攻は、ジョシュア・キングのパスを左で受けたセマのミドルが、ロリスの正面。2分後、ボックス手前に上がったホイビュルクが左に流すと、レギロンの強烈なシュートはバッハマンが左に飛んでセーブしました。
30分、バッハマンがルーザに出したパスが乱れ、オリヴァー・スキップが奪取。フリーで放ったハリー・ケインの一撃は、右に外れました。プレミアリーグの得点王とアシスト王のダブルを達成した昨季なら、決めていたのではないでしょうか。45分に右から蹴ったソン・フンミンのFKは、弾道が低くマジーナがクリア。スパーズのアタックは、前線に縦パスを通して左右に展開するまではいいのですが、その後のクロスが単調です。
0-0のままで後半がスタート。46分にボックス左でソン・フンミンが粘り、こぼれ球に走り込んだレギロンが左足を振り抜きますが、ボールはニアポストの外に抜けていきました。50分、レギロンのサイドチェンジがエメルソンへ。脇にいたルーカス・モウラのシュートは、バッハマンが正面でキャッチしました。
52分には、ソン・フンミンの縦パスを受けたハリー・ケインが中央に流れながら左足のシュート。これもバッハマンが上に弾き出し、スコアは動きません。61分、ワトフォードの逆襲。オリヴァー・スキップとダヴィンソン・サンチェスをかわしてボックスに入ろうとしたジョアン・ペドロは、ホイッスルで止めたレフェリーに抗議しています。FKを打ち上げた10番は、先のチャンスでそのまま打たせてもらったほうが、可能性は高かったでしょう。
スパーズが決定機を迎えたのは73分。ボックス右から上がったソン・フンミンに、ルーカス・モウラが浮き球を入れると、後方からの難しいボールを7番が右足で合わせました。決まるかと思いきや、好調の守護神が右手に当てるビッグセーブ。81分にジョシュア・キングの縦パスでジョアン・ペドロが左から抜けると、ロリスが鋭い飛び出しで足元に入り、フィニッシュを阻みました。
スタンドで発生したアクシデントにより、7分間の中断があったゲームは、追加タイム6分まで0-0でした。左からFKを蹴ったのはソン・フンミン。ゴールに向かうボールが、GKの前に出たダヴィンソン・サンチェスの頭にピタリと合いました。苦しんだスパーズが、劇的なゴールで3ポイントをゲット。プレミアリーグの無敗記録を8に伸ばしました。
8試合で4失点は素晴らしいスタッツですが、勝った5試合はすべてボトム10のチームです。次節はノースロンドンダービー、その次はチェルシー。この2戦を無敗でクリアすれば、TOP4争いの本命といえます。ワトフォードに辛勝のスパーズと、マン・シティに惜敗のガナーズの激突は、どちらに軍配が上がるのでしょうか。王者にオンターゲットを2本しか許さなかったチームが、有利にみえるのですが…!? (ダヴィンソン・サンチェス 写真著作者/Oleg Bkhambri )
GKロリス、3バックはエリック・ダイアー、ダヴィンソン・サンチェス、ベン・デイヴィス。WBにレギロンとエメルソン、センターはホイビュルク&オリヴァー・スキップ、前線にソン・フンミン、ハリー・ケイン、ルーカス・モウラの3-4-3です。開始5分までは、互角の展開。スパーズ守備陣にとっては、右からアグレッシブに仕掛けてくるエマヌエル・デニスが脅威です。
10分を過ぎる頃には、ポゼッションはスパーズ。クツカ、シソコ、ルーザ、セマの4枚は、深い最終ラインに接近しています。ハーフライン付近で奪ってスピードを上げたいコンテのチームは、惹いた相手を崩すのが得意とはいえません。最初のチャンスは17分。ルーカス・モウラのクロスに対応したキャスカートのクリアが短くなり、ホイビュルクがボレーを放つと、ボールはクロスバーを越えていきました。
19分に左から打ったハリー・ケインのミドルは、GKバッハマンがキャッチ。右から仕掛けるルーカス・モウラとエメルソンのクロスは、人数を揃えて中央をケアする黄色いシャツが跳ね返しています。25分のワトフォードの速攻は、ジョシュア・キングのパスを左で受けたセマのミドルが、ロリスの正面。2分後、ボックス手前に上がったホイビュルクが左に流すと、レギロンの強烈なシュートはバッハマンが左に飛んでセーブしました。
30分、バッハマンがルーザに出したパスが乱れ、オリヴァー・スキップが奪取。フリーで放ったハリー・ケインの一撃は、右に外れました。プレミアリーグの得点王とアシスト王のダブルを達成した昨季なら、決めていたのではないでしょうか。45分に右から蹴ったソン・フンミンのFKは、弾道が低くマジーナがクリア。スパーズのアタックは、前線に縦パスを通して左右に展開するまではいいのですが、その後のクロスが単調です。
0-0のままで後半がスタート。46分にボックス左でソン・フンミンが粘り、こぼれ球に走り込んだレギロンが左足を振り抜きますが、ボールはニアポストの外に抜けていきました。50分、レギロンのサイドチェンジがエメルソンへ。脇にいたルーカス・モウラのシュートは、バッハマンが正面でキャッチしました。
52分には、ソン・フンミンの縦パスを受けたハリー・ケインが中央に流れながら左足のシュート。これもバッハマンが上に弾き出し、スコアは動きません。61分、ワトフォードの逆襲。オリヴァー・スキップとダヴィンソン・サンチェスをかわしてボックスに入ろうとしたジョアン・ペドロは、ホイッスルで止めたレフェリーに抗議しています。FKを打ち上げた10番は、先のチャンスでそのまま打たせてもらったほうが、可能性は高かったでしょう。
スパーズが決定機を迎えたのは73分。ボックス右から上がったソン・フンミンに、ルーカス・モウラが浮き球を入れると、後方からの難しいボールを7番が右足で合わせました。決まるかと思いきや、好調の守護神が右手に当てるビッグセーブ。81分にジョシュア・キングの縦パスでジョアン・ペドロが左から抜けると、ロリスが鋭い飛び出しで足元に入り、フィニッシュを阻みました。
スタンドで発生したアクシデントにより、7分間の中断があったゲームは、追加タイム6分まで0-0でした。左からFKを蹴ったのはソン・フンミン。ゴールに向かうボールが、GKの前に出たダヴィンソン・サンチェスの頭にピタリと合いました。苦しんだスパーズが、劇的なゴールで3ポイントをゲット。プレミアリーグの無敗記録を8に伸ばしました。
8試合で4失点は素晴らしいスタッツですが、勝った5試合はすべてボトム10のチームです。次節はノースロンドンダービー、その次はチェルシー。この2戦を無敗でクリアすれば、TOP4争いの本命といえます。ワトフォードに辛勝のスパーズと、マン・シティに惜敗のガナーズの激突は、どちらに軍配が上がるのでしょうか。王者にオンターゲットを2本しか許さなかったチームが、有利にみえるのですが…!? (ダヴィンソン・サンチェス 写真著作者/Oleg Bkhambri )
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