【MAN.UTD×Tottenham】決勝点はオウンゴール。マン・ユナイテッド、課題だらけの辛勝スタート!
4分、さっそく怖れていたことが起こりかけました。ハリー・ケインの前線への浮き球にCBが裏を取られ、エリクセンがロメロの頭越しを狙うシュート。これは惜しくもバーを越えましたが、プレシーズンとは異なるCBコンビに不安が漂います。シュナイデルランは、彼らしいロングフィードもありながら、中盤でボールを失うシーンのほうが目立ちます。ルーク・ショーもCBもハリー・ケインに翻弄されるシーンが多く、今シーズンのプレミアリーグ初ゴールは白いユニフォームのものとなりそうな雲行きです。15分を過ぎても、マンチェスター・ユナイテッドにはシュートがありません。
ロメロの勇気ある飛び出しもあり、ピンチを逃れていたマン・ユナイテッドにワンチャンスが舞い込んできたのは21分でした。ハーフライン手前でベンタレブのパスミスをインターセプトしたのはマタ。ここからデパイにつなぎ、縦に走ったアシュリー・ヤングにすかさずボールが通ると、攻勢に入っていたスパーズのゴール前はガラ空き。ルーニーがどフリーです。ラストパスを受けたキャプテンがダイレクトで打てずにカイル・ウォーカーに追いつかれますが、SBがカットしたボールはフォルムの手の先を抜けてゴールに転がり込んでしまいました。プレミアリーグ2015-16最初のゴールは白いユニフォームの選手でしたが、スコアはホームチームの1-0。まさかのオウンゴールです。
これでマンチェスター・ユナイテッドはラクになりました。プレシーズンマッチで好調だったアシュリー・ヤングの突破が冴え、マタやデパイにシュートチャンスがやってきます。35分には、アルデルヴァイレルトのパスミスをシュナイデルランがインターセプトして、中央に入ったマタが強引にシュート。最初のシュートはDFにブロックされ、2発めは枠の外に流れたものの、チャンスはすべてホームチーム。ハリー・ケインとエリクセンはゲームから完全に消えています。前半は、マンチェスター・ユナイテッドが中盤の出足のよさで攻め込み、スパーズは手をこまねいたまま終わりました。ポチェッティーノ監督に打開策がなければ、アウェイチームは何も収穫がないままゲームを終えてしまいそうです。
49分、ルーク・ショーが組み立てた左サイドの崩しから中央のデパイがミドル。ペースを握るのは相変わらずマンチェスター・ユナイテッドです。シャドリの仕掛けから徐々にチャンスをつかみ始めたトッテナムは、52分にベンタレブをライアン・メイソン。前線への攻撃的なアプローチを充実させる狙いでしょう。57分にエリクセンが中に入れたFKをロメロがキャッチすると、ここでシュヴァインシュタイガーの登場です。キャリックを下げるという采配にはびっくりしましたが、シュナイデルランのしつこい守備をそのまま残したかったのでしょう。64分、31番をつけたドイツ代表がさっそく見せてくれました。右サイドへの長いパスからルーニーがクロス。クリアを拾ったアシュリー・ヤングのシュートはフォルムにセーブされますが、今後に期待を抱かせる攻撃です。
68分、ファン・ハール監督の2枚めは、積極性に欠けたデパイをエレーラ。73分にダルミアンのクロスを狙ったルーニーのダイレクトボレーはうまく当たらず、76分にもルーニーは直接FKを上げてしまいます。ブリント、スモーリング、ロメロの連携は御世辞にもいいとはいえず、最終盤はトッテナムの猛攻。84分にシャドリが左でフリーになったシーンは持ち過ぎてカットされ、直後にエリクセンが角度のないところから狙った一撃はロメロががっちりキャッチ。ハリー・ケインのヘディングシュートはスモーリングがブロックし、ラメラの落としを狙ったエリクセンのミドルはまたもやロメロがビッグセーブです。ルーク・ショー、ルーニーらが次々と足をつったマンチェスター・ユナイテッドは、集中力だけは最後まで切らしませんでした。薄氷を踏むようなという表現がぴったりな1-0。課題だらけながら、大きな大きな勝ち点3です。
ダルミアンを代えてから、トッテナムに左からの攻撃を許したファン・ハール監督は、追いつかれていれば采配ミスといわれていたでしょう。セーブは素晴らしかったロメロもフィードは危なっかしく、相変わらずCBコンビは不安定です。2トップといっていい並びだったデパイとルーニーのコンビは発展途上。最前線のはずのルーニーが中盤に下がりすぎるシーンが多く、ストライカーとして勝負するプレイが少ないのも気になりました。
希望が感じられたのは、両SBの攻撃と、シュナイデルランの献身的なチェイシング。シュヴァイニーはミスは目立ったものの、随所にいいパスがあり、プレミアリーグに慣れてくれば真価を発揮してくれるはずです。いや、それにしても危なかった。ハリー・ケインとエリクセン、シャドリは今季も危険な存在であることを確認させていただきました。昨季のプレミアリーグではしんどかった守備に改善の兆しがあるトッテナムは、チェルシーのマティッチのような攻守のコントローラーの役割を強化できれば、それだけでも相当強くなりそうです。
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トッテナムは3列目がずっと補強ポイントだと思うのですが
なかなか補強しないですよね
結局いつもの位置になりそう
なんか10人で戦ってる感じでしたね。ルーニーもひどかったので時折9人にすら感じました。
更新お疲れ様です。
見所は少なかったですがしっかり勝てたのは大きいですね。スモーリングには覚醒の予感を感じました。
デパイの時折見せるキレのよさはサイドに置いた方が機能しそうですね。しかしあれだけ攻撃を牽引してるヤングを控えにおける力はなさそうと考えてます。
ヤングとウォーカーの攻防はハイレベルでまさにプレミアでした。パワーとスピードをぶつけ合っててとても楽しかったです。
ユナイテッド戦見ました!!リバプールファンですけど、待ちに待ったプレミア開幕ですね!人のチームをとやかく言うレベルではないですが、ショウは今年も厳しそうですね…CB獲得してブリントをSBに固定出来れば…
とはいえ開幕勝利おめでとうございます(*´∀`)
シティさぽさん>
これから獲るのでしょうか。「まずはDF]という優先順位は間違ってないので、今月のアクション次第ですね。
グローリーグローリーさん>
デルミアンとシュナイデルランは、デビュー戦ということを考えれば先が楽しみです。アシュリー・ヤング、ルーク・ショー、マタはまずまずでしたが、他はしんどかったですね。
タカシさん>
デパイをサイドに置かないとすれば、デパイ前、ルーニーその後ろと役割をはっきりさせたほうがいいのではないかと思いました。ルーニーがいろんなことをやろうとしすぎてチームが混乱している感がありました。
ルーカスLOVEさん>
ありがとうございます!プレシーズンマッチでよかったルーク・ショーはやってくれると思います。
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センターバックにオタメンディあたりを獲得できれば面白くなりそう