2022.01.27 移籍ニュース2021-22移籍ニュース
復活の足掛かりを築いてほしい。売却候補となったデル・アリの未来を思う。
ジャック・ウィルシャーが最も輝いていたのは、18歳だった2010-11シーズンでした。プレミアリーグ35試合1ゴール3アシスト。ニューイヤーズデーに30歳になったMFは、あの年以降の10シーズンは、プレミアリーグで30試合に出場したシーズンは1度もありません。アーセン・ヴェンゲルの下を離れたのは、26歳のときでした。ウェストハムとボーンマスでも負傷に見舞われ、現在はプレイする場を失っています。
デル・アリが最も輝いていたのは、20歳だった2016-17シーズンでした。プレミアリーグ37試合18ゴール9アシスト。2015年2月に18歳でスパーズと契約し、半年後にファーストチームデビューを果たしたプレーメイカーは、初年度から33試合10ゴール9アシストという素晴らしいスタッツを残しています。2年めの大ブレイクで、イングランド代表のトップ下の座は10年安泰なのではないかと思われたのですが…。
2021-22シーズンが終わったとき、デル・アリは26歳です。2018-19シーズンから負傷欠場が増えたスパーズの20番にとって、2019-20シーズンのポチェッティーノ解任は大きなターニングポイントでした。後任はジョゼ・モウリーニョ。ハリー・ケインの後ろからゴールを狙う役割をまかされ、最初の5試合で4ゴール3アシストという数字を残した後、フットボールに取り組む姿勢を非難する指揮官との溝が徐々に深くなっていきました。
2020-21シーズン、エヴァートンとの開幕戦はハーフタイムにチェンジ。プレミアリーグの前半戦の出場時間は74分に留まり、腱を痛めた後、復帰した2月からも調子は上がりませんでした。モウリーニョが解任となり、最後の5試合は先発出場を果たしたのですが、ひとたび狂った歯車は元に戻りません。リーグ戦15試合ノーゴール。4年前とは別人です。
ヌーノ監督が就任した今季も、最初の5試合に先発してからベンチが定位置となりました。アントニオ・コンテ就任後も、プレミアリーグ10試合のうちスタメンはわずか2試合。スパーズで居場所を失った元イングランド代表は、今や売却候補となっています。獲得を検討中といわれているのは、ブライトン、ニューカッスル、バーンリー、エヴァートン、サウサンプトン。いずれも、レギュラーで出場できそうなクラブです。
2016-17シーズンにボーンマスに貸し出されたジャック・ウィルシャーは、持ち前のパスワークで司令塔の役割を果たし、チームのTOP10フィニッシュに貢献しました。デル・アリも、チームの構想外となっている現状をチャンスと捉え、信頼してくれる監督の下で復活の足掛かりを築いていただければと思います。
ひと世代上のレフティと同様に、度重なる負傷に能力を削られたのか。エキセントリックな指揮官との確執の末に、モチベーションを落としてしまったのか。彼もまた、いずれ行き場を失ってしまうのでしょうか。ジャック・ウィルシャー、デル・アリ、ロス・バークリー、ダニエル・スタリッジ。ユーロ2016のイングランド代表のメンバーを見ると、思わずため息がこぼれます。彼はまだ26歳、まだ間に合う…。
デル・アリが最も輝いていたのは、20歳だった2016-17シーズンでした。プレミアリーグ37試合18ゴール9アシスト。2015年2月に18歳でスパーズと契約し、半年後にファーストチームデビューを果たしたプレーメイカーは、初年度から33試合10ゴール9アシストという素晴らしいスタッツを残しています。2年めの大ブレイクで、イングランド代表のトップ下の座は10年安泰なのではないかと思われたのですが…。
2021-22シーズンが終わったとき、デル・アリは26歳です。2018-19シーズンから負傷欠場が増えたスパーズの20番にとって、2019-20シーズンのポチェッティーノ解任は大きなターニングポイントでした。後任はジョゼ・モウリーニョ。ハリー・ケインの後ろからゴールを狙う役割をまかされ、最初の5試合で4ゴール3アシストという数字を残した後、フットボールに取り組む姿勢を非難する指揮官との溝が徐々に深くなっていきました。
2020-21シーズン、エヴァートンとの開幕戦はハーフタイムにチェンジ。プレミアリーグの前半戦の出場時間は74分に留まり、腱を痛めた後、復帰した2月からも調子は上がりませんでした。モウリーニョが解任となり、最後の5試合は先発出場を果たしたのですが、ひとたび狂った歯車は元に戻りません。リーグ戦15試合ノーゴール。4年前とは別人です。
ヌーノ監督が就任した今季も、最初の5試合に先発してからベンチが定位置となりました。アントニオ・コンテ就任後も、プレミアリーグ10試合のうちスタメンはわずか2試合。スパーズで居場所を失った元イングランド代表は、今や売却候補となっています。獲得を検討中といわれているのは、ブライトン、ニューカッスル、バーンリー、エヴァートン、サウサンプトン。いずれも、レギュラーで出場できそうなクラブです。
2016-17シーズンにボーンマスに貸し出されたジャック・ウィルシャーは、持ち前のパスワークで司令塔の役割を果たし、チームのTOP10フィニッシュに貢献しました。デル・アリも、チームの構想外となっている現状をチャンスと捉え、信頼してくれる監督の下で復活の足掛かりを築いていただければと思います。
ひと世代上のレフティと同様に、度重なる負傷に能力を削られたのか。エキセントリックな指揮官との確執の末に、モチベーションを落としてしまったのか。彼もまた、いずれ行き場を失ってしまうのでしょうか。ジャック・ウィルシャー、デル・アリ、ロス・バークリー、ダニエル・スタリッジ。ユーロ2016のイングランド代表のメンバーを見ると、思わずため息がこぼれます。彼はまだ26歳、まだ間に合う…。
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