2022.02.09 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Newcastle×Everton】負傷者続出のランパード、交代策が機能せず完敗スタート!
FAカップ4回戦は、ブレントフォードに4-1で圧勝。初陣を飾ったフランク・ランパードの最初のプレミアリーグは、セント・ジェームズ・パークで開催されるニューカッスルとの一戦です。エディ・ハウがやってきてからのプレミアリーグ10試合は、2勝4分4敗。19位に停滞するニューカッスルは、16位とのシックスポインターを落とすわけにはいかず、キックオフから積極的に攻めています。
ランパード監督は、1月に獲得したデル・アリとファン・デ・ベークをベンチに置いています。中盤センターはアランとアンドレ・ゴメス、アウトサイドにタウンゼントとコールマン、デマライ・グレイとアンソニー・ゴードンの前にリシャルリソンを配する3-4-2-1。サン=マクシマン、ライアン・フレイザー、クリス・ウッドを前線に並べたホームチームは、厳しいプレスをかけて前で奪おうとしており、ジョンジョ・シェルヴィは積極的に上がってミドル狙っています。
12分にリシャルリソンが右から打ったミドルは、ファーポストの外。ランパードのチームは、どこでボールを奪おうとしているのかが曖昧です。23分、右サイドでボールをキープしたデマライ・グレイが、パスを出した後に交代を要求するジェスチャー。座り込んでしまったウインガーは続行不可能で、ランパード監督は急遽デル・アリを投入しました。
35分、今度は守備の要のジェリー・ミナがリタイア。ランパード監督の2枚めは、19歳のジャラッド・ブランスウェイトです。トラブル続きの新指揮官がガッツポーズを見せたのは、直後のセットピースでした。FKが中央に入り、競り合いのこぼれ球が左のホルゲートの前に落下。左足のシュートをゴール前に入ったトリッピアーがカットすると、ラッセルズに当たったボールがゴールに転がりました。
殊勲のホルゲートと落胆のラッセルズは、108秒後に真逆の立場になりました。右からのCKをラッセルズがヘッドで叩くと、バーにヒットしたボールがホルゲートを直撃してゴールイン。1-1となった前半の終了間際にサン=マクシマンが右サイドを蹂躙し、完璧なグラウンダーがジョエリントンの前に転がりますが、力んだアタッカーは空振りでチャンスを逃しました。
後半も、攻めているのはニューカッスル。中盤を仕切ってほしいデル・アリは消えています。55分の勝ち越しゴールの仕掛け人は、やはり10番です。ボックス左に侵入したサン=マクシマンが縦に持ってコールマンを振り切り、左足で中央に浮かすと、強引に押し込んだのはライアン・フレイザー。61分にリシャルリソンが壁の足元を狙ったFKは、うまく抜けずに跳ね返されてしまいます。
ランパード監督は、残り1枚のカードを61分に切りました。アンドレ・ゴメスに代えてファン・デ・ベーク。63分に左から入れたサン=マクシマンのグラウンダーもきわどいボールでした。ニューカッスルが勝負を決めたのは、79分。冬のマーケットで移籍してきたキーラン・トリッピアーが右隅に収めたFKはパーフェクトでした。
ニューカッスルの勝因はサン=マクシマン、エヴァートンの敗因はデル・アリといっても乱暴に聞こえないぐらい、両者のパフォーマンスは対照的でした。ニューカッスルのエースは、パス成功率50%ながら、ドリブル成功10本!ボックスの左右をかきまわしたテクニシャンは、キーパス3本とオンターゲット2本を記録し、決勝ゴールをお膳立てしています。
対するエヴァートンのニューフェイスはパス成功率59%で、敵陣で通したのは9本のみ。ランパード監督は、リードした最終盤に慣らし運転をさせられればと考えていたのではないでしょうか。トラブル対応としては、フィットしていないプレーメイカーより、カルヴァート・ルーウィンやイオビを優先したほうがよかったのかもしれません。就任2戦めの監督にとっては、厳しい展開でした。
年明けからのプレミアリーグは2勝1分と好調のニューカッスルの次節は、充実補強のアストン・ヴィラ。18位ノリッジと3ポイント差のエヴァートンは、ひとつ上にいるリーズです。冬の補強総額1位と2位は、残留を果たせるでしょうか。より心配なのは、キーマンを続々と失っているマージーサイドですが…。
ランパード監督は、1月に獲得したデル・アリとファン・デ・ベークをベンチに置いています。中盤センターはアランとアンドレ・ゴメス、アウトサイドにタウンゼントとコールマン、デマライ・グレイとアンソニー・ゴードンの前にリシャルリソンを配する3-4-2-1。サン=マクシマン、ライアン・フレイザー、クリス・ウッドを前線に並べたホームチームは、厳しいプレスをかけて前で奪おうとしており、ジョンジョ・シェルヴィは積極的に上がってミドル狙っています。
12分にリシャルリソンが右から打ったミドルは、ファーポストの外。ランパードのチームは、どこでボールを奪おうとしているのかが曖昧です。23分、右サイドでボールをキープしたデマライ・グレイが、パスを出した後に交代を要求するジェスチャー。座り込んでしまったウインガーは続行不可能で、ランパード監督は急遽デル・アリを投入しました。
35分、今度は守備の要のジェリー・ミナがリタイア。ランパード監督の2枚めは、19歳のジャラッド・ブランスウェイトです。トラブル続きの新指揮官がガッツポーズを見せたのは、直後のセットピースでした。FKが中央に入り、競り合いのこぼれ球が左のホルゲートの前に落下。左足のシュートをゴール前に入ったトリッピアーがカットすると、ラッセルズに当たったボールがゴールに転がりました。
殊勲のホルゲートと落胆のラッセルズは、108秒後に真逆の立場になりました。右からのCKをラッセルズがヘッドで叩くと、バーにヒットしたボールがホルゲートを直撃してゴールイン。1-1となった前半の終了間際にサン=マクシマンが右サイドを蹂躙し、完璧なグラウンダーがジョエリントンの前に転がりますが、力んだアタッカーは空振りでチャンスを逃しました。
後半も、攻めているのはニューカッスル。中盤を仕切ってほしいデル・アリは消えています。55分の勝ち越しゴールの仕掛け人は、やはり10番です。ボックス左に侵入したサン=マクシマンが縦に持ってコールマンを振り切り、左足で中央に浮かすと、強引に押し込んだのはライアン・フレイザー。61分にリシャルリソンが壁の足元を狙ったFKは、うまく抜けずに跳ね返されてしまいます。
ランパード監督は、残り1枚のカードを61分に切りました。アンドレ・ゴメスに代えてファン・デ・ベーク。63分に左から入れたサン=マクシマンのグラウンダーもきわどいボールでした。ニューカッスルが勝負を決めたのは、79分。冬のマーケットで移籍してきたキーラン・トリッピアーが右隅に収めたFKはパーフェクトでした。
ニューカッスルの勝因はサン=マクシマン、エヴァートンの敗因はデル・アリといっても乱暴に聞こえないぐらい、両者のパフォーマンスは対照的でした。ニューカッスルのエースは、パス成功率50%ながら、ドリブル成功10本!ボックスの左右をかきまわしたテクニシャンは、キーパス3本とオンターゲット2本を記録し、決勝ゴールをお膳立てしています。
対するエヴァートンのニューフェイスはパス成功率59%で、敵陣で通したのは9本のみ。ランパード監督は、リードした最終盤に慣らし運転をさせられればと考えていたのではないでしょうか。トラブル対応としては、フィットしていないプレーメイカーより、カルヴァート・ルーウィンやイオビを優先したほうがよかったのかもしれません。就任2戦めの監督にとっては、厳しい展開でした。
年明けからのプレミアリーグは2勝1分と好調のニューカッスルの次節は、充実補強のアストン・ヴィラ。18位ノリッジと3ポイント差のエヴァートンは、ひとつ上にいるリーズです。冬の補強総額1位と2位は、残留を果たせるでしょうか。より心配なのは、キーマンを続々と失っているマージーサイドですが…。
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