まさに急転直下!開幕2戦未勝利のチェルシーにペドロ・ロドリゲス獲得報道!
移籍金は2100万ポンド(約40億7000万円)と報じられており、マンチェスター・ユナイテッドが1700万ポンド云々で交渉をしているところに、チェルシーが「うちはバイアウト条項にある金額をちゃんと払いますよ」と入っていったようです。また、一説によると「マンチェスター・ユナイテッドはファン・ハール監督の意向で最終的には撤退した」ともいわれています。事実はわかりませんが、ファン・ハール監督がプレミアリーグ開幕後のヤヌザイのプレイを見て、ペドロに投資すべきではないと判断したのなら辻褄は合います。マンチェスター・ユナイテッドの中盤は、デパイ、アシュリー・ヤング、バレンシア、マタ、フェライニ、エレーラに若手のアンドレアス・ペレイラ、リンガード、ヤヌザイと攻撃的な選手の頭数は元々揃っており、ここにペドロが入ってきたら誰が出ていくことになるのだろうと思っておりました。このうえは、「ペドロは獲らなかったけれど、ペレイラやヤヌザイが大成長して攻撃力は格段に上がった」と振り返れるようなシーズンを過ごしてもらえればと思います。
ライバルクラブから見れば、チェルシーのペドロ獲得は「そのポジションは従前より検討されていたお話でしょう」と流せますが、ジョン・ストーンズを獲られるとやっかいでしょう。優勝した昨季のプレミアリーグでは鉄壁だったテリー、ケーヒル、イヴァノヴィッチ、アスピリクエタという布陣に、開幕からの2試合では綻びが見えており、どこかで劣化が進んでいるのか単なるコンディションの問題なのか、わからない状態。ストーンズの加入は、チェルシーの守備における「見えない不安」を一掃してしまう可能性があります。それにしても、21歳でイングランド代表のレギュラーにも定着していない選手、いや、プレミアリーグ30試合出場に1度も届いていないエヴァートンの準レギュラーだったCBに4000万ポンド(約77億6000万円)は高すぎます。過去、プレミアリーグにおけるイングランド人DFの最高額はマンチェスター・ユナイテッドがリオ・ファーディナンド獲得に払った3000万ポンドでしたが、当時のリオは日韓ワールドカップに中心メンバーとして出場していた選手でした。
ご本人は、新シーズンはレギュラーとしてプレイできて、先輩ジャギエルカからいろいろ学べるエヴァートンを離れる気はないとおっしゃっておりましたが、4回めといわれるこの高額オファーが事実であれば、エヴァートンは無視できないかもしれません。チェルシーからすれば、どうしてもほしい選手を「出す気はない」といわれれば、手段を選ばずお金で振り向かせる以外にないわけですが…。イングランド人の優秀な選手が増えれば「ホームグロウン狂騒曲」は収まるのだと信じてはいるものの、昨今の移籍金の額を聞くと、これはさすがに心臓に悪いなと思います。
プレミアリーグ関係者のみなさまには、モウリーニョ監督に「タイトルをお金で買っている」と揶揄されても、むきになって反論したり高めのオファーを思いとどまったりなさらないほうがよろしいかとご忠告申し上げます。上記2件とも、まだ未決定ではありますが、モウリーニョ監督は昨季も「補強は終了」とおっしゃってからロイク・レミーやドログバを獲得しており、移籍市場における前言撤回はお手のもの。変なリアクションをすると「忍法ハシゴ外し」を喰らい、バカをみるのはみなさまのほうでございます。もとい、ストーンズはお値段が気になるものの、ペドロ・ロドリゲスはクリーンヒットではないでしょうか。これが決まれば、サニャでアザールを抑えにいって勝利をつかんだマンチェスター・シティは、逆サイドのコラロフにはがんがんオーバーラップさせていたものの、そうもいかなくなりそうです。今シーズンの移籍市場は8月に入ってからは意外と静かで、このまま穏やかに終わるのではないかと思っていたのですが、残り2週間弱、まだまだ何かが起こりそうです。
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ペドロのチェルシー移籍決まりましたね‼︎
シティズンさん>
強くなっちゃいそうですね!