【Swansea×MAN.UTD】絶品アイェウ!カウンター2発でマンチェスター・ユナイテッドは逆転負け!
キックオフからマン・ユナイテッドのラッシュです。シュナイデルランが攻め上がって波状攻撃を仕掛け、デパイのFKがGKファビアンスキを襲い、マタのミドルはバーの上。しかし5分を過ぎるとスワンズが普段の自分たちを取り戻し、縦に速い攻撃でブリントとスモーリングを後ろに戻らせます。シュヴァイニーとシュナイデルランに積極的に前に出る姿勢が見られ、進化を感じさせるマン・ユナイテッドではあるものの、ルーニーとデパイにボールがおさまらずチャンスが創れません。17分、縦パス1本でルーニーが抜け出すも、必死で戻ったアシュリー・ウィリアムズが切り返しをカット。20分にデパイ、エレーラとつながって右のマタが惜しいシュートを放ったシーンは、先制点への期待が高まります。
25分、スウォンジーに決定的なチャンスが訪れます。右からのクロスをバフェティンビ・ゴミスが後ろに逸らすと、ブリントを振り切ったシグルズソンのシュートはわずかにポストの左。2分後にシェルヴィのスルーパスを受けたゴミスは、ブリントをかわしてスモーリングの手前でコントロールショットを放つも、左のポストに当たって枠にはいきません。やはり気になるのはルーニーです。チャンピオンズリーグでハットトリックを決めたのが嘘のようにプレミアリーグではシュートミスが多く、スルーパスでフリーになってもファビアンスキがダイビングキャッチするシーンすらありません。
0-0で折り返した後半、シェルヴィのFKをロメロがキャッチした後の48分。ルーク・ショーが自陣から強引にドリブルを仕掛けて3人を置き去りにすると、ニアに走っていたルーニーに柔らかいクロス。これが逆サイドに抜けると、ファーから飛び込んだのはファン・マタでした。右足のシュートはゴール右上に吸い込まれ、アウェイチームがついに先制です。0-1となった直後、デパイのグラウンダーに足を伸ばしたアシュリー・ウィリアムズのクリアがゴールに向かってしまい、ファビアンスキがぎりぎりのセーブで追加点を阻みます。58分、モンク監督はルートリッジを下げてキ・ソンヨンを投入。中盤に厚みを築いて前線へのフィードを増やそうという狙いでしょう。
すると61分、スワンズの同点ゴールはカウンター。右サイドのシグルズソンのクロスに飛び込み、完璧なヘディングシュートを叩きつけたのはアイェウでした。これで勢いに乗ったスウォンジー。プレミアリーグでは初めての失点を喫したマンチェスター・ユナイテッドは冷静さを失ってしまいます。66分、シェルヴィからはじまった2度めのカウンターは、右サイドで受けたアイェウがアウトにかけた絶妙のラストパス。ブリントとダルミアンの間から抜けたバフェティンビ・ゴミスのシュートがロメロの脇をすり抜け、プレミアリーグ開幕から4戦連続ゴールというクラブ記録を達成です。世界じゅうでライブを観ていたマン・ユナイテッドサポーターは、同時に「デ・ヘアなら足で止めていた…」とつぶやいたのではないでしょうか。
追いつきたいファン・ハール監督は、キャリック、アシュリー・ヤング、フェライニを次々と投入。フェライニの頭に合わせる戦術は、長いボールが不正確で決定機につながりません。87分、DFラインの裏に抜けたルーニーは、なぜアシュリー・ウイリアムズにカットされる前に打てなかったのでしょうか。デパイ、ルーク・ショーはミスをすると下を向きます。ファーギーの時代には、このチームの選手にそんなシーンはありませんでした。1-2、タイムアップ。リヴァプール、チェルシーに続き、今節はマンチェスター・ユナイテッドも敗戦に終わりました。スウォンジーは、マンチェスター・ユナイテッドに対してプレミアリーグ3連勝です。
シュートを打てない最前線、何度もマークを外されるCB、キックミスが多くキャッチングにも安定を欠くGK。マンチェスター・ユナイテッドは、以前から脆弱だといわれていたポジションがついに綻びを見せました。しかし私は、たった1試合の結果で、後出しジャンケンのようにやっぱりダメじゃないかなどとはいいたくありません。この夏はいい補強ができました。今の戦力をしっかり組織化すれば、プレミアリーグの優勝争いに食い込めるものと信じています。ファン・ハール監督にはカウンター対応の精度を上げていただき、ブリントやロメロにはリヴァプール戦で名誉挽回となる好プレーを見せてもらえればと思います。
スワンズサポーターのみなさん、強がり半分とはいえ冒頭に怖くないなどと書いてしまい、すみませんでした。粗削りだったシェルヴィとゴミスは素晴らしい選手に成長したと思います。そして、アイェウです。決勝点のあのパスを出せる選手は、プレミアリーグのTOP7にもそうそういないでしょう。サコ、ボラシェ、キャバイェ、インレル、シャキリ、ボージャン、アイェウ、シェルヴィ…他国なら欧州の大会とは無縁な小規模クラブにはいないような選手が、当たり前のようにプレイしているのが今季のプレミアリーグなのです。今後も、中堅・下位クラブが起こす番狂わせはおさまらないでしょう。4試合を消化してチャンピオンズリーグ出場圏内にいるのは、クリスタル・パレス、レスター、スウォンジーです。(アンドレ・アイェウ 写真著作者/Pierre-Yves Beaudouin)
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ルーニーはゴール前のモタつきがらしくない
判断力が鈍ってるというか
一点決めればまた鋭さが戻ってくると思うけどマンUサポからすると相当心配でしょうね
それにしても本当に今シーズンのプレミアは中堅や下位にクラブの顔になるような選手が入ってきてレベルが高い
ニューカッスルのトーヴァンも顔になっていくでしょうね
今までだましだましやっていたブリントも、やはりフィジカル対決に持ちこまれると難しいことを確認させられましたね。昨年、マクネアがルカクを完全に封じ込んでいた試合があったと思ったので、ブリント→マクネアでもよかったのではないかと今更ながらに思います。
あと交代がよくわかりません。シュナイデルランを下げたのはイエローもらっていたからでしょうが、ヤングを入れるのはいいとして、なぜメンフィスを下げなかったのでしょうか。走らないメンフィスが左・ヤングを苦手な右、ヤング左・マタ右のほうが遥かによかったと思います。ブルージュ戦でのメンフィス→フェライニのゴールがファンハールの頭によぎったのかもしれませんが、今日のメンフィスにはそんなことは期待できませんでした。
そしてなによりGK。ロメロは体が重そうでしたし、あれならジョンストンを使ってほしかったです。次節にはトランスファーマーケットが閉まっているでしょうから、デヘアがきっと使われると思うので、それに期待したいですね。
更新お疲れ様です。
スワンズは素晴らしかったです。特にシェルヴェイとコークの中盤は圧巻でした。そして後半途中からのキソンヨン投入での3センターになって、勝負ありでしたね。モンク監督の采配が光りました。
逆にユナイテッドは、采配に疑問符が付きます。なぜデパイではなくマタを交代させたのか?そもそも昨季から攻撃の要となっていたヤングをなぜスタメンで使わないのか?僕には少し分かり兼ねますね。
あとブリントのCBはいい加減限界ですね。本人は頑張っているでしょうがスモーリングへの負担が大きすぎます。
エレーラ、マタ、シュナイデルラン。彼らを下げたのは間違いなはずです。最悪だったデパイ、シュバイニーを率先して下げるべきだったはずです。LVGの教え子優先がでたのがみえみえで許せない。デパイに関してはスタメンから降ろすべきでしょう。体力も精神力もまだまだPLには足りなすぎる。後半のダラダラしたプレーや守備を疎かにする態度はイライラしますね。守備免状されるのは類いまれな才能を攻撃の時に発揮できる天才選手のみでデパイは違います。ベンチで周りの選手のプレーをみて、ユナイテッドの選手としてどうあるべきなのかを知るべきです。後半の投入からの方が思いきりできて、彼のためにもいいでしょう。アザールやコウチーニョのプレーも見てほしいですね。LVGの名将としての手腕はPLでは54%の勝率。いい監督が出回っているなら、シーズン中で彼を切ってもいいぐらいです。彼の言っていた1年の時間を使いました。金を使い補強を沢山しました。なのに54%。新加入が沢山いるから。などは言い訳にならないはずです。チーム状態は去年のチームと似ています。開幕は良い形も作れずシーズン終わりに少し良い形ができて4位フィニッシュが見えます。去年からの積み上げかまるでない。LVGはここまで何も出来ない監督だったのか….このまま無能にならない事を祈ります。
おっしゃる通り、ユナイテッドのウィークポイントが一気に表に引っ張り出された試合でしたね。オフェンスの方はコンディショニングを整えればまだなんとかなるかもしれませんが、ディフェンス面はどうするんでしょうか?チームとしてのディフェンス組織をいくら構築しても個の力で圧倒的に負けてる選手がいては失点は減りませんよね。プレミアリーグには早くて強いストライカーがたくさんいます。彼らに最終ラインをズタズタにされるよりビルドアップってのは大事なんでしょうか?あとGK。ファン・ハール監督バルデスに土下座して謝ってみてはいかがでしょうか。デヘア問題も後手後手で最悪な形で着地しそうですし、代わりの選手も今からでは獲得できないでしょうし。